[日記] にじ性癖の2人に殺される

にじさんじ性癖コンビの話です。推敲無しでごちゃごちゃな文章です。

ざっくり言うとにじさんじの女性ライバー二人がひたすらいちゃいちゃしているコンテンツなんですけれど。他では到底成立しないようなガチの関係の前に言葉というのはただただ無力。

性癖コンビの良さ、一言でいうと関係性がガチなところで、今日の配信を見るまでそのベースは恋愛感情なのかなと思ってましたが今日の配信でそれが揺らぎましたね。いやでも多分性癖コンビがこんなに刺さるのは2人の関係が恋愛的だからだとは思うんですよね。性欲が介在した相互の巨大な好意と独占排他的感情。

この形態のコンテンツが成立しているのって極めて奇跡的なことだと思っていて、
・バーチャルであること
・百合であること
・過剰な身体的接触
・既存の言葉で規定されない関係性
・ライバーであること
が揃っていないと多分こうはなっていない。

基本的に恋愛関係のいちゃいちゃをコンテンツにする場合の難しさに「生々しさ」というのがあると思っていて、これが強いとアダルトなコンテンツに近づくんですよね。どんなものに生々しさを感じるかは人それぞれだと思うので、以下は僕(異性愛者男性)の場合の例だとして読んでほしいんですけど。全部は合意されなくてもある程度合意される部分があると思っています。

「バーチャルであること」は生々しさを軽減するうえで重要な要因で、性癖コンビがやっていることを実写でやるとかなり性的に見えるだろうというのがあります。性癖コンビの場合、キャラクターとしての関係性のために現実との乖離があり、コンテンツとして楽しめるくらいにはリアルさが中和されています。また2Dモデルですべての動きが画面に反映されるわけでもないため、実際の動きや接触は映らず、言葉によってのみ起こっていることを伝えられるという形になっています。これも直接的な描写を避けることで生々しさを軽減する効果があります。かといって完全にフィクションとして見れるかというとそうではなく、実在性が伝わってくるので虚構として受け流されることもない。

「百合であること」つまり女同士であることは、これは主観がかなり入りますが、まず男女関係だと性欲にどうしても意識がいってしまう。自分が異性愛者男性だからなおさら意識してしまうのかもしれないですが、男性の性欲ってかなり生々しくないですか?女性同士だと男性の性欲が存在しないのでそこを気にせずに見ることができるというのが正直助かります。女性リスナーはどうなんですかね。BLも自分はあんまり得意ではないです。男女だとぐんかんくらいの距離感がギリギリという感覚があります。

「過剰な身体的接触」助かりますね。女性V同士の仲良くてえてえみたいなやつは数多あれど、がっつり触れ合っていくのは相当な好意が無いとなかなか成り立たない、一般的な女性がどうかは分からないんですが恋愛的感情持ってないとそこまでせんやろ!?と思わせてくれるレベルでいちゃついて身体的接触をしているのでガチ感が半端ない。けど上述した理由でギリギリのところで許容できる生々しさになっているという奇跡のバランスが発生しており、リアリティが最大になっている。結果として人が死にます。

「既存の言葉で規定されない関係性」は付き合うとか性的対象であるとかの確定情報を出さないことで性癖コンビという関係の唯一性がことさら強調されて、百合カップルを見に来てるんじゃないんだ性癖コンビを見に来ているんだという感じが高まってよい。ここはまあ確定情報出てもそこまで大きく面白さは損なわれないと思うものの、既存の言葉にあてはめないというのはかなりよくて、〇〇だったら普通こうだろみたいにならないのがいいですね。

最後に「ライバーであること」、二人はバーチャルライバーとして出会ってライバーとして活動していて、そこが起点になっているからプライベートでいちゃいちゃするんではなくてそれを配信に乗せて、コンテンツとして提供している。いや裏で好きなだけ2人の時間を過ごしてもらってという感じなんですが、その一部をコンテンツとして配信してくれていることに圧倒的な感謝を感じるとともに、ライバーとしての矜持を見ている気持ちになります。実際2人が配信者でなかったら我々はそれを見ることはできていないし、配信に乗せないという決定をしていても同じく見ることはできないわけです。そこを健屋花那・白雪巴はコンテンツだから、面白いと思ってもらえることを提供したい、幸せを共有したいとライバーとして表に出していくところが、単純な仲良しカップルではなく性癖コンビというありえんコンテンツを成立させている一番の鍵になっていると思うのです。単純に好き同士というだけでなく、ライバー・エンターテイナーとしてお互い高めあっている関係にあるのも大変によいですよね。

あと地味に2人がにじさんじでよかったという気持ちもあります。多分こういうコンテンツに対して受け入れられないという人も一定数はいて、攻撃的になってしまう人もいるとは思うんですけど、それをはるかに上回る支持層がいるはずで、それがきちんと需要として可視化されているであろうことは続けていくうえでかなり重要になっていると思っています。まあ正直リスナーの需要なんて聞かずに2人の思うままに過ごしていただければそれが一番リスナーの求めているものであるとは思うんですけども。

最終的に何が言いたいかというと、こんな奇跡的なコンテンツを見せてくれてありがとうということと、正直リスナーのことはいいから幸せに生きていてくれという気持ちなんですけど、それはそれとして今後も殺されるタイミングがあれば嬉々として駆け付ける所存です。性癖コンビの配信みると「は?意味わからん…」しか言えなくなる。誘い受け健屋はずるいと思います。

現場からは以上です。

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