見出し画像

苦境にあっても冷静に対処する極意:最悪ってそれね理論

新型コロナウイルスの感染拡大などで、不安や恐れ、怒りなどのマイナス感情に支配されがちな人がたくさんいらっしゃるのかも知れません。

ストレスを減らし幸福度を高める生活改善の技を提唱している極意塾の塾頭としては、一緒にマイナス感情を持っているわけにはいきません(笑)。

あえて申し上げますが、わたくしは、極意のお陰で、個人的にはとても快適な生活を続けております。

【最悪を受け入れれば、それ以上悪いことは起こらない】
昔から「最悪を受け入れなさい」という智恵が語られ続けていますね。
想定される最悪の事態を受け入れてしまえば、それ以上悪いことは起こらないことになります。

「最悪ってそれか! それ以上悪いことは起こらないのか!」となると、心というのは不思議なもので、一種の安心感を覚えるもののようです。

最悪の事態を飲み込むと、それをなんとかしようという闘志が湧いて来ます。
「バカヤロウ、やられっぱなしでいられるか!」と猛然とファイトが湧いて来ます(笑)。

その最悪の事態はまだ起きているのではないのですから、手立ては残されているはずです。
それを見つけ出そうとする心が働き出します。

わたくしの場合は、このコロナ禍では、次のような過程をふみました。

(1)起こりうる最悪の事柄は何か?
最悪?……それは、自分自身だけのことを言えば、自分が新型コロナウイルスに感染して、医療を受けることもできずに、苦しんで死亡することだ。

(2)それはやむを得ないのか?
そんなことはない。
スペイン風邪などの過去の例を見ても、感染した人もいれば、感染しなかった人もいる。
感染した人はみな死亡したかと言えば、そんなことはなく、回復した人のほうが圧倒的に多い。

(3)それで、何をやるのか?
まず、感染しないで済ます手段がある。
その方法は、すでに分かっている。三密(密閉、密集、密接)を避けること。
一般のインフルエンザや風邪予防と同じように、規則正しい生活、健康な食事、適度な運動、手洗い、うがい、……。

毎日、感染しないための行動をすべて模範的なまでに励行している。

次に、万が一感染したとしても、症状が出ないで終わる可能性のほうがかなり高い。

さらに、症状が出たとしても、今持病があるわけでもなく、何一つ薬を服用しないで健やかに生活し続けているのだから、重症化する可能性はかなり低い。

むしろ、要らぬ心配をして時間を無駄にしたり、チャンスを逃したりするリスクを考えて、それを回避するようにしたほうが賢いというものだ。

それでも重症化したのなら、それはやむを得ない。やむを得ないのなら受け入れる。

それからどうするかは、その時に考えればよいことで、それまではそうならないようにすることだけ考えて行動していれば足りる。

実際、喉の痛みを伴う発熱があり、後で抗原検査をしたところ陽性と出たことがありました。

しかし、現実問題として、普通の風邪よりも大したことのない症状で、葛根湯を飲んで休んでいるうちに三日で回復しました。

何の心配も要りませんでしたし、事実、何ら心配しませんでした(笑)。(極意塾投稿No.250)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?