今の話

住野よるです~。



もう二月も最終日、気づけば「恋とそれとあと全部」の発売日まで過ぎてしまっておりました😵

ツイッターの方では言ってもらったんですが、小説新潮という雑誌の三月号で「滅亡型サボタージュ」っていう短編を発表もしました。(これはいつか本になると思うのですがいつかは不明ですん)

そんなことも告知せずに何してたかというと新しい仕事机を見に行ったりしていました🤗

「恋とそれとあと全部」を早速ご購入くださった方、まだだけど興味を持ってくださってる方、心からありがとうございます🐑🕊


「恋とそれとあと全部」の話をちょいとします。ネタバレしないつもりですが、気になる方はスキップしてくださいませ。

このお話を書く上で最初に決めたことがありました。

それは、帯にもある「どの瞬間も、恋だ」の通り、恋愛の話をするなら絶対に現在進行形の恋を書くことです。

大人があのころは云々と言って相手と再会したりしなかったりではなく、今!好きな人が!!いる!!って気持ちの話にしようと決めました。

そこには、Nコンで初めての状況の中を奮闘される高校生の皆さんとの出会いがあったり、世の中を〇〇の頃に戻そうって言ってる大人達へのちょっとした違和感があったり、ま、色々なんですが。

とにかく、今この瞬間とそこから先の未来にこそ価値がある、ってことを念頭に置いて書きました。もちろん違う価値観のことも他の小説では書いてますので、僕の中でも絶対のものではないです。ともかく、「恋とそれとあと全部」では。

ということで急に、何年間も溜めていたスケジュール帳を全部捨ててみました🥳

いやね、めえめえ(「恋とそれとあと全部」の主人公)や、サブレ(めえめえが好きな女の子)に今を望んでいるのに、僕が過去の記録くらい捨てられなくてどうすると思い。いつか困るんですかね? 困ったら自分で笑うことにします。

最後にぱらぱら読み返したところ、どうやら僕は初めて担当さんと会った日にPOLYSICSのライブを見にいったらしいです。

僕一人が持ってるスケジュール帳と違って、小説はどうやら残り続けるようなので、今年読んでくださった方にも、十年後読んでくださった方にも、時代性を超えた気持ちの「今」を感じ取ってもらえたら嬉しいなーなんて思います。

ひょっとしたらこんな時代があったんだーなんて思われるだけかもしれませんが!

時が流れるのは早いですねー。




新曲を出し続けてるバンドが好き~。

ポップしなないでの新アルバム「戦略的生存」よいですね~。


おやすみちゃーん。