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最高の仕事を為す極意:三昧理論

(中学生向け極意塾:今の私が中学生だった私にアドバイスするというシリーズを掲載しています。)

何ごともいつも順調に進むことはない。
少しでも前に進んでいるのなら良しとするとよい。

その「少しでも」、すなわち、微差の威力について掘り下げてみよう。

よく微差は大差、継続は力なり、と言われますが、それを証明することになるかどうか、こんな計算をしてみたことがある。

例えば、100を基準に、その1%を上積みし101となったものに、次にまた1%を上積みし、‥‥とやっていったらどうなるか。

10回で、110.46(1割増しに)
70回で、200.68(2倍に)
100回で、270.48
111回で、301.77(3倍に)
162回で、501.26(5倍に)
232回で、1005.91(10倍に)
365回で、3778.34
500回で、14,477.28
1000回で、2,095,915.56
ちなみに、10,000回では、1,635,828,711,189,040,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000

反対に、100のものから1%引いて99とし、以下、そのまた1%を引くというのを続けると、
10回で、90.44
69回で、49.98(半分以下に)
100回で、36.60
111回で、32.77(3分の1以下に)
161回で、19.83(5分の1以下に)
230回で、9.91(10分の1以下に)
365回で、2.55
500回で、0.66
1000回で、0.0043

微差は常に微差ですが、積み重なれば信じられない程の大差になる。

それに、微差といっても、元の数が大きいと、それは既に大差だ。

最高の仕事を為そうというときに、この微差を侮らず大事にしていれば、それだけでいつの間にか大差が付いているということになっていく。

特に強調したいのは、三昧の境地というのはいきなり現れるのではなく、この微差を大事にしているところから来るようだ、ということだ。

このことは、極意塾投稿No.283で記している。

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