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1日の重み

母親が遊びにきています。逆帰省とでもいうのかな。
母は屋久島に移るまで20年以上、千葉に住んでいたのだけど、成田山に行ったことがないというので行ってみた。

思ってたよりは観光客は多かったけど、年末はやはり空いている。
表参道から少し離れた駐車場には係員もおらず、自由に止めてくださいという感じだった。

恐らく明日の大晦日に備えてみんなお休み。英気を養ってるはず。
除夜の鐘を皮切りに、恐らく1年で最も忙しい1週間が始まるから。

新勝寺の境内に入ると、あちらこちらに準備中の看板が。
正しくない表現だと思うけど、1年で一番の書き入れ時。余念がない。
気になって調べると、なんと三が日だけで300万人が訪れるらしい。1年の参拝者の3割がたった3日間に集中する。パレートの法則も崩壊してますね。

ざっと境内を見回してみる。数えられないけど、たぶん1000人いないくらいじゃないかな。視界に50人以上がいっぺんに入ることはない感じ。
前日比1000倍くらいの混雑になるんでしょう。

明日の24時にはこのスペースに百人は写るのでは。

参拝後には名物の鰻重を食べて、お土産屋さんを巡ってのんびり散策。一番人気の駿河屋は驚異の3時間待ちだったけど、ほかのお店は待ち時間なく入れました。

その帰りにお正月のおせちを仕入れに、うちの近所のイトーヨーカ堂に寄っりました。

数の子、黒豆、伊達巻、蒲鉾、栗きんとん、ごまめ(田作り)、昆布巻き

お正月商戦でおせちの特設売場ができてる。
レギュラー売場と特設売場で売られてるものは、グレードがまったく違います。
普段使いの食材(R)と百貨店レベルの高級食材(S)。SはスペシャルのSね。

蒲鉾は R300円・S1200円
黒豆は R200円・S800円

大雑把ですが、こんな感じです。
蒲鉾は気持ちが大きくなって最上級なものを購入したけど、黒豆はレギュラー品で。笑

お正月という特別感だけで、価格が3、4倍になっても買ってしまう。
クリスマスというだけで、KFCに1時間並んでしまう。
普通の日だったらそんなことしないのにね。

365分の1なのに、1日の重みが半端ない。

商売人ならその重みを当然に享受するべきです。
でも生活者の立場なら人が求めない時こそチャンス。
1日ずらすのが最高のパフォーマンスになる。逆張りで。
シーズンオフ、ローシーズン、クリアランスを狙ってコスパ重視。

でもね、やりすぎると情緒のないつまらない奴って思われちゃうから適度にね。

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