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今更スーパーマリオRPGを遊んだ


スーパーマリオRPG遊びました!

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スクウェアと任天堂がタッグを組み制作したマリオ史上初の「RPG」ジャンルのゲーム!だってほら今ちょうどスマブラにソラ参戦してマリオと握手交わしちゃったりしてますし、ちょうどいいでしょう!?

今回はそんなマリオRPGの個性的なキャラクター達を紹介しよう!



マリオ

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スーパーマリオRPGの主人公は…そう、マリオである。当然の帰結だ。

何とマリオRPGではあの世界的大スターのマリオさんに自由に名前を付ける事が出来る。やっぱりRPGはプレイヤーの自己投影を誘導し感情移入させるのがお決まりだという事なのかもしれないが、いくら何でもマリオさんの肉体に自分の名前を付けるのは憚られるのではないだろうか!?

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マリオRPGでは貴重なマリオさんの邸宅を拝見する事も出来る。

何とマリオさんは世界的大スターにも関わらずこんな家賃3万程度のボロ小屋に住んでいる。頂点に登り詰めたとしても豊かさを得られるとは限らないゲーム業界の厳しさを物語っているのか、それとも国のトップでありながらもつつましい生活を送っている元ウルグアイ大統領ホセ・ムヒカのような好感度の上昇を狙うマリオさんのセルフプロデュース戦略なのか…真相は定かではない。


マリオRPGは敵味方問わず強烈な個性のキャラクターがこれでもかと登場し、「これはマリオのキャラじゃなくてスクウェアのキャラじゃないか?」とまで疑ってしまう程なのだが、そんな中でもマリオさんは一貫して喋らないキャラ付けがされている。

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しかしそんないつもニコニコ心穏やかなマリオさんもキレる時はキレる!突如マリオワールドにオリキャラを投入して無双させるごっこ遊びキッズに舐められ怒りのあまり拳を震わせるマリオさんの貴重な姿だ!!まだ言葉を理解出来ない子供は力で分からせるしかない!!

更にマリオRPGではマリオさん以外の任天堂スターキャラも続々登場!

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ブッキーの部屋には最近ドレッドな感じで帰ってきて大人気のサムス・アランの人形が、そしてヒノピオの宿にはスターフォックスよりアーウィン、F-ZEROよりブルーファルコンとファイアスティングレイの3機が飾られている!私はそこまでヘビーな任天堂ファンという訳ではないが、こういうゲスト出演にはやっぱりワクワクしてしまうものだ!

しかも何とあの…あのお方まで出演している!


ゼルダの伝説よりリンク参戦!!!

いや…まあ確かにメトロイドとスターフォックスとF-ZEROが出て逆にリンクがハブられていたら任天堂的にはおかしな話ではあるのだが、スクウェア的にリンクさんはFF1で勝手に墓を建ててから絶縁状態だと思っていたので、リンクさんの寛大さには光の戦士としても頭が上がらない!!

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更にはあのドソキーユングまで参戦!もう二度とマリオの歴史に姿を現す事はないであろう激レアキャラクターだぜ!!



マロ

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本人は「自分はカエルだ」と主張しているものの、どう見てもカリフラワー星人にしか見えないフカフカくん。

マロはとってもかわいい。

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見てくれたまえよ、この世には妬みも憎しみも戦争も核もないと言わんばかりの愛らしいピースサインを。これには米津玄師も世界平和を認めざるを得ない。


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刮目せよ、このかわいらしい倒れ姿に。マロは他のキャラに比べてちょっと弱……いや、決して使えない訳ではないのだが何か色々と残念な性能をしている。あっ!でもFF4のギルバートとかFFX終盤のキマリに比べたらまだマシだから!気にしないで!いやマシか…?

