思い込みでも


「女って俺がいなくても冬服とか買うんだな。」

とか、当然のことに気づくことがある。
俺と別れた女が服を買い替えるのを見る度に、不思議な気持ちになった。人間生きていれば服を買うし、季節は過ぎてそれで彼女も変わる。裸で過ごしてるわけじゃないんだ。当然だ。四季におりおりの生活ってそういうもんだ。何も東京に限った話じゃない。
でも俺は、そんな筈はなくとも俺のために服を買うという建前に、思い上がり甚しくも、思い込みだとしても彼女たちの乙女性、愛しているを感じていた。女が服を買うのは俺がいるからだと思っていた。自立した女ってあれだな 舐めてんな

俺と付き合ってた頃は依存的であったり愛しているというそれだけで無償に2人の維持に奉公していた女が、自立したカッケー女 に変貌し、俺のそばを離れることがよくあるけど、俺ってあれなのか メンヘラの登竜門的存在として国家に登録されていて、国から送り込まれたメンヘラの逆ケースワーカーをさせられているんだ きっと 辛いよ人生は

きっと俺は親父に似てモラハラ気質なんだろうなと思う。元カノは俺のことをいつまでも好きだと思っている みたいなヤバい男センサーに見事に引っかかるタイプだし。
てめえこの野郎泣き止め!!!をマジで言いそうだし、愛しているの形を常に自分に都合がいいように捉えて、それを強制して 疲れた
きっとあなたのようになる きっとあなたのようになるその残りの時間を やさしさだと勘違いして生きていくんだな 尊大な態度も、たてた大きな音も

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