メイクで生まれ変われると私が信じる理由－私の体験談①

幸転マリッジメイクレッスン主宰　恋愛戦略メイクアドバイザーの安藤よりえです。
これから３回に分けて、平凡のＯＬだった私がメイクの力で生まれ変わり、一度は諦めた結婚生活を手に入れ、メイクの仕事をするに至った経緯をお話します。

・暗黒の２０代　私には何もなかった

２０代の頃、どうやって過ごしてましたか？と聞かれたら
「学校を卒業後、普通に就職しました。」
…というしかないくらい、私には何もありませんでした。

一応、仕事には手を抜かずやるべきことはやっていました。
ただ、会社の中で人間関係を深めるということはせず、仕事が終わったらすぐに家に帰っていました。
私の人付き合いの悪さは有名で、「あの子が飲み会に参加しないのは普通のことだから」と上司の間で引き継ぎ事項になっていたそうです。

また、仕事以外に習い事をしたり新しい趣味を作ったり、という活動的なこともしていませんでした。
そんなことに気が向くことは本当にありませんでした。

本当に、家と会社の往復で平日を終え、
休日は部屋にこもって本を読んでいました。
（今でも読書は好きです！）
今思えば、本当に安定した日々でした。

ただ･･･心のどこかで本当にこのままでいいのかなと、不安に思っていました。
でも、現状を変えようというパワーは湧いてきませんでした。

・あの日言われた呪いの言葉

人付き合いが少ない中でも、恋愛関係に近い感じになった人がいました。
お互いにちょっと好意がある感じで、
食事に行ったり街に遊びに行ったりしていました。

付き合ってもいいかなぁと思っていたその頃
その人が私に向かってこう言いました。
「ブスが服買うなんて無駄じゃん」

････････
冗談だったのかもしれません。
それにしても、とてもひどい言葉だと思います。
なんでそんなこと言うの！みんな一生懸命努力してる！！
それに何か言う権利なんかない！！！
今だったら反論して、その場から立ち去るでしょう。

でも、当時それを言われた私は
「あ、そうだね」
と返事をしました。
言い返すという気持ちは全くありませんでした。
それどころか、

そうか、私が服を買うのは無駄なんだ。
私には服を買う権利がないんだ。
と、納得してしまったのです。

その言葉を言われて２年間、私は本当に服を買いませんでした。
袖がほつれてきても平気で着続けました。
街中できれいな服を観ても、着たいという気持ちには全くなりませんでした。

「新しい服を買うのは無駄だ」という言葉が脳の中で事あるごとに響いていて、”自分には関係のないもの”に見えていたのです。

今は信じられない話ですが、本当にそうだったのです。

・気が付けば３０歳。周りが気になりだして･･･

酷いことを言われた人とは付き合うことなく、それ以上だれかと仲良くなることはなく、気が付けば私は３０歳になっていました。
学校時代の友人、そして職場の年の近い同僚はどんどん結婚していき、私の「このままでいいのか」という不安はどんどん大きくなっていきました。
本当に恋愛も結婚もしない、一人きりの人生になってしまうのか。

私は焦って行動に起こすことにしました。
１つは、メイクを習って見かけをしっかり整えること
１つは、声をかけられた飲み会や合コンに参加して、出会いの機会を作ること

自分で言うのも変ですが、私はとにかく真面目なのが取り柄で、一度決めたことはしっかりやりぬくタイプです。

メイクレッスンにはしっかり通い、メイクの基礎知識と実践的技術をしっかり学び、頭で分かるだけでなく、実際に手を動かして自分に似合うメイクを研究しました。
飲み会・合コンにも行ける時はちゃんと参加して、人に顔と名前を覚えてもらう努力をしました。

本当に一生懸命でした。

・メイクできれいになった！けれど･･･

確かに結果は出ました。

私のメイクは社内の評判になりました。
「本当に変わったね。」
「きれいになったね」
とたくさんの人から声をかけられました。
「･･･ねぇねぇ、本当は整形したの？」と聞かれたりもしました。（してません）

合コンでもたくさんの人に声を掛けられるようになりました。
真剣にお付き合いをしたいと申し出てくれる人も現れました。

私はきれいになって、周りの人が私の存在を認めてくれるようになりました。
でも････私は、本当に幸せになっていませんでした。

なぜなら、「私が好きな人」は私のことを見てくれなかったからです。

（その２に続く）

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