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苦境にあっても冷静に対処する極意:両面見なよ理論(5)

最近は、城野宏さんの本をよく読み返しています。(このような時代状況となると、城野宏さんの情勢判断学の説得力は大いに増しますね。)

新聞などで「浅草で火事があった」というニュースが流れたとすると、それは「なるほど浅草で火事があった……そういう時は上野や両国や深川などでは火事が無かったということも意味していると取れ」という両面思考の必要と有効性を城野宏さんは強調しています。

浅草で火事があり、同時に上野でも両国でも深川でも火事があったなら、それは「浅草の火事」というニュースにはならない、関東大震災や東京大空襲というようなニュースになるはずだという理屈です。

浅草で火事という情報には、それと同時に浅草以外の所で火事は無かったという情報も含まれているから、その両面を同時に受け取れというわけですね。

マスコミの流す情報は一面ばかりですから、ものごとの両面を把握するには、こちらがひと工夫加えないといけないということですね。

テレビをよく見ている人と話をしていると、なんだか片面しか語らない印象があって、どことなく窮屈な感じが否めません。

一旦、そこから脱出してみることが、これからの時代はますます必要になってくる予感がしています。(極意塾投稿No.253)

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