VTuberがまだまだ広がり続ける理由

ただの一視聴者がふと思って書いた記事です。

この記事を買いている自分がどういう人間か書いておきます。

観ている主なVTuberは、ぽんぽこさん、ピーナッツ君、おめがシスターズさん、かしこまりさん、富士葵さん、今酒ハクノ(いまさかはくの)さん、懲役太郎さん。TVはほとんど見ません。

TV・ドラマ・映画などで有名な人が Youtuber になる事が増えていますが、自分はそういう放送を観ることは、今のところあまり無いです。お笑い芸人の動画はそこそこ観ます。後は狩野英孝さんがゲーム放送をやっているようなので、少し観ていたりします。ガチャピンもYoutuberをやってますね。芸能人もYoutuberをやってるし、水曜どうでしょうのスタッフがやってたりします。大人気な人もいます。

勉強も仕事もしてないダメ人間なので、毎日Youtube(動画と生放送)、ニコニコ(動画、生放送)、Netflix(アニメ・映画・ドラマなど)を観ています)

あらかじめ、言葉の説明をして起きます。「生放送」とは Youtuber や VTuber が行う、リアルタイムの放送です(ニコニコ生放送、Twitch等も同様)。ライブ放送です。

VTuber(ブイチューバー)って?
Virtual Youtuber(バーチャルブイチューバー)の略です。
Youtuber(ユーチューバー)が自分自身を撮ってそのまま放送するのに対して、VTuberは、顔の表情をキャラクター(アバターとも言う。漫画とかアニメのキャラクターに近い)に反映して放送します。体全体を映して動かすVTuberもいます。声もボイチェン(ボイスチェンジャー。声を別人のように変える)などで、変更して放送する人もいます。「VTuber」で検索したら沢山動画が出てくるので、それを観る方が手っ取り早いです。

VTuberにとってのVTuberをやるメリット

・顔とか体を晒さないで、個性を出せる(放送・動画を行える)、キャラクターを演じる事が出来る。
これは芸能人・俳優・芸人・歌手などのTV出演者、Youtuberなどのネット放送者、映像作品作成者、等と違うところです。そしてリアルな自分の魅力をさらけ出すことが出来ます(これは本人も意識していない時があるし、本人も気づかなかった新しい魅力があらわになる事もあります)。

・もう一つは、性(男性もしくは女性)を知られても、視聴者から身を守りやすい、という特徴があります。

個人特定されづらい(あくまで比較的)。

でも、それより大事な事は、そもそも視聴者がそこを求めていない、求める必要が無い、という人が多いのかも、と思います。視聴者は、VTuberが演じるキャラクターを観たいのかなと。ただし、この「演じるキャラクター」という語感だと、視聴者側とは遠く一方的な感じがしてしまうので補足します。実際はもっと身近に感じる事が出来ます。主にコメントで、キャラクターとやりとり(コミュニケーション)が出来るからです。とても大きな魅力です。それに加え、その人自体(中の人)の魅力が漏れてくる事もあります。

視聴者にとっての VTuber の魅力

・スマホやパソコンで簡単に視聴出来る、そして
「リアルタイムで(コメントで)VTuberとコミュニケーション出来る!」

簡単に視聴出来ます。生放送ならリアルタイムで視聴出来ます。生放送をそのまま動画に残すVTuberも多いです。

と、ここまで書いてちょっと大事な事に気づきました。

「視聴」という言葉は、「VTuberやYoutuberの生放送を観る行為」には、適切ではありません。TV・映画・ラジオにおいては、「視聴」(観て聴く)は適切ですが、VTuber・Youtuberの生放送は、「視聴」するだけではなく、コメントでコミュニケーションがとれます。現状の「視聴」という言葉は、その2つの意味が混じってしまっています。これから適切な言葉が新たに生まれるのかもしれません。もしくは、「視聴」という言葉の意味が、VTuber・Youtuber側の意味に変わってくるかもしれません

応援したいVTuberをその場で応援出来る

生放送なら、コメントで「がんばれ」でも良いし、「おめでとう」でも良いし、その場を盛り上げてもいい。(放送者や他の視聴者に迷惑にならないなら)思った事をコメントにすれば良いのです。ただ話を聞いてコメントでやりとりしてもいいし、「いいね」ボタンでもいいし、金銭で応援も出来ます(しかもリアルタイムに本人に伝える事が出来ます。後でこっそり応援も可能)。
動画でもコメント、いいね、などで応援出来ます。
TwitterなどのSNSでVTuberを広める事も出来ますし、グッズを買って応援も出来ます。

