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氣分を安定させ、脳を活性化し、学習効果を高め、居眠りを防止する:見上げてごらん理論(5)

人は遠くを見ていると心が落ち着き、身体が安定し、元氣になります。

朝焼け、夕焼けを眺めている時は、必ず遠くのものを見ています。
そのとき、どういう感情になるでしょうか。
その感情の変化、氣分の変化、氣付きにくいけれども身体の変化、それが遠くを見ることの効果です。

遠くを見ている時には、爽やかな氣分になります。
遠くを見ている時には、詩情が溢れてきます。
遠くを見ている時には、身体が安定しています。
遠くを見ている時には、背筋が伸び鎖骨が開きます。
遠くを見ている時には、呼吸が遅く深くなります。

うつの状態にある人を想像してみてください。間違いなく、下の方を向いている、すなわち、うつむいている姿を想像するのではありませんか。

反対に希望に満ち満ちて未来に向かって誓いを立てている若者の姿を想像して絵に描いてください。間違いなく、目線は上を向き、遠くを見ている姿を描くのではありませんか。

典型的なシーンは、高校野球で勝ったチームのメンバーが、ホームベースの所に整列して、スコアボードの上に校旗が揚がるのを見ている姿ですね。

人は遠くを見ていると元氣になるということを、潜在意識のレベルでは、みんな知っているのですね。それを強く意識していると、簡単に生活を改善できます。なるだけ遠くを見るようにするだけでよいのですから。

選挙ポスターで、目線を落としてうつむいている顔を使ったらどうなるでしょう?(笑)。 そういうポスターを見たことがありません。

遠くを見るということは、通常の場合は、必然的に目より上にあるものを見ることになります。したがって、遠見理論は、見上げ見下げ理論を併せ持つことになります。

毎日、できる限り、遠くを見る。そういう生活をしていれば、うつ病は予防できるし、うつ病を治すことにも効果があるのではないかと、私は思っております。

ただし、自分自身がうつ病になったことがないので、自分では實験しようがありません。うつ病にならないで済んだのは、予防効果のおかげかも知れませんが(笑)。(極意塾投稿No.046)

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