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秋は朝から栗のケーキです

ケーキを前より買わなくなったのは、子供の頃の特別感が薄れたせいでしょうか。お誕生日、クリスマス、田舎から誰かが泊まりにきた日。そういう日には、ホールを家族で囲むのが習慣でした。

大人になると、ストレスMAXの自分をなだめるために、デパ地下を徘徊し、自分のためのケーキを買いました。

ところで。

世の中にはホールケーキを落とす人と、落とさない人がいる

といった、さもさもなことを、今でも身内に言われてしまうのは、その貴重な生クリームの丸い塊を、箱ごと乾き切ったアスファルトに叩きつけたことがあるから。小学校の低学年の頃だったと思います。

そのとき、誰よりも傷ついた顔して、ショックに打ちひしがれうなだれている姿を見て、一緒にいた姉はきっと「えっ? 自分でやったんだよね???」みたいに速攻でツッコミを入れる感覚の人で、表では優しい顔をして「大丈夫だよ、食べられる」と歯を食いしばって慰めてくれるけれど、「ハァアン?」とは思っているのです。

当然です。

だって、彼女だって楽しみにしていたはずだから。。。何十年もシツコイけど。

これは、渋皮のタルト。

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午前中に、脳が糖分を過剰に渇望するので、できるだけケーキは翌朝食べています。朝からケーキです。2つ買うと、2日連続で、朝からケーキです。大きな声では言えませんが、「本日中にお召し上がりください」のシールを、ガン無視です。

だから、3つ目にモンブランを買うのは不可能でした。我慢というより、賞味期限が気になりすぎて現実的ではなかった。まだ、秋の入り口ですから、モンブランは次の機会にします。



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