VTuberの、他には無い魅力

VTuberはある程度自分を隠して、キャラクターを演じる人が多い。例えばTVやドラマ・映画に出る人のように。

しかし、どうしてもその人の素が出る
動画をメインに活動するVTuberは、そういうものを隠しやすいが、生放送をするVTuberはとても隠し切れない。

声を変えても(ボイチェンなどで声を変えても)、声を変えただけで、結局ほとんどその人がしゃべっているのと同じ。なので、電話で長時間誰かと話していれば人となりがわかってくるのと同様に、しゃべりでVTuberの素顔が見えてくる。ただし、これはYoutuberなど素顔を配信する放送でも同じ。

もう一つ、素が出てくる「とても重要な要素」がある。それが「キャラクターの絵」

VTuberは、スマホやパソコンのカメラ等で自分(放送者)を撮影しながら放送する。スマホやパソコンがそれを2Dとか3Dのキャラクターの絵に、リアルタイムで変換して、キャラクターの絵に反映させる。ざっと言えば、最低でもVTuberの目、口の動きが、そのままキャラクターの目、口の動きになる。

VTuberがしゃべれば、キャラクターの口も同時に動くので、本当にキャラクターがしゃべっているように見える。っていうか、もうそれはしゃべっているとしか言いようが無い

目も同じように、まばたきするし、目を閉じるし、ジト目にもなる(まばたきは自動の事もある)。視線さえわかる
例えばVTuberがゲーム放送をしている時、VTuberはゲーム画面を観ながら、コメント画面も見ている。ゲーム画面とコメント画面が別の場合、当然VTuberは2つの画面を交互に見る事になる。VTuberがゲーム画面を向いている時はキャラクターはまっすぐこちらを見ているが、VTuberが横にあるコメント画面を見ている時、その目の動きはキャラクターにも反映され、キャラクターが横にある何か(つまりコメント画面)を見ているのがわかる。二人組のVTuberや、他のVTuberとコラボした時は、横に居るVTuberを見ているのがちゃんとわかる。

表情やポーズはある程度、VTuber側で操作出来る。例えば、パソコンの特定のキーを押したら、笑顔になるとか、手を振るとか。

でも、VTuberはあまりそういう事はしていない。そして最近はスマホを使った2D絵のキャラクター(VTuber配信)でも、目(まぶた、視線)、眉、口、頭の動き(ある程度の顔の向いてる方向、首の傾き)がリアルタイムで動く。

なので、VTuberの表情(3Dの全身絵なら、仕草や体全体の動きも)がそのままキャラクターの表情になる。

同じ眉をひそめた表情でも、顔が下を向いて、目を閉じていて、怖がっているのがわかる。眉をひそめて、目が笑っていて、苦笑しているのがわかったりする。

今までは出来なかった事が、技術の進歩で誰にでも出来るようになり、数年前(2016年くらい?)から初めて出来るようになったのが VTuber。(ちなみに今でもどんどん技術は進歩している)。

ここまで動くと、もうこれはキャラクターが本当に動いていると言える。でも、「キャラクター」というにはあまりにも人っぽい動きと表情をする(当たり前だけど)。

今のVTuberは、キャラというより人の方に近いVTuberが多い。でも見た目は全然人では無い。VTuberの動画を一時停止しても、キャラクターしかいない。その絶妙な混じり具合が丁度良いのだと思う。

※一応書いておきますが、キャラっぽさ・人っぽさは、VTuberによって千差万別です。

キャラクター絵について長々と書いてしまったけど、要は、

キャラクター絵が、VTuberの動きをほとんどそのまま反映する!

声も同様!

