セレクションセール2024! / #107 ヨロスーのノルマンディー日記
Tag! ヨロスーです。
7月22日から3日間にわたり、セレクションセールが開催されました。
セレクトでは全く存在感のなかったノルマンディー軍でしたが、セレクションではなんと7頭を購入!
当然今年秋の募集ラインナップに加わることになります。
今回はその7頭を紹介していきます。
サクセスベルーナの23 めす 鹿毛
父サートゥルナーリア 母父シンボリクリスエス
落札額 1760万
生産 浦河 高岸順一
体高157 胸囲176 管囲19.0
いきなりの大物サートゥルナーリア産駒。
ノルマンディーの狙い目のひとつとして、こういうまだ評価が定まってない大物新種牡馬産駒という概念があるので、人気も高まるのではないでしょうか。
母サクセスベルーナはなんでもないただの未勝利馬でしたが、その母サクセスビューティはフィリーズレビューの勝ち馬。
そしてサクセスベルーナの全兄にはあの名ダート馬サクセスブロッケン!!!!!!
種牡馬にはなれなかった彼の分まで同じ血を繋いでいく存在が彼女なのです。
初仔ムルシェラゴ(牡・父プリサイスエンド)が中央で1勝、高知で1勝、大井で6勝とそこそこ頑張り、3番仔ルナクレア(めす・父プリサイスエンド)は門別で5勝。重賞ヒダカソウカップを勝つ活躍を見せました。
ルナクレアの活躍のおかげか、ついに高級種牡馬をあてがってもらったサクセスベルーナ。
ダート向きのパワーに、サートゥルのスピードが加わっていい産駒になることを期待します。
一口がおそらく5.5万超えるので私は手が出ないと思いますが…
グレースグランドの23 牡 鹿毛
父ミッキーアイル 母父アドマイヤムーン
落札額 1650万
生産 静内 田中裕之
体高155 胸囲173 管囲20.0
母の半兄がスズカコーズウェイ、半弟がカデナと牝系はなかなか。
ほんとミッキーアイルの牡馬好きですね。
こんな好んでミッキーアイルの牡馬買うクラブなかなかないですよ。
きょうだいを見ても牡馬はバリバリのダートです。
仕上がりはあまり早い血統ではなく、結構奥手な感じじゃないでしょうか。
歩様動画もあったので見ましたが、かなりシャキシャキ歩いており、ミッキーアイルらしく気が強いタイプでしょうか。
パワーがありそうなのはいいですね。
適性はハッキリしてますし、最悪地方出戻りも望めそうなので、長い目で見る方にいいんじゃないでしょうか。
リスク自体は案外低そうな印象を受けました。
金額はそれなりに張りますが…
ハートオブスワローの23 牡 黒鹿毛
父ルーラーシップ 母父ハーツクライ
落札額 2860万
生産 浦河 村下農場
体高151 胸囲174 管囲19.5
今回の7頭の中の最高額。
三代母はあの「裸足のシンデレラ」オークス馬イソノルーブル。
そこにルーラーシップ×ハーツクライの超良血です。
トニービンのクロスもあり、キレ味抜群になりそうですね。
母の半兄に新潟2歳S勝ち馬で皐月賞、ダービーにも出走したモンストール。半弟にはディアマンミノルがいます。
間違いなく世代の目玉になる一頭でしょう。
芝2000〜2500あたりを主戦場に活躍してほしいですね。
ハートオブスワローの産駒としては2番仔のミヤギシリウス(牡・父アニマルキングダム)が盛岡デビューで3歳重賞をふたつ制覇する活躍。
母としての活力もしっかりありそうで、楽しみな馬です。
募集額は一口9万前後でしょうか。
ブラックカシミールがアレだったんでどこまで埋まるかが注目ですね。
これは埋まるべきだと思います。
アイリッシュビートの23 牡 黒鹿毛
父リオンディーズ 母父ハーツクライ
落札額 2530万
生産 浦河 高昭牧場
体高158 胸囲174 管囲20.0
名繁殖Not Before Timeの牝系で、叔父にブライアンセンスやエンデュミオン、大叔父にインカンテーションがいます。
母アイリッシュビートは中央1勝馬で、本馬は3番仔。
上の子がサガノオウマサン、ビートウマザンマイとなかなか癖のあるネーミング。
サガノオウマサンはパパノオウマサンとかも持ってる酒井オーナーですし、ウマザンマイも冠名なのでしかたないんですけどね。
この馬もノルマンディー会員にどんな名前をつけてもらえるかが最大の見どころでしょうか。
近親のインカンテーションらを見るとダートかな?と思いますが、Not Before Timeは欧州芝を輩出してますし、母アイリッシュビートも勝ち鞍は芝。
父リオンディーズもいう面からも芝ダートどちらの可能性もあるかなと思います。
リオンディーズ×ハーツクライだとインダストリアが代表格ですね。
この子が値段に見合う活躍できるかはわかりませんが、成功例がひとつあるとやりやすいですね。
シャンハイロックの23 めす 鹿毛
父モズアスコット 母父ロックオブジブラルタル
落札額 1540万
生産 日高 新生ファーム
体高151 胸囲174 管囲20.0
半兄にセントライト記念と京成杯を制し、皐月賞3着など中山で活躍したジェネラーレウーノ(父スクリーンヒーロー)がいる血統。
モズアスコット自体Miswakiなどそれなりのクロスを持っているので、クロスの濃い牝馬につけるのはどうなんでしょう。かなりリスキーかなと思います。
牝馬として腹のラインは非常に好みで、兄同様2000〜2400あたりで活躍してくれるかなと思うのですが、血統表はやはりもう少しすっきりとさせてほしかったところ。
実はジェネラーレウーノ以外のきょうだい8頭で中央勝ちゼロという当たり外れの激しい母。
一口5万はするでしょうし、私は手を出すタイプじゃないなという感じ。
ダンシングクイーンの23 めす 鹿毛
父インディチャンプ 母父Giant's Causeway
落札額 1980万
生産 日高 若林順一
体高153 胸囲175 管囲19.0
半姉に中山福島のマイル〜1800重賞で大活躍したクリノプレミアム(父オルフェーヴル)。
今回はオルフェと同じステイゴールド系のマイル王インディチャンプを父に迎えての産駒。
父母父メジロマックイーンがキングカメハメハになってるので、よりスピード寄りの1400m〜マイルタイプが出ますかね。
体高は低めですが胸囲はしっかりしており、もっと短いところかも。
歩様動画もありましたが、そこまで魅力には映らず。
最低限走るでしょうが、クリノプレミアムほどの大成気配は無いですかね。
ウイニフレッドの23 めす 鹿毛
父ダノンレジェンド 母父スペシャルウィーク
落札額 1155万
生産 門別 オリオンファーム
体高156 胸囲174 管囲19.8
半姉はセブンカラーズ。
昨年、デビューから無敗の8連勝で東海ダービーを制した名古屋の女王です。
コパノリッキーと相性がいいのか、ビュートランも名古屋で5勝、昨年デビューのコマゼロワンも名古屋3勝ときょうだいそろって名古屋で活躍中。
曽祖母は史上3頭目のケンタッキーダービー牝馬制覇を達成したWinning Colors。タップダンスシチーの叔母でもあります。
バリバリ米系血統の牝馬に、バリバリ米系のダノンレジェンド。
Storm Catが3×3と濃いのが気になりますが、気性で問題なければノルマンディーらしいダートで堅実に稼ぐ子になるんじゃないでしょうか。
歩様もテンポ良く前向きさもありそうで、楽しみな一頭です。
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