被リンク営業はピンバックでいいんじゃないかという話
前回のアップデート以降、ドメインの権威性がより一段と重視されるようになり、それを担保するものとして被リンクが再評価されるようになりました。
とは言っても権威性あるリンクを獲得することは簡単ではありません。
権威性のあるリンクとは、たとえば企業ドメインや官公庁からのリンクや、またはそのジャンルのオーソリティーと目されているサイトからのものを指します。
当然個人サイトが当たり前に運営しているだけでは、そう言ったリンクを獲得することはほぼ不可能で、戦略を練るにしてもただ正面から頼み込んでいるようでは難しいと言わざるをえません。
とりわけ被リンクは一方通行のものの方が評価が高いと言われています。
つまり相手先から自分の方へ向けて施されているリンクしかない場合にGoogleの評価は最大化されるということですが、個人プレイヤーにとってはそのようなリンクの獲得はほぼ不可能と言えます。
このような背景の中で今何が流行っているかと言えば個人ブログ間での被リンク営業です。
個人ブログ間でコンタクトを取り、こちらからリンクを貼るのでそちらからもこちらへリンクを貼ってくれませんか?と交渉を行って、成立すれば記事を改変するなどして、お互いにリンクを設置するというのが今のブーム。
しかし正直なところ、DMやメールフォームから文面を送ってやりとりをするのはなかなか煩雑なことです。
そもそもブロガーやアフィリエイターには警戒感の高い方も多く、また日本人の感覚的にもこういったコンタクトは歓迎されづらいというのもあります。
また書いた記事に手を入れることに拒否感を持つ方もいらっしゃるでしょう。
もっと言うと、このような周りくどいやり取りはあまりネット的ではないとも感じてしまいます。
SNSが標準化された現代的な感覚からいくと、コミュニケーションコストを下げて、システムの中で相互関係を成り立たせる方が好まれるでしょう。
前置きが長くなりましたが、言いたいのはピンバックをもっと積極的に使ったらいいのではないかということです。
ピンバックとは外部リンク先にリンクを貼ったことを伝えるしくみで、WordPressサイトが記事中に外部リンクを貼ると、その相手先がWordPressだった場合にはピンバック機能により通知が行くようになっています。
受け取った側は承認すればコメント欄に被リンク元が自動で記載され、拒否すれば当然何も変わりません。
ピンバックの利点は交渉の手間が省けることに加え、受け取った側の記事修正が不要だということです。
またリンクを外せばピンバックも失われてしまうため、発リンクした側も簡単にはリンクを外せません。
ピンバックはコメント欄に通知がくるし、大体のコメント通知はスパムが多いのでそれと混同してネガティブな印象をつい持ってしまいがちですが、冷静に見直すととてもスマートな機能です。
もちろんdofollowのリンクなのでGoogleのリンク評価も高いはずですし、ピンバックを意識すれば積極的に発リンクできるようにもなります。
個人的にも、参照すべき情報があるのであれば、積極的に発リンクした方がよいと考えます。
何よりユーザビリティーが高まるからです。
このようにピンバックには良いことしかないように見受けられます。
ブロガーの皆さんはぜひ積極的にピンバックを活用していきましょう。
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