苦境にあっても冷静に対処する極意:両面見なよ理論(4)
最近しばしば思うことは、ものごとの両面を見る「両面思考」がいかに大事かということです。
マスコミの流すニュースでは、物事の片面しか語られませんね。
例えば、「東京都で新型コロナウイルスの感染者があらたに100人増えました」などとは伝えますが、もう一つの面である感染しなかった人の数に触れることはまずありません。
わたくしは、例えば「自殺者3万人」というような報道に接する度に、では自殺しなかった人は何人かと翻訳しながら聞いてます。
「日本の人口が仮に125,000,000人だとすると、年間自殺者3万人ということは、その年124,970,000人は自殺しなかったということだな」ともう一つの側面の情報を追加するわけです。
例えば、厚生労働省の公表によると、ある日の新型コロナウイルスの国内感染者で有症状者は6,656名というのであれば、症状の無い人は、その比率は……と計算しながら読むわけです。
このように両面を確かめることによって、ものごとの意味をバランスよく把握するというわけです。
繰り返しますが、これは思考の習慣です。習慣ですから、およそ誰でも、すぐに簡単にできる方法です。(極意塾投稿No.253)
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