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女体化してる人を見たくて今更原神始めた(稲妻・スメール編)

 というわけで、『原神』の稲妻編とスメール編をクリアしました。

 今回から初めて読んだ方は、「いきなり稲妻とスメールから?」と思うかもしれません。一応璃月編もあるのでリンクだけ貼っておきます。

 まぁ、タイトル通り女体化してる人が見たいって言ってるだけの内容なので別に前のやつは読まなくてもいいです。

 稲妻とスメールが一緒になってますが、特にいつもとテンション変わらず淡々としたプレイ日記みたいな感じだと思います。そんなに気張らず適当に読んでください。よろしくお願いします。


かわいい顔しとるね

 スカラマシュくん、かわいい顔しとるね。

 スカラマシュくんみたいな邪悪存在、私は大好きです。なんかこの人実装された時に大騒ぎされてたのは知ってるんですけど、こういうポジションだったんですね。FGOのオベロンみたいなもんですかね。

 もう開幕から稲妻編の半分以上吹っ飛ばしてスカラマシュの話してる時点で薄々察してるかもしれませんが、今回も大体男の話ばっかりしてると思います。よろしくお願いします。

 嘘……原神なのに直球でストーリーが熱い……?

 私が稲妻編で一番好きなシーンはやっぱりここ。楓原万葉が持っていた形見の神の目が光り、無想の一太刀を受け止める。嘘……原神なのに直球で熱い……? 

 正直、原神のストーリーは璃月編の独特な構成も含めて、あまり他のRPGでは出てこないトリッキーな面白さがウリな部分だと思っていたのですが……まさかの稲妻のド直球な面白さ。

 そもそも原神は「神と国」がストーリーの中核になっているところに対して、「神が独裁的に国を支配している」という真っ先に思いつきそうな構造の国がまさかの3番目にやってくる。だから3番目の稲妻にして、ついに「直球で熱い」ストーリーが来る! ……不思議なゲームですよね。

 そしてやっぱり稲妻で忘れちゃいけないのがこれ。
 『雷電将軍に転生したら、天下無敵になった』。

 なんすかこれ?

 日本だから……ラノベってコト? いや百歩譲ってこの『雷電将軍に転生したら、天下無敵になった』は許しましょう。影ちゃんは意外とこういうのに寛容なタイプであることを祈りましょう。

 ただこっちは流石に怪文書でしょ。

 『お願いっ!私の仙狐宮司』は流石に読んでて頭がグワングワンしてきます。小学生の言い訳レベルで別人であるかのように描かれているものの、これを雷電将軍と八重神子は一体どう思っているのか? 

 普通に生モノを取り扱っているラブコメが堂々と出版されているのはどういう事なのか? 私が知らないだけで、意外と稲妻の城下町では普通に雷電将軍と八重神子の同人誌が売られていたりするのだろうか?

 あとこれもしかして世話やきキツネの仙狐さんがオマージュ元だったりするんでしょうか。どうなんだ……オタク企業ホヨバース!?


お前……男だったのか!?

 稲妻進めてる辺りだったかな……このキャラを引いたんです。
 そう、「鹿野院平蔵」くん。

 お前……男だったのか!?

 この人……女体化とかとは関係なく冗談抜きで女の子だと思ってました。

 え、だってなんか……ネットでよく見るイラストとかがみんなかわいい顔してるし……髪も赤いし……かわいい顔してるし……身体も華奢だし……かわいい顔してるし……

 とにかく実際に引き当ててボイスを聞いた瞬間、「お前……男だったのか!?」と小さい頃に男だと思って接していたら数年後の再会で幼馴染が女子であったことが発覚するラブコメ主人公反応をしてしまったワケです。

 いや実際この泣きボクロは美少女でしょ。

 これは流石に美少女だと勘違いされても仕方ないでしょ。少なくとも平蔵くんに弁明の余地はないでしょ。こんなのCV釘宮理恵だと勘違いされても誰が文句言えようか? ファイナルファンタジーのキャラとまつ毛の長さでチャンバラできそうなくらいまつ毛長いじゃん。この泣きボクロを配置した人にはホヨバの上層部から100万モラ振り込んであげてください。

 しかもこの鹿野院平蔵くん、バトルスタイルが格闘なのも素晴らしい。このビジュアルで格闘攻撃。すごい。もうキングダムハーツのキャラに見えてきた。ひとりだけ野村哲也の絵柄な気がしてきた。

 そして私は稲妻の魔神任務にこの鹿野院平蔵くんが登場するのを、それはそれは楽しみにしていたのです……一体どこで登場するのか? 反乱軍だろうか? それとも天領奉行? それか神里家?

