東京の風

私事では御座いますが、先日引っ越しをしました。

東京の風、なにも知らない街へ

5年間住んだ街はとてつもなく過ごしやすく、足りないものがなにひとつない環境で

だいすきな人たち、だいすきなお店が沢山増えて
増えれば増えるほど、失くしたくない気持ちで息苦しくなっていくのを感じていました。

そんなもどかしさから引っ越しを決意、
住み慣れたこの街からは電車で一時間もかかる、それはそれは遠いところです。

もう少し近くに住めばこんなセンチメンタルに押し潰されることも無かったのだろうけれど、
それにはどこも思い出が多すぎた。

これから増えるどんな思い出も色を重ねていくと黒に近くなる。
なにも思い出の無い、真っ白な土地で新たな色を描いていこうと思いました。

失くしたくない気持ちで息苦しかったのなら、
自分から手離してやろうと。なんて自分勝手なのだ、と思います。

そう長くない人生の中のこれ以上をこの街で過ごしていくには少し長すぎると思ったんです。


東京と西と東では、まったく街が違います。
それを知りたくて 体感してみたくて、新しい街は東方面です。

どんな人に会えるのか、どんな生活になるのか、
寂しさと同じくらいにワクワクしています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?