ブランド真贋 ~ブランドジュエリー~
この季節、買取査定に増えてくるブランドジュエリーの見積もり。
お客様が持ち込まれる1点1点に、査定に出す理由があるわけですが見積もりを出すまでにバイヤーが行わなければならない事は「検品」です。その「検品」の内容はそれぞれの会社においてもちろん、マニュアルというものが存在し、マニュアルに沿って行っていくわけですが主な検品内容としては①真贋 ②状態確認 ③価格帯の算定 があげられるのではないでしょうか。
①真贋
まずは「ブランドジュエリー」であるという点がポイントで、そこに気づかなければ地金査定として算出してしまいお客様からの信頼を失いかねません。
・刻印確認をしっかり行う
・貴金属であれば、刻印表記または証明書や鑑定書通りの素材であるかどうかを確認
※貴金属の検品方法はいくつかありますが、「ブランド品」ですので「傷をつけない」方法を選びましょう。傷をつけてしまった場合…その後の展開はお分かりになりますよね?
・ブランドの真贋をとる。
ここでももちろん真贋を怠りません。人気高額商品のコピージュエリーは多く出回っていますので注意しましょう。
②状態確認
お品物の状態を確認、ランク付けですね。
傷の状態、石取れは無いか、修理痕や付け足しの有無、イニシアルの有無、変色など。見落としのないようにしっかり確認しましょう。
③価格帯の算定
お品物の「中古」売買の価格相場を調べます。
自店での販売を視野に入れているのであれば、売り金額を算出しそこから買取金額を決定すればよいでしょう。
バッグなどのブランド品検品と同じ流れですが、地金検品が加わることが圧倒的に多いです。上記にも記しましたが、その時に必ず気を付けなければならないことは「傷をつけない」こと。
「ブシュロンですね~」と言いながら試金石の検査を行いますか?
という事です。
ブランドの価値観はもちろん人それぞれですが、それを踏まえ、お客様のご対応にあたる前には粗相のないように、ブランド名や刻印の種類、どのようなラインが流行しているのかくらいは頭に入れていきましょう。
ブランドジュエリーに限らず、地金買取の場合でも役に立ちます。
また、「傷をつけない査定」は買取初心者のお客様や、まだ売り悩んでおられる方から喜ばれる方法ですので臨機応変にご提案できるようにしていくことをお勧めします。
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