 「鹿野院平蔵くんがメインストーリー出るの楽しみなんですよね」
 「確か出なかった気がする」
 「えっ」

Discordでの会話


夜蘭強すぎ

 稲妻からスメール編までを進めるにあたって、私はある一つの事実に気が付いたのです。そう……手持ちが弱い。手持ちが弱すぎる。

 いや、弱すぎるとは言い切れないかもしれないが、それにしたって何かが欠けている気がする。確かに北斗やフィッシュルや行秋を引けている時点で比較的星4運は高いのかもしれないけど、星5キャラがモナしかいないのは心許ない! 力が……圧倒的な力が欲しい……

 そして上記の画像にある通り、私はついに1万円分原神に課金してしまったわけですが……特に手持ちの戦力不足を実感したのが、行秋とモナを突破させるために必要な素材を落とす「純水精霊・ローデシア」。

 マジでコイツのせいで原神詰んだかと思いました。

 わかった。何体か出現する雑魚を撃破してローデシアのHPを削っていく特殊なバトルスタイルも許そう。出現場所が悪いのかはわからないが明らかに近接攻撃の届かない水上から攻撃してくる鶴も許そう。だが、放置すると勝手にHPを回復するイノシシ、テメーはダメだ。

 あと全然関係ないけど無想の雷も戦ってて全然楽しくない。
 急に明後日の方向から怒りが飛んできて無想の雷もビックリしてるかもしれないけど全然楽しくない。原神のキャラ大体好きだけど無想の雷だけは絶対好きになれない。あと岩もだ! 台座に登るなバカ!!

 まぁそんなこんなで手持ち不足を実感したので、ガッツリ課金して当時ピックアップされていた「夜蘭」を180連のPU確定で超強引に引き当てたワケです。

 スメールまでクリアした今だからこそ言えますが……この人ガチで原神最強キャラやんけ。マジでこの人がいなかったら絶対スメールまで進んでない。急に後付け設定で「七神とか俗世の七執政とか言ってるけど実は夜蘭も入れて八神でした」とか「夜蘭入れてあと7人分の裏七神がいます」とか言われても何も疑わないぐらい強い。

 まず第一に元素スキルの夜蘭ダッシュ。走って敵に糸を巻き付けると……ジュバッ!!!ってなる。機動力・火力・リキャストの早さの3拍子揃った最強スキル。マジでリキャスト早すぎる。ただリキャスト早すぎるせいで全体的にバトルが忙しい。体感的に暗黒騎士の開幕スキル回しぐらい忙しい。

 これホヨバースの人たちが夜蘭の元素スキルのリキャスト時間とちょうど手元にあったコンビニのおにぎりレンジでチンする時間間違えたとかじゃないんですよね? 大丈夫ですか? 急にフォンテーヌ編から30秒になったりしないですよね?

 そしてこの「終わりね~撤収!」でお馴染みの元素爆発。なんかサイコロファンネルが出てきてエゲつない火力を叩き出す。今だからこそ言えますが、多分あのサイコロファンネルが私の原神MVPだと思います。

 まだ記事の途中で最後の感想を書いてしまいますが、私が原神を通しで遊んだ最終的な結論は「夜蘭最強!」です。

 夜蘭が存在しない原神、もう考えたくない。明らかに夜蘭を引く以前と以降で原神が別のゲームになっている。もう明日から急に『原蘭』とか『夜神』とかにゲームのタイトル変わってても私は怒れません。


僕の彼氏です。

 サンキュー、pako先生……。

 というわけでついに入ってしまいました、スメールに。

 そして私は後追いで一気にモンド→璃月→稲妻→スメールをプレイしたので、どんどんゲーム内のカットシーン技術や翻訳技術が向上していくのを短期間で感じ取ることができました。

