馬場洞(マジャンドン) 焼肉横丁 火災現場
アンニョンハセヨ、夜鍋です。
韓国のソウル市の東部・城東区(ソンドング)の馬場洞(マジャンドン)には、ソウル市最大規模の畜産市場「馬場(マジャン)畜産物市場」があります。
ソウルやソウル近郊の焼肉店の関係者が毎朝、新鮮な牛肉・豚肉を買い付けに訪れる場所で、卸売はもちろん、一般客の小売もOK。アーケード型の市場はすべて精肉店で、なかなかディープな雰囲気がある市場です。買ったお肉を持ち込んで焼いて食べられるお店もあり、観光客にも人気です。
そんな畜産市場前には、平屋の建物からなる焼肉店が集まっている場所がありまして「馬場洞 焼肉横丁」と呼ばれています。
場所柄、新鮮な肉・珍しい部位が安く食べられ、また昔ながらの雰囲気が残る場所として観光客にも人気の場所でしたが、2022年3月19日の午前に、一部の店舗で火災が発生し、南側の店舗8店舗が全焼、1店舗は一部が焼けました。当時70名ほどの利用客・スタッフがいましたが避難をし、幸いにも人命被害はありませんでした。
ここは1988年のソウルオリンピックの頃に出来た場所で、食堂兼住居で、食堂で商いをする人がそのまま寝泊まりしています。ガス管などは外部に設置されたままで、現在の安全基準は達していない「無許可建築物」であるため、以前から周辺住民等による撤去依頼が多かったのですが、今回の火事で撤去依頼の申請が加速しています。商人たちは撤去に反対しており、今後どうなるのか注目が集まります。
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