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オジさんと言われたくない心理はどこから

突然に閃いた。
なぜオジさんと言われると複雑な気持ちになるのか。その理由が。

逆にお兄さんと言われるのも複雑。
最近はオジイさんの領域になってきたからかそうでもないけど、小さな子どものお母さんなどが気を遣って、「ほら、お兄さんにお礼言いなさい」とか、オジさんと言わずにお兄さんと呼ばせようとするのは、なんとも気恥ずかしく、リアクションに困ったりもする。

関西人のように誰にでもお姉さんというのとは、ちょっと違う。

いま54歳で普通に自分のことをオジさんと言うし、子どもにオジさんと呼ばれても全く嫌な気がしない。

けど、なんかオジさんとカテゴライズされると、ちょっと複雑な気持ちになることがあるのはなんだろう。

ジャムおじさんや、りくろーおじさんが、おじいちゃんっぽいから、仲間になりたくないわけでもない。むしろ愛されてていいよね。かくありたいわ。

そして先日、日経ビジネスをみてて気がついたのですが。
その原因は「働かないおじさん問題」からではないかと。

若者の芽をつぶすとか
DXが進まない原因とか
リスク取らないとか
過去の成功体験に固執するとか
イノベーションを阻害してるとか

なんか、そんな風に言われてる。
自分のことを棚にあげさせていただきますけど、確かにそういう人は多いです。若者でないぼくも辟易とすることもあるし、同世代として痛々しく感じたりもする。ぼくはそうならないように気をつけたいとも思ってる。

一方で同族として、ちょっと抵抗したい気持ちもある。
「別にそれってオジさんだけではなく、オバさんだってそうじゃん。」
ぼくの心の中の声が漏れてます。笑

でも待てよ。
日本の女性管理職の割合は9.4%(2022年TDB調べ)なのだから、働かないオバさん(失礼!)どころか、オバさん(失礼!)自体がいない。状況的には、むしろ働いてるオバさん(失礼!)しかいないだろう。

オジさんたちが、オジさん帝国を作ったが故に「働かないおじさん」のレッテルが貼られるようになっちゃったのね。

まぁ理由はなんであれ「あなたは〇〇です」ってカテゴライズされると、よい気分しないことは多いから、気をつけましょう。


付記:
ちなみに、労働人口における女性の比率は44%(2019年厚労省調べ)なので、働く女性は半数近くになってますね。

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