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会話をスムーズにし快感を引き出す極意(2)

他の人とのコミュニケーションが大事、それには人の話をよく聴くことが大切とはよく言われますが、「あなたは本当に人の話をよく聴く人ですねえ」と誰からも言われるようになったら素晴らしいではありませんか!

いわゆる「傾聴」は、どうすればよいかという話ですが、相手が言ったことを繰り返す(おうむ返し)、深くうなずく、などなどありますが、どこか不自然な感じがしてしまいます。

極意塾では、およそ誰でも、すぐに簡単にでき、絶大な効果のあるコミュニケーションの技として、「チーン理論」を提唱しています。

これは相手の話の区切り区切りに、心の中でチーンと鈴か鐘を鳴らすというものです(笑)。

「‥‥ということなんです」
(チーン)
「‥‥びっくりしましたね」
(チーン)
「‥‥ところがですね」
(チン)
「‥‥と、私は思っております」
(チイーーン)

私はこれを講演を聴いている時にもやっています。

フレーズが終わる度にチーンと鳴らさないといけませんので、どうしても、ひとつひとつの話を最後までしっかり聴いていないといけません(笑)。

これをやっていると、絶妙なタイミングで話に反応できます。

面白い事を言った時、言った人が心地よく思う笑いのタイミングは一瞬です。早すぎてもダメ、遅すぎてもダメです(笑)。

チーン理論実践中は、笑いや頷きのタイミングが狂いません。その一瞬!というタイミングで笑い、頷いています。

語っている方は、誰がどれほど熱心に聴いているかは、はっきりわかります。

それは身体と顔の向き、そして反応のタイミングがポイントです。

私は「いや〜、熱心に聴いていただいてありがとうございます」とお礼を言われたことが何度もあります。

こちらは講師の鼻の辺りを見ながら、心の中でチーンチーンとやって遊んでいただけなのですが(笑)。

大して興味のある話でなくても、チーン理論をやっていると、誰よりも熱心に聴いている印象を与えるようです。

そして、実際、誰よりも熱心に聴いてしまっているのです!

それもそのはず、全フレーズの切れ目の一瞬を逃すまいと構え続け、反応し続けているのですから(笑)。

傾聴をものすごくエネルギーを要する深いものととらえている流派もあるようですが、まことにご苦労様です。疲れるでしょうね(笑)。

極意塾では、およそ誰でも、すぐに簡単にでき、絶大な効果のある技を目指しています。疲れようがありません(笑)。

また、チーン理論をやっていると、相手の方がどんどん話しやすくなっていくのがわかります。

とくに電話のときにはてき面ですね。

電話の向こうの人がだんだんリラックスして話しやすくなっていくのが手に取るようにわかります(笑)。

チーン理論のお陰で、私はかなり話しやすい人、話をして心地よいと感じる人になれたと思います。

と言いたいところですが、過日ある電話の会話を録音して聞いてみたら、相手が話し終える前に喋り出したり、相づちのタイミングがズレまくっていたり、まだまだでした(笑)。

良い技も繰り返し実践して磨き上げないといけませんね。改善の余地たんまり有りです(笑)。
(極意塾投稿No.066)

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