見出し画像

旅が大切な理由

島根県雲南市に2泊3日のワーケーションに行きました。旅しながら働くことをワーケーションといいます。フリーランスだとどちらかといえば働きながら旅することかな。

旅が大切な理由ってなんでしょう?いや、そもそも旅は大事なものなん?笑
一応、ググってみたら、そういうことを解説してる本がありました。ググるとなんでもあるな。笑

自分が思いつくことは、たいてい誰かが既に思いついている。
そういえばシアトルの師匠が教えてくれたっけ。

著者は「旅とは、未知の音、噂、慣習と相対することだ。当初は不安になり心が混乱したとしても何とかなるものだ。旅に出れば、一つの問題にも解決法が何種類かあることを知って心が落ち着くようになる」とも書いています。「唯一の正解」を探そうと前のめりになりがちな現代人の視野を広げてくれるのが旅なのです。

「旅の効用 〜人はなぜ移動するのか」(Pアンデション)の書評より(草思社)

本は読んでないので何とも言えないけど、旅を求めるのは遊牧民だったからというのはピンとこないかな。無計画な一人旅がいいんだ、というのもわかるけど、そんな大層なものかなと思ったり。

旅とは。
出会いと別れみたいなもの。
大切な人に気づくから、別れの時には幸せを祈って手を振る。
日々の営みから離れるから、暮らしのありがたさや、ほしの美しさに気づく。そしてせつなさを感じる。胸が痛むほどに。
大切なことは大体オザケンが歌ってる。笑

ぼくなりの旅の効用はこんな感じ。

・人との交流
・文化と出会う
・自然とふれあう
・歴史を知る
・土地のものを味わえる

少し違う文脈では、
・足跡を残す
・お土産を買う
などもあるけど、これは効用というより目的。こういうことを目的にしちゃうと、史跡に落書きなんてしてしまうんだろうね。

今まで出会わなかった人・もの・時間軸などと交差することや、いつもと違う空気、水、食べ物、情報などを身体に取り入れる作業。

抽象化すると、交換作業が旅の作用なのかな。動的平衡しながら、アップデートしてるイメージ。

そして、今回の旅ではさらに新しい価値に気づいた。

それは、習慣がリセットされること。
惰性でやってることに気がついて、何が大切なことかを浮き彫りにしてくれる。

やらなあかんと思ってたことができなくなり、手放してみて初めて、それが単なる依存だったと知る。
ワーケーションだったからこそ、それがはっきりしたのかも。
仕事でよくいう「止めてみる」というやつ。やめてみたら、意外と問題なく回っちゃうやつ。

自分の限られた時間をどう使うのか、それを改めて考える機会になった。
旅の効用の一つとして、習慣の交換と名付けよう。

リアルに会うことの意味にも気づいたんだけど、それはまた別の機会に話したいと思います。

今回のエッセイは、1週間も疑問マガジンを書けなかった言い訳を、あえて書かなかったことにして正当化したものです。途中で気がついたあなたはとても鋭い。

旅に出るからといって約束を反故にしてはいけませんね。本当にごめんなさいでした。


ここから先は

0字

この記事は現在販売されていません

いただいたサポートは次の創作に役立てます。 これからもどうぞよろしくお願いします。