まあとにかく、マロは倒されてしまってもかわいいので何だか許せるぐらいかわいい。本人もオルランドゥが居る状態でオルランドゥの下位互換みたいな性能で加入してくるFFTのメリアドールぐらい微妙な自分の性能について特に何も考えて無さそうな屈託のない笑顔を浮かべているので問題ないのだろう。

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そんなマロ最大の持ち味はやはり「なにかんがえてるの」だ。

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どう見ても煽られているとしか思えない技名だが、実はこれはFFで言う所の「ライブラ」に相当する技であり、敵の現在HPを確認する事が出来る。

しかしそのライブラ機能はオマケに過ぎない。「なにかんがえてるの」の本領はジャスト入力に成功した時のみ表示されるモンスターの心情と言う名のスクウェアの隠しメッセージにある。

「なにかんがえてるの」の入力ジャスト判定はやたらシビアだ。マリオRPGはジャスト入力を成功させ火力を上げるのがほぼ必須テクニックであるため、終盤に登場する技や武器でもそこまでキツイ判定の物は少ない。

が、「なにかんがえてるの」に関しては「技の演出で敵に2つのスポットライトが重なる瞬間よりやや気持ち早め」という史上類を見ない異様なタイミングでの入力を求められる。そんな絶妙な難易度の高さからか…何というか…メチャクチャなメッセージばかり出てくる!


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今川版ジャイアントロボにファントムブラッド。もうスーパーファミコンが4000円安くなるクーポンを求めて購入したであろうキッズに理解してもらう気など毛頭ない。

もはやお察しかもしれないが、「なにかんがえてるの」で表示される隠しメッセージに攻略ヒントなど用意されておらず…と言いたい所なのだがギミック持ちの敵は割と的確なヒントメッセージを教えてくれたりもするので一概に無意味な技と言い切れない!いやでもパロ7割ヒント3割ぐらいの配分なので言い切ってもいいのかもしれない!!


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当然のように0083も仕込まれている。しかし現在大人気のFF14でも当然のようにデンドロビウムが登場したりするので、これに関しては20年以上前から脈々と受け継がれてきた勝手に0083姿勢なのかもしれない。コウ・ウラキみたいな顔になりたいのはこっちだよ。

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更にはネオンジェネシスなアレまで。変だよこれ、絶対変!!

まあこれは今川ジャイアントロボや0083に比べればまだ分かりやすいような気もするが、新世紀エヴァンゲリオンの放送開始が1995年、そしてマリオRPGの発売が1996年で開発期間から発売に至るまでの時間差を考えるともしかしたら「今期のアニメの好きなセリフ今作ってるマリオのゲームに入れちゃお」ぐらいの無法が行われているのではないか!?

これには「放送当時のエヴァはそこまで国民的大人気という訳でもなかったのでマリオRPGには先見の明がある」という意見もあり、エヴァ放送当時を知らない私からは正直見当もつかないので当時のマリオRPGと新世紀エヴァンゲリオンの有識者様方のご意見ご感想をドシドシお待ちしております。

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さようなら、全てのマメクリボー。



クッパ

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まず「1作目でクッパ仲間になっちゃっていいのか!?」という驚きが真っ先に来る衝撃のパーティーメンバー。いや確かにマリオRPGシリーズが長期コンテンツになる事は決まっていなかったのかもしれないが、にしたってクロノトリガーで魔王を仲間キャラにしてしまったスクウェアのスクウェア魂を感じる衝撃の人選である。

マリオRPGのクッパ様は何というか…かわいらしい。

突如天から降ってきた巨大な剣が自宅に突き刺さり追い出されてしまったからなのか、何だかテンションがおかしくなっている。

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久しぶりにマリオに会えた嬉しさから信じられないぐらい気さくな挨拶を飛ばしてしまったが自分でも何を言っているのかよく分からず悶々とする…そんな好きな男の子に上手く切り出せない少女漫画のような一幕。

「元気にしてたか!何言ってるのよ…違う…威張れ威張れ…!」というクッパ様のセリフは多分五等分の花嫁でも二乃が同じことを言っていたので、もしかしたら中野二乃は春葉ねぎ先生がマリオRPGのクッパから着想を得て生み出したキャラクターなのかもしれない。

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更にはマリオとクッパ感動のキスシーンまで!!!
マリオRPGとはマリオとクッパの恋愛シミュレーションだったのか…?いやそれは過言かもしれないがFF7で言う所のティファ、DQ11で言う所のベロニカ、それぐらいのポジションにクッパは居る……のだろうか??

