看板の言葉がスッと効いた日

昨日、面接がありまして・・・早速今日結果が届きました。
はい、お見送りという形になりましたとさ。

落ちた理由も教えてもらったのですが「やっぱりか」と思いました。
受け答えもうまくできない部分があったり、試験課題も時間内に完成させることができませんでしたから。

少し凹みましたが、正直、ホッとしている自分がいます。何となく合わない職場(職種も、かも)だなと思っていたので。選択肢がこれで一つ消え、ある意味身軽になりました。ていうか、これは本来なら在学中にやるべきことだったのですよ・・・(本当に遅い)。

一度も挑戦をせずに未練を残すようなことは、したくなかったんです。実際にやってみて感じることが大事だと思っています。

面接の帰り道に、雨も降っていたしバスが来るまで一時間あったので、どこかに時間つぶせそうなカフェ(なるべく安いところ)はないかなぁと思って商店街をブラブラしていたら、ふと立て看板が目に入ったんですね。
そこに喫茶店の名前が書いてありまして。一瞬迷ったのですが、入ってみることにしました。


建物と建物の間の、ひっそりとした小道にその喫茶店はありました。扉を押した途端、ママさんと煙草の煙の匂いにお出迎えされ、スーツに匂いがつくかなぁ・・・と思いましたが、構わず奥の席に進みました(栗川はヘビースモーカーの父がいる為、煙草の匂いには慣れてます←好きではないけれど)。
その時のお客さんは私と、おじいさん二人組だけでした。

店内は静かにジャズ(だった記憶)が流れていて、全体的に薄暗く、落ち着いた空間でした。窓際の席がハリーポッターに出てきそうな装飾がされていて、味がありました。古き良き昭和の純喫茶。存続は大変かもしれませんが、令和でもずっと残っていってほしいものです。

その後、取り敢えずチーズケーキを注文。そのチーズケーキが美味しくて。こじんまりとした見た目とは裏腹に、スパイスが効いていました。

何でしょう。デジタルな仕事の面接を受けた後にこういう空間に行くとホッとしますね。私は若い人が大勢いる会社も、お年寄りばかりの会社も両方苦手かもしれません。というか、常に人とコミュニケーションを取らないといけない仕事が苦手なのかも。
合理性重視みたいな。どちらかというと、純喫茶のように合理性を超えたものが好きです。必要ムダといいますか。(はぁ、やっぱりITやデジタルマーケティングの世界は不向きなのかな)

店を出て、その純喫茶の看板を見たのですが、いい言葉が書いてありました。特に印象に残った締めの文を紹介します。

「たかがコーヒー、されどコーヒー。」

いつもなら「ほう、いい文だね」で終わってしまうかもしれないのですが、面接を終えた後の自分には、何かスッと効いた言葉でした。デジタルだけではなく看板のデザインみたいに、実際に触れて感じられる三次元のデザインも良いものだなぁと感じた瞬間でした。

年間休日数が少ないから渋っていたけれど、看板屋に行ってみるのもアリなのかなと思ったり(単純な人)。焦らず派遣をしながら気長に探した方が良いのだろうか。でもそんなこと言っていたらキリが無いような気がします。今週中に次のアクションを起こさねば。



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