最高のパフォーマンスを発揮する極意:リハーサル四回理論(4)
いつどこで何をするにしても、自分の最高のパフォーマンスを発揮できたら素晴らしいではありませんか!
リハーサルを4回やると最高のパフォーマンスを発揮できます、という話です。
何年も前のことですが、ある後輩に研究発表の指導をしたことがありました。
たいへん優秀な女性で、そのままでも問題はないのですが、優秀な人ほどさらにアドバイスを求めてくるものですね(笑)。
まずはリハーサルをしてみましょうということになりましたが、こういう時こそ「リハーサル4回理論」です。
「じゃあまずはリハーサルの練習ということで、座ったままでひと通りやってみよう」
やってみると、いろいろなことに氣付きます。
リハーサルの練習だから途中で切っても問題ありません。
時間を気にせず、メモしたり、表現を変えてみたりしながら、ともかく最後までやってみます。
「じゃあ、リハーサルのリハーサルをやりますかね」
「あ、はいっ」
一度ひと通りやり終えているから、スムーズにスタートします。
リハーサルの緊張感というものとは無縁です。
また氣付くことがあり、リハーサルのリハーサルだから、間違ったらやり直してみたりしながら、のんびりやれます。
「さあ、じゃあリハーサルやってみようか」
3度目ともなると、2人しかいない空間で、聞く人がいないのに15分もひとりで喋るという変な場への馴染みにくさも消えています。
時間を測ったり、間の取り方などをチェックしながらリハーサルします。
通常、これがリハーサルと思われていますが、上手くいくリハーサルにするにはそのリハーサルが必要ですね(笑)。
感想や修正点を語り合って終了、と思いきや、「じゃあリハーサルの本番行こう」
「!?」
この4回目が効きます。
余計なことに思えて、実はリハーサルでやったことを確認し記憶するステップです。
ここまでやっておくと自信にもなり、本番での余裕にも繋がります。
この後輩女性の研究発表、完璧でした!
彼女は業界の至宝です!(極意塾投稿No.145)
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