マガジンのカバー画像

使用されたフォトギャラリー

925
マイフォトがクリエーターさんに使われて嬉しいのでこちらのノートを作成しました。
運営しているクリエイター

#シャツ

ナガサカ2

第7話 ミナトの子供? ササミが「今日、ミナトと待ち合わせをして居るから家を出るね」と朝早くにヒトミに挨拶をして家を出た。 ササミが「ミナト?どうしてこんな所に?」と思わず電柱の陰に隠れた。 ミナトが「お?待った?」と見知らぬ女性と親しそうに話をして居た。 ササミが「誰?あの子」と見知らぬ女性に目が付いた。 ミナトが「あ、今日誰かと待ち合わせをして居たような?まぁー、良いか。行こう」と見知らぬ女性にすっとぼけた様な顔をして2人で仲良く、遊園地に行ってお昼を食べて居た

ナガサカ2

第6話  ごめんな ササミは、携帯を見ながらも「誰からも連絡が来て居ないわ」と呟いて居た。 ササミは、自室で本を読みながら、寝そべって居た。 その頃、ミナトは「あれ?珍しくササミから連絡が無いな」と不思議そうに音のならない携帯を眺めて居た。 ササミが徐に、携帯からミナトに通話を掛けたが、全然出る気配がなく諦めた。 ヒトミが「何?そんなに溜息をついて、ため息ばかりだと幸せが逃げちゃうわよ」とササミに語りかけた。 ササミが「だって、ミナトからも連絡が無いのに、どうやっ

ナガサカ2

第5話  本当の幸せって ミナトが「今日は、デート行くって約束をしたんだけど、ちょっと用事ができちゃってさ。ごめんな」と平謝りをした。 ササミは「どうしても、私の用事よりも大事な事?」とミナトに尋ねた。 ミナトは「しょうがないだろう?俺にも用事があるんだから」と、ササミに楯突いた。 ササミは、「しょうがないだろうって、もういいよ」とミナトを見て、すぐに振り返り帰って行った。 ミナトは「ちぇっ、逃げちまった」とササミに対して、かんしゃくを起こした。 本当の幸せって何

ナガサカ2

第4話  ササミ ヒトミが「ササミ、あんた今日学校じゃないの?」とササミを起こしに来た。 ササミが、「今何時?」とヒトミに尋ねると、ヒトミが「今は、7時よ。そろそろご飯食べていかないと遅刻するわよ」とヒトミに注意された。 ササミが「じゃ、そろそろご飯を食べて行くわ」とヒトミに話をして、ヒトミの作った料理を食べて居た。 母親は、私達の小さい頃に亡くなって居たのだ。 写真立てに笑顔で映る母親のユウコが、今でも生きて居るかのように見えた。 ササミは「じゃ、行って来ます」

ナガサカ2

第3話 恐る恐る ヒトミが「さっき、にゃって言わなかった?」とササミと口裏を合わせた。 ササミが「どうかしら?何かの聞き間違いでは無いですか?」とヒトミを宥めた。 ヒトミが「そうね?もしかしたら聞き間違いかも知れないわね?」とササミに返事をした。 ササミが「ふー、何で猫語が度々出て来るのかしら?そのためのフォローが大変よ」と嫌な汗を掻いた。 そうして、ハルカは、英一のアパートのクレナソウに帰って来た。 ハルカは「ただいま」と英一のアパートに帰って来るなり、腰を落と

ナガサカ2

第2話 突然の訪問者 ササミが「あら?何か外が騒がしい様ですが」とヒトミの近くに寄って来た。 ヒトミが「あ、この人が家の前で立ち止まって驚いて居る様だから、話をして居た所よ」とササミに声を掛けた。 ササミが「あら。確か英一の彼女さんのハルカさんでしたよね?どうしてこんな所まで」と驚いて見て居た。 ハルカが「そうだね?中々、ササミさんが皆と打ち解けないから心配で家まで来て見たの」とササミに声を掛けた。 ササミが「そんな事の為だけに来てくれたんですか?」とさらに驚いて居

ナガサカ 2

第1話 ある日のこと 私の側に居るのは、長坂 英一。 そして、私はハルカ。 黒猫だった私は、ある日この飼い主に飼われる事ににゃったのだが、つい猫語が出てしまう。 カノカは、「英一?あんた、ハルカと横に居て何して居るのよ」とキツく話すのは、英一の元カノ。 カノカが「ササミも何とか言ってあげてよ」と怒り狂って居た。 ササミは「何とかって言われてもね?2人仲良しなら良いんじゃないかしら?」と苦笑いを浮かべて居た。 カノカが「だから、言わんこっちゃないのよ」とまた不怪訝

