【漢字山脈】 「塒」←読めたらすごい! 「と」で始まる言葉山!#04
「漢字山脈」へようこそ!
どんどん読んで目指せ10000m!「漢字山脈」のお時間がやってきました。
ここにそびえ立つのはたくさんの難読漢字たちが積み重なってできた「漢字山脈」。あなたはその攻略を目指す漢字クライマーです。
行く手を阻む難読漢字たちを読み解くことによって、あなたは山脈を登り進むことができます!
山頂に近づくにつれ、より難易度の高い難読漢字が出題されます…!
あなたの漢字知識と経験を活かし、是非チャレンジしてみてください!
今日の山脈 : 「と」で始まる言葉山
今日の山脈は「と」で始まる言葉山!読み方が「と」で始まる様々な難読漢字が立ちはだかります!
あなたはどこまで登れるでしょうか?
4番の「心太」は「瓊脂」とも書きます!夏に食べたいあの食べ物ですよ〜!
6番の「塒」はある動物の状態を表す漢字です。「蜷局」という表記も有名です!
10番の「隧道」は音読みで「ずいどう」と読みますが、外来語ではなんと読むでしょう…?
正解は…
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正解はこのようになっています!
2番の「轟(とどろ)く」は会意文字(すでにある漢字の意味を組み合わせて作られた漢字)のひとつ。
たくさんの車が行き交う様子から「轟音(ごうおん)」という意味を表します。
7番の「塒(とぐろ)」は「とや」「ねぐら」とも読む漢字です。
ヘビが渦巻状に体を巻いて寝る様子を「塒(とぐろ)を巻く」と表現します!
12番は「迸(とばっち)り」。「迸(ほとばし)る」とも読む漢字です。
「ほとばしる」=「とばしる」→「とばしり」→「とばっちり」と変化したと考えると、確かに語感が似ていますね!
そしてさらなる高みへ…!
ここから先は想像を絶するような超難問が立ちはだかります…。頂点に君臨する難読漢字たちを踏破し、山頂で快哉を叫びましょう!
13番の「華表」は音読みで「かひょう」と読むのが一般的です。日本独自のあの建造物です!
14番は「筋斗」。「筋斗雲(觔斗雲)」の「筋斗(きんと)」の意味を考えたらわかるかも…?
そして最難関の15番、「遐靉靆」。この超難読漢字、あなたは読めますか…?
正解は…
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正解はこのようになっています!
13番は「華表(とりい)」です。中国では華の形をした道路標識を表していたとされています。
漢検の勉強中に目にした方もいるかもしれません…!
14番は「筋斗(とんぼがえり)」。「翻筋斗」とも表記し、そちらは「もんどり」という読み方が有名です。
どちらも「宙返り」という意味があります!
15番は「遐靉靆(とおめがね)」でした。
「遐」は「とおい」という意味、「靉靆」は「雲がたなびく」という意味の熟語です。
望遠鏡や双眼鏡の古い呼び方とされています!
以上、今日の漢字山脈でした。あなたはどこまで登ることができましたか?
最後までお読みいただきありがとうございました!
参考文献
10 |東京堂出版『読んで楽しむ 当て字・難読語の辞典』
13, 14 |遊子館『日本難訓難語大辞典』
15 |万粼堂・平楽寺『新撰異訓熟字類編』
その他 |
公益財団法人 日本漢字能力検定協会『漢検漢字辞典』
岩波書店『広辞苑 第七版』
小学館『デジタル大辞泉』
三省堂『大辞林 4.0』
(著者・編者 略)
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