マリオRPGのクッパのお茶目で憎めない愛らしさに関しては「俺が想像してたクッパ様だ…」とクッパ解像度の高さに感心したのだが、このクッパのキャラクター性はマリオRPGで確立されたという説もあるらしく、もしかしたら自分が抱いている「クッパのクッパ像」そのものがマリオRPGから派生していった物なのかもしれない。

私は任天堂社員でも何でもないのでクッパは1作目からこういうキャラクターとして考えられていたのか、それともマリオRPG以外の場所でクッパのキャラクターが固まっていたのかは分からないのだが、少し昔のゲームを遊ぶとこういう思わぬ所で自分が常識だと信じていた事のルーツに触れたりするので楽しい。



ピーチ

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何十年と続いてきたマリオの歴史の中でもそのメインヒロインの座を一切明け渡すことなく頂点に君臨し続けてきた圧倒的女王、ピーチ。

FFXで言えばユウナ、蒼天のイシュガルドで言えばアイメリクにエスティニアンにオルシュファン、時として主役を喰っちまうそんな音楽響かしてこうや兄弟と言わんばかりの絶対的メインヒロイン。

私はマリオRPGをクリアして一つ分かった事がある。それはこの「ピーチ」という人は私が知っているピーチとは同姓同名の別人だという事だ。


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だ…誰なんだ!?

た、確かにピーチは何となく「マリオー!」って叫んでるイメージあるけど、キノコ語バイリンガルにかけたら「うそ~!?マリオじゃないの!!私はここよ~!!」って叫んでいたというのかッ!?

ピーチって、こんな面白い感じの姉さんだったのか!?

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もう最初の救出シーンの時点で「あぁ、よかった♥」とハートマークを飛ばしてくる時点で何だかテンションがおかしいような気がしなくもない。

ピーチって何かこう…どっちかって言うとおしとやかで落ち着きがあるというか…純然たる「姫」って感じのイメージがないか!?私のピーチ像が間違っているという事なのか、これは!?

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ピーチだってエクスクラメーションマークを11連打する事もある。
いやあるのか!?

何ていうかこれ…中身スクウェア製ヒロイン入ってないか!?ガワはピーチ姫でも着ぐるみ脱いだらSFC期スクウェアRPGの変なヒロインが出てくるんじゃないのか!?

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しかも微妙にマリオを惑わしてくる!
お前いい加減正体見せろッ!
本当は「ヨッシーより、ずっと早い!」とか「マリオ、おとなになるって、かなしいことなの…」とか「でもクッパは来てくれたわ…クッパはいつもあなたのかげで苦しんでいたのよ…あなたに負ける者の悲しみなど分からないのよッ!」とか言いたくてたまらないんじゃないのか!?

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責任者を呼び出しかなりガチのキレ方をしてくるピーチ。ラーメン屋に入ってスープに虫の死骸が浮いていた時もこのぐらいの詰め寄り方をしてきそうで怖い。ドラッグストアで買い物をして10%引きクーポン対象外の商品に割引が入っていなかった時もこのぐらいの詰め寄り方をしてきそうで怖い。

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正直私はこのピーチなのか誰なのかもよく分からない謎のスクウェア製ピーチの方が、普段のピーチより好きかもしれない。いや普段のピーチって何?

スクウェアの細かなドット技術による表情や動きの豊かさによりこれまでピーチにあまり感じたことがなかった「おてんば」「天真爛漫」的な要素が付与されており、かなり好みだ。いや付与された要素がデカすぎてほぼ別物と化してるのはさておきだな!!

というかもうこれからのマリオシリーズ全部にこの謎ピーチが出てきて「マリオ、無事だったのね♥」とか「助けて~~!!早く来てよ~~~!!!」とか謎のテンションの高さを発揮して欲しいのだが、あまり後世のピーチにこの面白姉さん気質が受け継がれていない時点でお察しなのかもしれない。


閑話休題。
マリオRPGの特色として挙げられる事に「遊びやすい」という点がある。スクウェア産RPGと言うと、面白さは間違いないのだが何かと理不尽な攻撃が飛んできて即死したり、複雑な戦闘システムを理解しなければ中々苦しい戦いを強いられる事が往々にしてあるのだが、マリオRPGに関してはぶっちぎりで触りやすい。