ナガサカ

第8話 ハルカが2人? 英一が「おいおい、ハルカが2人?」と2人の顔が英一の前にあった。 ハルカが「私が、ハルカです。こっちは私の飼い主さんのマナエさんです。間違えないで下さい」と顔が膨れて居た。 英一が「あ、ごめんごめん。俺の勘違いで、こちらさんが人間だったのか?」とマナエの顔を見た。 マナエが「ちぇっ、折角騙して、彼氏作ろうと思って居たのに、私の方がハルカより可愛いと思うけど」とハルカの事を横目で睨んで居た。 ハルカが「黙りなさい。あなたがしゃしゃり出て来なければ、今頃

ナガサカ

第7話 マナエ マナエが「英一さん!ボーっとして、どうしたんですか?」と英一に声を掛けた。 英一は「え?あ、ごめんなさい。マナエさん」とマナエに謝った。 英一は「いや、こうやって付き合えて、夢の様だなと思って」とマナエに幸せそうな顔をして居た。 マナエは「あら?それは、良かったです。ただ、何も無い毎日が、平凡で良いですね」とまったりして居た。 公園のベンチに座っていると、ササミが来て「あら?英ちゃんよね?こんな所で何をしているの?」と後ろから声を掛けられて、英一は後ろを振り

ナガサカ

第6話 ナガサカ 部屋にキツイ香水の匂いがして居た。 カノカが「英一、英一?あ、起きた」とカノカの膝枕で眠って居たのだろうか? 英一は「あれ?俺は、確か自分の茶の間で寝て居たはずじゃ?」と疑問に思って首を傾げた。 カノカが「さっきから英一を呼んで居るのに、起きないんだもの」と面倒臭そうに言った。 英一は部屋の周りを見渡すと「確か、此処に猫は居なかったか?」とカノカに尋ねると、カノカ「へ?猫?そんなの前から居なかったでしょう?」と周りの皆が口を揃えて言っているみたいな感じがし

ナガサカ

第5話 居ない 英一が「ハルカ、帰ったぞ?お腹空いたろう?」と家の中に入って来た。 ハルカは、どこにも居なかった。 英一が慌てて、カーテンがめくれている、窓際を見て居た。 ベランダから、足跡が見えて、英一が「まさか?此処から飛び降りたのか?すごい運動神経だ」と関心していた。 英一が「そんな事をして居る場合じゃ無かった。ハルカーハルカー」と大きな声で、道なりに歩いて行くと、ハルカは、草原で眠っていたのか、ハルカの靴が見えた。 ハルカは、「にゃー?どうして此処まで連れて来たにゃ

ナガサカ

第4話  朝起きて 英一は「重たい」と目を覚ますと、ハルカが「みゃー?私がそんなに重たいにゃ?」と英一の身体の上に乗っていた。 英一は「お前、ハルカ?胸が顔に当たってる」とハルカに伝えると、ハルカが「みゃー、ごめんにゃー」と英一に謝る仕草をした。 朝の陽の光が、カーテンを開けると、部屋に入って来た。 ハルカが「みゃー。あったかくてぬくぬくにゃー」とまた、目を擦り眠ろうとして居た。 英一が「あ、コイツ猫だったな?しかも、ご飯前に寝るとか?人間にはありえないよな」とハルカを見て

ナガサカ

第3話 あなたのそば カノカが「ね?あの子、どうするの?」と英一に尋ねた。 英一が「仕方ないだろうな?俺の家に住んでもらうしか無いし」とカノカと話し合って居る間、毛繕いをして、ミャーと横になって身体を丸くして寝て居た。 カノカが「あー、あの子。猫の時と同じ様に寝て居るわ。人間なのにはしたないわね?」といかにも猫を見る目で嫌な顔をして居た。 英一は「ふふ、でも、そんなに厳しくしなくても、気持ち良さそうに寝て居るよ」とハルカの身体を触ってなでなでして居ると、ハルカは元の猫の姿に

ナガサカ

第2話 匂い 英一は、「俺の家に行こう。もしかしたら元カノの洋服があったかもしれない」と、背がスラッとして居るハルカに、とても似合っていた。 黄色のショートパンツに、上は白Tシャツ、何ともスポーティーな格好であった。 英一は、「やっぱり似合って居るな?俺の目に狂いは無かった」と、写真をパチパチ撮り始めた。 ハルカは「何をするにゃ?私は、あなたのペットでも、モデルでもないにゃ」と猫語で喋って居るのが分かった。 英一のTシャツを脱ぎ、元カノの洋服を着せて居ると、ハルカが「この匂