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エキス|一時中断・一旦停止・長期保存

これは、初夏に漬けたブルーベリー酒です。

漬けた直後に撮影したので、上の方が透明ですが、お酒が蓋まで上辺すれすれに入っています。漬けて一ヶ月くらいから、瓶が上から下まで100%紫色に染まっていました。

漬けているお酒は、後ろにある瓶のジン。もともとスパイス系のジンが好きで、いつかジュニパーを漬けてみたいのですが、今回は果実酒。ブルーベリーを箱で買い、大半は生のままで頂き、あとはソルベ。そして、この果実酒にしました。

ジンは、日本酒などと違ってアルコール度数が高く、煮沸した容器に入れれば、常温で保存しても全く腐敗の心配がありません。ただ、一度開封すると、果実を入れっぱなしにしているので、冷蔵保存に切り替えました。

これを飲むときは、辛口のジンジャーエールで薄め「葡萄ジュースですか?」くらいにしています。そうやっても飲んで、少量でも、強いお酒。というか、この漬かった実がフレッシュなままで美味しいのですが、ジンをパンパンに吸っていまして、食べると薄めていないジンを丸呑みしている感じ。キッツイです。だから、この実はウイスキーボンボンの感覚で、一粒ずつチョコレートに包むといいのかもしれないですね。

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お酒が飲みたくなる日が前より増えてきました。なぜだろう?

飲めば体調は最悪です。今回は、地震など諸々があった直後、あーこれはイカン!みたいな謎の気合いが入り、暑気払い的に飲酒へ流れました。何かしらのエネルギー放出でしょうか? 何かが起きてからでは遅いのに今のままではイカンという喝が入りました。

お酒だけを飲みたいということは常になくて、主食にアラビアータを作りました。レトルトです。地震の後、非常食のチェックをしたら、春に買ったアラビアータが賞味期限切れ。地震が起きる度にチェックすると、その度に何かしらの期限切れを見つけてしまいそうです。こういう期限は早く感じますね。それで、温めるだけじゃなくて火を通そうと思い、調理をしました。お鍋や電子レンジではなくて、フライパンで火を入れるのですが、その時はバターで香りをつけるといいそうです。

そこで、具材として豚バラと巨大マッシュルームを足し、バターで炒め、白ワインで濃度の調整をしつつ少し煮てから、パスタに絡めました。お店でも、こうやって提供しているところありますね。とても美味しかったです。

地震の後、そうだと思って。
星読み係yujiさんの本が届いていまして、それを開封。読み始めました。

そしたら、急に眠くなってしまって中断。本を読んでいるときに限らないのですが、この一時中断というのは、ひと呼吸置いた方がいい時にしばしば起きること。いい傾向です。悲しい時でも、思慮深い時でも。インプットの種類とかタイミングで「ちょっと待って」情報処理中!として起こります。経験というのは自分の中に溶け込んで、血肉になって動かないと役に立たないものですが、その経験を自分用に翻訳する時間が必要になるわけです。

別の中断もあって。
先日、親しい方がアドバイスを下さったのですが、ぼーっと生きているせいで急には飲み込めなくて、数日を要したことがありました。それはたとえるなら、「卓球」をしているとき「煮干し」を勧められるみたいな感じでした。自分にとって脈略がないものって、やっぱりちょっとすんなりとは見えない。それを、対面だけ調子を合わせても全く意味がない。そんなふうに、自分で見つけられないものというのは一旦停止がつきものかもしれません。

さらに咀嚼に時間がかかるものは、私の場合、いったん括弧に入れて綺麗に保留されることが多いです。できるだけ綺麗に、そのまま除菌してラップに包む感じで触らないように瞬間冷凍。後で、肝心なタイミングに、原型のままフレッシュに取り出すためです。

ブルーベリーのお酒も同じ。
あの夏のフレッシュな風味をお酒で保存したものです。


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