見出し画像

6月26日(水)アニメ『怪獣8号』を見て、あの日諦めたものを思い出す

2024年6月26日(水)#よせやい太郎のミニ日記

今日は、アニメ『怪獣8号』を見た。

Amazonプライムで今出ているすべて、1〜11話まで見たんだけど、これが面白いのなんのって。

ここ最近、Amazonプライムのおかげでアニメはよく見るようになったんだけど、こういうアニメを見ているとオレはよく思うことがあって。

子供の時に見たかったなぁ〜!!って。

オレは子供の時、あんま裕福っていう環境じゃなかったこともあって、少年時代に漫画を読むって習慣がなくて。

小学校高学年ぐらいの時に友達の家に行ったら「ドラゴンボールZ」の全巻がズラーーーーっと並んでで、なんて言っていいかわからない感情を抱いたことがある。

あの時、言語化することができなかったあの感情ってのは、たぶん、羨ましい、だと思う。

卑しい感情を持っていたであろう当時のオレとしては、羨ましい、と思ってしまうことは何か危険な感じがしたんだろう。

羨ましいということは、欲しいってこと。
だけど、それを手に入れることはできない環境。
じゃあ、盗もう。

そうなることがわかったのか、まぁあの当時のオレにそこまで考えることは出来なかったんだろうけど、それでもあの時、オレは明確にこう思ったことは覚えてる。

「オレは、興味ない」

たぶん、手に入れることを諦めたんだと思う。

でも、盗むぐらいなら諦める方がよかったかもしれない。

とはいえ、あの諦めた感情をこんなおじさんになって思い出すなんて思いもしなかった。

あの頃諦めたことが、オレの人格構成に少なからず影響したんじゃないか。

そんなことをふと思う。

なんでかっていうと、今まで漫画とかにオレはあんまり触れないで生きてきたんだけど、漫画の主人公とか登場人物たちを見ていると、もうね、なんて気持ちいい奴らばっかなんだよ、と思うわけで。

まぁ「そりゃ〜漫画だからだろ」って思うかもだけど、でも、実際にこういう漫画に出てくるような精神性みたいなものを持っている奴に歳をとって出くわしたりするから面白くて。

オレの同期にど〜ぶるって奴がいんだけど、コイツが本当に漫画から飛び出してきたみたいな奴で。

ずーっとふざけてるんだけど、いざやるときは男らしくやる、みたいな。

しかも、たまに吐く言葉が漫画の主人公たちが吐きそうなクセエことを何気もなく言うから、たぶんアイツは漫画の世界からマジで飛び出してきたんだと思う。

そう思うと、アイツの動きカクカクしてることが多いから、たぶんアニメじゃなくて漫画から出てきたんだろう。

ただ、本人はカッコつけて言ってるってわけもないから、自分がクセエこと言ったってことも気がついてないんだけど、それもまた漫画っぽくて。

たぶんだけど、こういうのって子供の頃からずーっと漫画を読み続けてきたから自然と出ている表現方法なんだろうな、と思う。

やっぱり、人間ってのは自分が見てきたモノや触れてきたことでしか表現できないから、いざって時にたぶんポロッと出るのはそういう部分で。

とはいえ、オレだってオレなりの人生を歩んできたから、別にオレなりの言葉ってのはちゃんと持ってはいるんだけど、でも、こうやってアニメ見たり漫画を読んだりしていると、我慢していたなにかが溢れてきて爆発しそうになる。

あの日諦めた感情を、今から取り直していきたいぃぃぃ!!

そんなことを思って、今日も今日とてアニメ『怪獣8号』を見たんだけど、またいつものように打ちのめされた。

どうしたって日比野カフカみたいな精神には憧れるんだけど、やっぱり結局のところ、オレはカフカの同僚の解体処理清掃のオッサンたちの言葉が気になった。

「カフカは頑張ってるからなぁ〜アイツは偉いよ…うん…」

別に作者の意図としてはカフカを応援する言葉として描いたセリフに違いないんだけど、オレは悲しい視点でモノを見てしまうクセがあって。

このおじさんたちも、自分の何かしらやりたかったことを諦めたんじゃねぇのか?

カフカは頑張ってるからなぁ〜、じゃなくて、お前も頑張れよ!!!

そう言ってくれる人がいないんなら、自分だけでもいいから言ってやれよ!!

自分、頑張れ!!!って。

そんなことを思って、ふと、、、

あっ!!少しだけ、ほんの少しだけ漫画の主人公っぽい考え方になってる!!!

そう気づいて、頬を少しだけ赤らめた。


【7月ライブ】


■7/13(土)『笑ステ』
19時〜1000円@池袋ゲキパ

■7/20(土)ユニットライブ『クッキージョー』
19:15〜1500円@新宿ブリーカー

■7/22(月)ピン芸人ユニットライブ『ピンハネ』
19時〜1000円@中野シアターかざあな(新井薬師前駅)

■他にも出ます!!

▼ご予約▼
yoseyai111@gmail.com

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?