直感的に触りやすい4ボタンでコマンドを入力する戦闘システム・ジャスト入力で簡単に攻撃力が上がる爽快感・状態異常無効に即死無効、装備すれば敵の攻撃がほぼ通らなくなるひまんパタこうら………などなど、人生で初めてRPGを触った方でもマリオRPGなら楽々とクリア出来てしまうだろう。


そんなマリオRPGが簡単な最大の理由、それは「ピーチがいくら何でも強すぎる」だ。ピーチはRPGで言う所のヒーラーロールに当たるキャラ。ドラクエで言えば僧侶、FFで言えば白魔導士。

ピーチは中盤辺りで仲間になるため、序盤はマロが魔法DPS兼ヒーラーを担当してくれるのだがいくら何でもピーチが強すぎるためそういう点でもマロは…………やめておこう。

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ある程度RPGを遊んだことがある方ならば、この「みんなのHPを回復してあ・げ・る♥びょうきもなおしちゃう」というやたらの癖の強い紹介文で戦慄している事だろう。そう、この技は消費MPたったの4で「全体回復&全体状態異常治癒」と恐ろしい効果を持っている。
全体回復と全体異常回復がたった一つの技で!?

他の技を上げてみても「単体回復&単体異常回復」「ジャスト入力成功で全回復状態で蘇生」「全体サイレス」「全体スリプル」など、どこをどう切り取っても無駄な技が一切ない恐ろしいほどのチート技構成となっている。

つまり!
極論!!
マリオRPGはピーチの全体回復を連打しているだけで終了してしまう!!!

ヤリドヴィッヒのすいじょうきばくはつやオノフォースのジャスティスブレイカなど、難易度は比較的簡単なマリオRPGでもある程度の詰みポイントは用意されている。
しかしピーチに全状態異常無効のあんぜんバッジを付けたりひまんパタこうらを装備させたりすれば無敵要塞ピーザスが完成し、そのまま毎ターン全体回復を連打しているだけでマリオRPGは楽々とクリア出来てしまう。


「ヒーラーが強すぎる」という理由でここまで簡単になっているRPGも中々に珍しいのではないだろうか…。

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そして最強技が「ヒステリックボム」なのも怖いし「私をおこらせたらどうなるか教えてあげるわ♥」の説明文もやたら怖い。

お前は一体誰なんだ!?




ジーノ

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待ってました、俺達のジーノ!!!!!

私はスクウェアもマリオRPGも全く知らなかった頃に一度スマブラSPのスピリットモードでジーノを見たことがあった。

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ジーノは伝説のポケモンやゼノブレイド2のメツなどのラスボスor最強キャラが属する「レジェンド」という最高レアリティを有しており、当時の私はジーノに対して「何でこんな弱そうなやつがレジェンドレアなんだ…?」と疑問を抱いていた。しかしそれは全くの間違い!

ジーノこそマリオ界のレジェンドにふさわしい!!


初戦闘のユミンパ戦にて「ボクは、天空の使者!そして星を追う者!!その星のカケラはみんなにとって大事な物だ。返してもらうよ。」とやたらとカッコイイセリフと共に登場してくる。もうこの時点で若干マリオ世界から浮いている程の大真面目なカッコ良さを放っている。

そんなジーノの正体は遥か上空にあるスターロードにて「この世界に暮らす人々の願いを叶える」という使命を持った文字通り正真正銘の天空の戦士。

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しかしマリオRPGでは別世界より飛来したカジオーによってスターロードが破壊され人々の願いが叶わない世界になってしまった。
そんな未曽有の危機を解決するべくジーノは子供が持っていた人形にその命を宿し動き出した!!

当の本人は「願いが叶わない世界になってしまった」と言っているものの、子供がごっこ遊びで使っていた人形に宿り本当にヒーローみたいなカッコいい奴として動き出した時点で子供の願いを一つ叶えてしまっているので罪な男である。


ジーノはその攻撃方法も若干マリオ世界から浮いている。


指マシンガンにロケットパンチ、肘大砲に両手銃、果てには薬莢が散らばるクッソカッコいい演出まで付いてくるハンドガン。

マリオはこうらを蹴飛ばしたり、クッパはワンワンを投げ飛ばしたり、ピーチはフライパンで敵を滅多打ちにしたりと、マリオRPGは武器に至るまでしっかりマリオの世界観を崩さないポップな武器チョイスなのだが明らかにジーノだけ浮きまくっている!というかもうジーノだけそのままFFに出てきてもあまり違和感がない!!
マリオのRPGでハンドガンで戦う奴って何だ!?


