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マカ贔屓の産駒ファイル 006 クロスパールの24・コパノマルコリーニの24・サーブルクイーンの24


こんにちは。
前回紹介したデロングスターの24ですが、セレクトセールでまさかの1億5000万落札。
種付料50万の馬の初年度産駒なんて4000万でも高めの予想かなと思っていたら、予想を遥かに上回って驚きどころではないです。
おかげで初年度からセレクトで億超えを出したという、種牡馬にとって大きな大きな箔がつきました。

金子オーナーは日本の宝です。本当にありがとうございます。



24-016 クロスパールの24 めす

母父 トーセンジョーダン
母成績 中央1勝
生産 日高 ファーミングヤナキタ

四代母がSex Appealということで、母クロスパールはいとこにアーモンドアイ。
そんな名牝系に、トーセンジョーダンとマカヒキを入れるマニアックな一頭。
クロスパールのこれまでの産駒もレーヴミストラルだったりエピカリスだったりするので、とりあえず安くおさえてますね。

母クロスパール自身はノーザン生まれのキャロット募集。
能力はある馬で、実質2走目で勝ち上がり。
その後、あまりの気の悪さや故障が重なって満足に走ることもままならず、4歳夏まで現役を続けながらわずか5戦+2除外で引退。
この気性が子に引き継がれないといいのですが、結構母の気性って出ますよね…

サンデーの3×4は強めですが、他はバランスのいい配合な気もします。
成長は奥手っぽいけど、芝の2000〜で見たいですね。
中央でデビューすることは少ない生産者さんですが、なんとか。


ちなみに祖母ホールロッタラヴは引退レースが竹之下騎手騎乗でした。




24-017 コパノマルコリーニの24 牡

母父 マヤノトップガン
母成績 地方0勝(園田)
生産 日高 前野牧場

貴重なマヤノトップガン肌。
父系、母父系ともにRoberto系で3×3のクロス持ちというなかなか攻めた血統を持つ母です。

現役時代は園田で1走しただけでしたが、繁殖としては優秀。
2番仔であるサイモンラムセス(牡・父ブラックタイド)は、8歳のシーズンに突然1000万下と1600万下を連勝してオープン入り。
9歳で挑んだ19年小倉大賞典では14番最低人気から逃げ粘って3着の大波乱を演じ、プライベートながら種牡馬入りも果たしました。
今年の2歳馬が初年度産駒。
ニシノヘレンドの22が世代唯一の産駒となっております。

続くクリノコマチ(めす・父サンライズペガサス)も3勝のと、サンライズペガサス産駒の中では数少ない活躍馬。

9番仔オパールムーン(めす・父ヴィクトワールピサ)も新馬勝ちからファンタジーS 2着の活躍。
2020年の阪神JFにて、ソダシ、サトノレイナス、ユーバーレーベン、メイケイエール、ヨカヨカという豪華すぎるメンバーに次ぐ6着の大健闘。
まだ本格化前&距離が合わなかったとはいえ、ジェラルディーナにはアタマ差先着しています。

他にも母の半兄プライドキムは全日本2歳優駿など交流重賞3勝。池添騎手の地方GⅠ級勝利は未だにこのひとつだけです。

20歳の高齢出産がさすがにネックではありますが、最後にもう一発、重賞で好走できる子が出るといいですね。
2歳で重賞好走する子と9歳で重賞好走する子の両方を出した母親に、3歳と8歳で重賞勝った父ですので、そういった面でも面白いかなと思います。

オパールムーンは短距離馬でしたが、トップガンやリアルシャダイの血があるので、やはり長い距離で見たいなと思います。



24-018 サーブルクイーンの24 牡

母父 キングズベスト
母成績 地方0勝
生産 新ひだか 田原橋本牧場

ドバイワールドカップを勝利し、日本で種牡馬としても活動したムーンバラッドの全妹となる祖母ヴェルヴェットクイーン。
繁殖として、3歳戦で活躍したデボネアや、現在障害レースで活躍中のネビーイームらを輩出。
その産駒のうちの一頭が母サーブルクイーンです。

サーブルクイーン自身は門別でデビューも、8戦未勝利で引退。
初仔は現在3歳のケイティバトラー(牡・父ファインニードル)。
まだ未勝利ですが、前走自己ベストの6着を記録。
今週土曜日に小倉で勝ち上がりに挑む予定です。
その後もタリスマニック、アメリカンペイトリオットと、出自がダーレーなだけにずっとダーレー種牡馬を付けていましたが、昨年突然マカヒキを種付。
どういう方針の変化があったのか気になります。

母父キングズベストがあまりパッとしないのが不安です。
距離はマイル〜2000あたりですかね。
ダートかもしれません。


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