わかりあえないの先にあるもの

「わかりあえないを超える」が今のキーワード。
NVCの先生が訳された本の題名（笑）

人は違って当たり前。
同じ意見になることはない。
わかってはいるけれど、やはり違う意見に出会うと動揺してしまうこともある。

無意識に自分の意見は正しいと思ってるのかも。

そうだね。
自分の意見が間違っているわけじゃない。
だけど、相手の意見も間違ってるわけじゃない。
それぞれの正しさがあって、それぞれの願いがある。

大事なのは、方法じゃなくて、何を大切にしたいのか。
どちらも大事にしたいことは同じだけれど、いいと思う手段が違うことも。

悪口を言ったり、批判をするのは簡単なこと。
そして、気持ちを吐き出せば、気持ちはスッキリするかもしれない。
だけど、それだけじゃ何も解決しない。
欲しい未来は手に入らない。

それを超えるにはどうしたらいいのか・・・。
どちらも善意。
どちらも本当に大事にしたいことは同じ。

対立ではなく、共同を。
一緒の方向に向かえば、協力し合えるはず。

間向かうのではなく、同じ方向を向いてみる。
相手から見えている景色はどんなのだろう。
そこでわかることもあるかもしれない。

分かり合えないを超えていく。
色々な立場があって、色々な正しさがあって・・。
それらを超えても欲しいものはなんだろう？
ヴィジョンが必要なのかな。

私も、あの人も、かの人も・・・。
それぞれ立場が違っても、欲しい未来が同じなら
協力し合えるのかな。

同じ未来を目指せるのなら、違うことはむしろ力になるのかも。
私のできないことをあの人が。かの人が。
私も、かの人もできないことをあの人が。
私も、あの人もできないことをかの人が。
かの人もあの人もできないことを私が。
そうやって補い合えるのかもしれない。

どんな未来がいいだろう。
それぞれができるものを差し出して作り上げる未来。
それはとても豊かなこと。

違うこと。
それは時には障壁にも見えてしまうけれど。
それを超えた先には豊かさが待っている。

そうだね。
もうちょっと頑張ってみようかな。
願いは同じ。

少し利害は異なるけれど、
それをも超えて、欲しい未来へ。

子どもたちが安心して、自分の命を伸ばしていけるように。
未来を切り開いていけるように。

みんなが安心を手に入れて、表現する世界はどんな世界なのかな。
そんな豊かな世界をのぞいてみたいから。
もう少し　今にとどまってみよう。

どんな未来が欲しいのか。
自分の心に聞いてみよう。

世界はみんなつながっている。
私もあの人も、かの人も。
心の奥底にあるみんなの願い。
そんなものもあるかもしれない。

今は心を鎮めて、
そっと耳を澄ませてみよう。
聞こえてくるかな。
みんなの願い。

分かり合えないを超えていく。
みんなで創る豊かな未来を手に入れるために。