この2つの要素で、そのVTuber自身の魅力が(欠点も)視聴者に伝わる。そして、うまく隠せそうで隠せきれない何かを感じる。それも魅力。

多分、こういうものはこれまで無かった。キャラクターが完全に人間と同じ知能・性格・人格を持って、リアルタイムで会話する、表情もわかる。こんな事、AIが急速に発展してる今でも出来ていない。
※キズナアイは例外

この記事で VTuber に興味を持った人がいるかもしれない。有名なVTuberがたくさんいるので、観たことがある人もいるかもしれない。でも、誰でも知ってるような VTuber 以外にもたくさんVTuberがいます。その中に、あなたに合う VTuber がいるんじゃないかなーと。そういう人が見つかるといいなと思っています。

興味を持ったら、次の記事にちょこっと VTuber 紹介を書くのでそれを読んでみて下さい。

以下は、書きかけでやめた文章

朝からこの記事書いていて、もう14:00過ぎたから、もう放置する。

VTuberが登場してからもう3年は経つ。
今はスマホ(誰もが持っている)で誰もが2Dキャラクターを簡単に作成出来る。絵が描けなくても作れる。頭のパーツ(目、口、髪型、その他)、体形のパーツの色・形などを選ぶだけで可能だ。可愛い、綺麗など、魅力的なキャラクターを簡単に作成出来る(ただし、イケメンや中年以上の魅力的な女性・男性キャラを作るのは、今のところ多分難しい)。これで外見が完成する。

後は、放送を始めて喋るだけだ。

トーク力はある程度必要ではある。でも、それは人を集めたい場合だけの話。今、次々と出てきている VTuber 用のプラットフォーム(つまり、VTuberになるためのアプリ)は、出来たばかりで放送者(VTuber)が少ないせいもあるのか、すぐに人がやって来る。あとは、「こんにちは」と挨拶して、話し始めれば良い。話す事は何でもよい(※もちろん個人情報には気を付けなければならないが)。雑談でも好きな趣味の事でも良いし、悩み事でも良いし、なんでも良い。人を集めたいならネガティブな話は(一般的には、だが)しない方が良いが、こだわらないなら、本当に何でも良い。
普通、リアルで誰かと話す時は、挨拶した後、何か話したい事を話す。同じ事を、VTuberの世界では、話し相手は口の代わりにコメントで返してくる。そうやって VTuber と リスナー(視聴者)が会話するのが、VTuberの(一般的な)放送だ。

ここまで読むと、Youtuberと同じように聞こえる
(ただし、Youtuber業界はもっと成熟していて、「ただの一般人」が少しの努力をしただけでは、人を集めるのが既に絶望的に難しい)。

だが、決定的に違うのが、「キャラクターの絵」だ。

これは2D(これはキャラクターの絵だ)と3D(キャラクターの立体の絵だ。技術的・金銭的に2Dより放送が難しい)に分ける事が出来る。しかし、現状の人気VTuberを観ると、2DのVTuberの方が多い。企業に所属するVTuberでさえ、2Dが多いようだ。3Dの方が(比較的に)表現力は高いはずなのだが、現状はそうなのだ。今思ったことだけれども、ここに Youtuber視聴者とは違う、VTuber視聴者の求めるキャラクター像があるように思える。

人気VTuberのキャラクター絵は、現状、上半身(というか胸または肩から上)だけのキャラクター絵と、全身のキャラクター絵に分ける事が出来る。動画では3Dの全身絵が多い。3Dというだけで、スマホやパソコンに求められる性能が高くなる(視聴者側にも求められる事がある)。その上で全身絵となると、一気に放送が難しくなる。
・VTuberがある程度動けるスペース(部屋・スタジオの広さ)
・全身の動きをとらえるための機器(より精密に動作をとらえるには、VTuberの体(頭・手足・腰など)にも小さな機械をとりつける場合がある)。VR機器・パソコン・マイク・カメラ・通信環境と、それらのソフトウェア・アプリ。
・上記機器(ハードウェア)・ソフトウェアを扱うための、知識・技術力。
・放送・動画内容(企画など)の考案・準備・実行・後片付け・VTuberのサポート。
・上記を実現するための、人と時間とお金(人気VTuberでも、個人でこれらを行うVTuberはいるが、とても大変なのが伝わってくる)
・放送・動画を継続的に行う力(継続力)
・上記を実現するための


基本的には

放送内容は、ゲーム、雑談(大体何かテーマはあるが)、何らかの企画、が多い。動画でも同様。

が、現状それだけでは人気の差にはなっていない。むしろ2Dの

放送を見に来た人はコメントをする。やり方さえ教えれば80歳の人にでも出来る(もし覚えられなくても、小学生でも放送を始める事は出来る。それ程簡単にVTuberは始められる。それくらい簡単)。

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