ここからは私の勝手な推測なのだが、マリオがこのマリオRPGの任天堂側の主人公なのだとしたらジーノはマリオRPGのスクウェア側の主人公なのではないだろうか。そのぐらいジーノはマリオ世界の中でキャラクター性も攻撃方法も浮いている。

マリオRPGのラストダンジョンはカジオー達の根城の武器世界。つまりマリオの世界とは完全な別世界が広がっている。

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今作のBGMはお馴染み下村陽子氏。オリジナルもアレンジもちゃんとマリオの世界観に合ったポップでノリノリなBGMなのだが、武器世界のBGMに関してはもはやマリオでも何でもないただの「ラスダン」のBGMが流れる。

そして武器世界に突入した時、ジーノから「ここの武器世界とマリオ世界が繋がってしまったことが今回の発端だ」という事件の真相を伝えられる。

つまり武器世界とマリオ世界が接続してしまった=スクウェア世界と任天堂世界が接続という事なのでは!?


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こうなってくるとマシュマロ王国の人のジーノ像に対する「このどうぞう、何か…こう……この世界の人じゃないような感じがするわ」というセリフも何だか示唆的な物に聞こえてくるような気が………………とまあここまでぐるぐる目で書き殴ってみたが、別にジーノは武器世界出身という訳でもないのでその時点でジーノスクウェア主人公説は破綻しているかもしれない。


しかしスクウェア…もといファイナルファンタジーの持ち味としてやっぱり「機械」は間違いなくあると私は思っている。

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(シレっと置かれているFF6の魔導アーマー)

そんなマリオ世界から明らかに浮いてしまうようなスクウェア的サイエンスエッセンスが若干ジーノに盛り込まれているのは確かなのだ。

更にジーノ、性能まですごい事になっている。
ステータスの「防御力がやや低く代わりに全キャラ中最高クラスの攻撃力」というピーキー加減もそうなのだが、特筆すべきはその技。



ジーノ最大の必殺「ジーノカッター」。

それは「画面からカッターが消える直前にボタンを入力するとジャスト判定で9999固定ダメージが出る」というあまりに身も蓋もない効果を持っている。FFXのワッカのアタックリールぐらい身も蓋もない。

流石にボス相手には9999固定は叩き出せないものの、終盤に登場するほぼ中ボスクラスの敵ですらも余裕で9999で即終了してしまう。果てには一応ボスであるはずのカリバーですら何故か9999で即死させてしまう。

や…やっぱりお前ファイナルファンタジーからやって来たんじゃないのか!?何でマリオのRPGに出てきたキャラがこんなFF5のデスクローとかFF6のソウルオブサマサアルテマみたいな無体な無茶苦茶な性能持ってたんだよ!?


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そんなジーノの異質なカッコ良さも、終盤になるとエモさに化けてくる。別にそこまで辛い戦いがあったとか悲しい出来事があったとかそういう訳でもないのに「ボク達の旅も、もうすぐ終わる。その時は……」というセリフで一気にRPGの終盤として空気を締めてくれる。光の戦士の鑑。
何かもうジーノだけCV櫻井孝宏とかそんな気がしてくる。


それでもやっぱりマリオRPGは最後まで明るく楽しく終わる。

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ラスボスとの戦いが終わりジーノは人形に戻ってしまったけど、この何だかほんわかした絵面で旅の終わりを締めくくる。最高にマリオRPG。

最後は私が一番好きな「別に出てない訳じゃないけどそこまで獅子奮迅の大活躍をしていた訳でもないからどことなく所在なさそうなヨッシーの表情」でこの記事も締めくくろうと思う。

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では私はこれからNintendo Switch(有機ELモデル)が4000円安くなるクーポンを握りしめて店に向かおうと思います!

それでは!!