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コードギアス 亡国のアキト 感想

奪還のロゼ第3幕をみて、あわてて亡国のアキトを履修した人の感想とちょっとした妄想です。長文注意

NEWタイプのナイトメアフレーム

  第一章の初めから登場するアレクサンダが既存のナイトメアフレームとタイプが大幅に異なっていて、斬新だった。既存のグラスゴーなどが人型を模しているのに対して、動きが獣っぽく最初は見えた、だからラスボス的な立ち位置のシンのkmfのヴェルキンゲトリスクが人馬一体、獣と人間の合成であるのケンタウロス風味なのかなと勝手に納得してた。でも公式サイト情報だとアレクサンダの四足歩行はインセクト・モードらしいのでおもいちがいだった泣。
 インセクト・モードの動きは確かに関節とかの可動域がヌルヌルしてて納得で、戦闘シーンもそれまでのkmfと比べて立体的な動きや瞬発力の面で圧倒してたのでアレクサンダ独自の戦闘スタイルが確立されていて、その戦闘シーンが亡国のアキトの面白さの一つだと思う。というより、コードギアス全体通してナイトメアフレーム同士の戦闘がハイレベルすぎる。
 アキトがナイトメアフレームに対して生身で勝利するシーンがあったけど、ああいった倒し方が可能なら枢木卿はタイマンならkmf乗らなくてもいいんじゃないか???
 既存の人型kmfとアレクサンダのインセクト・モードってどちらが操縦しやすいとかあるのかな?やっぱり、人型のほうが動かし方とかがなじみがあって動かしやすいような気がする。変形前後とかで操縦の仕方とかが変わってる描写とか内容に感じたけどどうなんだろう、なんか情報あったら教えてくださーい。

時代設定、妄想

 コードギアスの世界では皇歴がほぼ西暦と同じぐらいの時代間で使われている。亡国のアキトでは第一章で2017年、そして革命歴228年という説明がされる、ヨーロッパを中心とした物語でまたスマイラス将軍がナポレオンに触れていることなどから、フランス革命が勃発したと考えられている1789年が革命歴の元年だろう。実際、フランス革命で貴族が新大陸に逃れたということになっているので現実世界との大きな転換点といえる。アメリカが成立しなかったほうが科学技術が結果的に爆発展してるのおもろいな。てかよく考えたら、スマイラス将軍がナポレオンに触れていたのって、自分が皇帝になろうとしていることへの意識の表れだったんじゃ?
 レイラに対しても後半に、スマイラスが民衆を率いる役として、レイラを指してジャンヌ・ダルクと表現していたのもフランス革命までの歴史は現実世界と同じ流れをたどっていたと推測できる。ジャンヌ・ダルク関連でいえば、日向家にあった壁画(翼が生えた男性が金髪の女性にギアスの紋様が描かれた骸骨をささげている絵)は最終章でアキトとレイラの対話の中でアキトは金髪の女性をさしてレイラに似ていると言及しているので、強引につなげるなら壁画の金髪の女性はジャンヌ・ダルクなんじゃないかと個人的に思ってる(ジャンヌ・ダルク=レイラ=壁画の金髪女性)。だからといって特別なことがわかるわけではないけれど、ひとつ思ったのは、骸骨はギアスの欠片と言われていたことからギアスの力を与える能力を持っていて、回想シーンでもシンにギアスを与えていたことからも確かであるとすれば壁画の金髪の女性、つまりジャンヌ・ダルクはギアス能力者だったんじゃないか?ということ。歴史の偉人が何らかのギアス持ちだったっていうのは面白い設定だと思う(個人的な理由)
 ギアスの欠片っていうワードも奪還のロゼの第二幕の冒頭でルルーシュとC.C.の会話でギアスの欠片を回収することが旅の目的と語っていたので奪還との関係も楽しみにしたい。
 

レイラ・マルカル

 亡国のアキトのヒロイン!!cvが坂本真綾なのもすっごく印象にあってて可愛い!お色気シーンのスーツ着用やパジャマのシーンも最高だった。。。
日常回の民族衣装っぽいのも好みです。
   めちゃくちゃ雑にいうならアキトとシンの兄弟喧嘩の仲裁役をしたキャラだけど、人を信頼する、人は変わるって揺るぎない信念を持つガチ聖女だった。シンに対しても信じようと呼びかけるし、信じれないシンに対して可愛そうという、性悪説の極地と性善説の極地みたいな2人の対面は面白いシーンだった。実際、マルカル家のレイラのフィアンセだった兄はレイラを心配したり、アキトは生きることを決めて、シンも間接的に最後は救われたと思う。一方でスマイラス将軍に裏切られたことはどう思っているんだろうか?勝手に死亡したことにされてることを知った時も戸惑いが強いかんじだった、もし、最後にスマイラス将軍がアシュラに殺されずに戦うことになっていたらそのときもレイラは信じて対話を望むのか?話し合いを望みそうだな、、いや、絶対話し合いするよレイラなら!!

アキトとシン

  回想シーンで兄弟として仲良くしていたのが印象的だったけど、2人とも拗れた愛情が原因で引き裂かれてしまった。アキトは幼ながらに兄に命令された死を引きずりながら生きている、シンは自分が愛する弟が残酷な世界で荒んでいくのが見ていられない、人の関係を裂いてしまったきっかけであるギアスにこれほど「王の力は孤独にする」という言葉の重みを感じることは無い、シンは愛していたジャンに死なれたことで初めて孤独でなかったことを悟るのもギアスの皮肉のようだった。アキトは本編以前でも日本人の兵士から慕われていたし、リョウたちやレイラに出会って本人の雰囲気に反して人に恵まれていたが、シンにもそれはあてはまる、義理の妹や母がいて、兄弟のように接してくれたマンフレディ、そして愛してくれたジャンまで、けれど人には言えないギアスを持ち孤独になってしまった。ギアスの能力を持っているせいで自分で心の壁を作ってしまう側面があると思う、そうやって作ってしまった心の壁は、それこそ自分と同じ経験があるような人でない限り崩せないだろうからシンに対して同情するし、自分だったらどうしようかと考えたりする。

邪推

  ワルシャワで老婆に捕まって共同生活してた時に民族衣装っぽい服装でダンスするシーンあったけど、そこでアキトとレイラが踊るところでちらっと映るうさぎの番が意味深だナーーー。


亡国のアキト、面白かったしそれに続いて奪還のロゼの4幕でもすぐ劇場で生で見れるのでより楽しみになった!まだ履修してない人も見ようぜ!!




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