 FF14の新生~漆黒を一気に遊んだ時もそうでしたが、この「長期的に運営されたゲームの技術の進化を後追いで一気に楽しむ」って邪道な楽しみ方であることは理解していてもやっぱり楽しいんですよね。手に取るようにゲーム内の技術の進歩がわかる。

 ニィロウは僕の彼女です……。

 これは僕の彼氏です……。

 うわっ! 出た! アルハイゼン!! ついに出たアルハイゼン!! やっとタイトル通り女体化の話できますね。私が勝手に言ってる原神女体化四天王の5人目が彼です。火のディルック・氷のガイア・水のタルタリヤ・岩の鍾離・草のアルハイゼンでついに5人コンプリートってわけです。

 ほんでおっぱいでっか………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………

 これが……これが“男の巨乳”ということなのでしょうね。

 アルハイゼンってなんかパッと見は堅物な印象を受けますけど、いざ実際にしゃべってみると「うん。」とか「教えてあげるよ。」みたいに結構やわらかい言葉を使ったりもするのが頭おかしくなる。おっぱいがデカすぎるだけで普通に学生なんすよね、この人。

 あと声が良すぎる。アルハイゼンに梅原裕一郎を持ってくるのは流石にタルタリヤ木村良平以来のクリティカルヒットかもしれない。

 アルハイゼンの声、アニメとかでよく聞く感じの梅原裕一郎よりほんの3ミリくらい声が高めなのが絶妙な演技ですよね。まさに砂漠から一粒の砂をすくい上げる演技。大海から1本の針を見つけ出すかのような演技。スメールの草木からたったひとつの種子を探り当てるからのような演技。

 「ハーモニー」っつーんですかあ~~~~~~「キャラと声の調和」っつーんですかあ~っ たとえるならサイモンとガーファンクルのデュエット! ウッチャンに対するナンチャン! 高森朝雄の原作に対するちばてつやの「あしたのジョー」! アルハイゼンに対する梅原裕一郎!

 なんか全部のセリフが少女漫画に見えてきた。

 この人、書記官らしいんですよね。書記官のくせに身体がムチムチすぎるだろ……あと書記官のくせに戦闘力が高すぎるだろ……。

 ……ハッ!? アルハイゼンの話しかしてない!
 私……またアイツのこと考えてっ……!!

 ここで一旦ちゃんとスメールの話に戻しましょう。
 特に印象的だったのはやはり魔神任務2章の無限花神誕祭編。

 もしかして十三機兵防衛圏遊んだ?

 無限ループ、別時間軸の自分、世界の果て、連想システム……割とこれマジで十三機兵リスペクトな気がしなくもないんですが、まぁそれはそれとして私は「スメール編の明らかなシナリオの完成度の向上」をこの2章で察し始めました。

 この2章で「スメールのストーリー」にグッと引き込まれた感覚がありました。この辺りから本格的に牙を剥き始める、なんかもう技術が向上しすぎて実相寺アングルみたいになってるカットシーンと進化したシナリオの合わせ技。

 そもそもスメール自体がIT化の進むリアルインドの背景とアーカーシャをかけ合わせているし、そこに無限花神誕祭の「輪廻転生」を被せてくるのもすごい。えっ、原神ってこんなテクニカルなことできるゲームだったんすか?

 そして何より、ドニアザードが願い続けた花神の舞を夢の主でもあるニィロウが踊ることによって、この「夢」が終わりを迎える決着が何よりも美しい。これでまだ2章なのがスメール編のヤバいところだと思います。

 夢は本来、不思議で、ロマンチックで、驚きに満ちているもの。だからこそ、この終わらせたくなかった花神誕祭の終幕は……何よりも美しく終わるべきなのさ!


最高の仲間!

 そうそう、無限花神誕祭の流れで触れておきたかったことがひとつだけあったのでした。それが……「パイモン」

 「原神でどのキャラが一番好き?」と問われた時、私は多分ひとりには選べないので、タルタリヤとか鍾離先生とかの何人かのキャラを挙げると思います。そしてそこに間違いなく入れたいのが……パイモンです。
 私、パイモンが原神で一番好きなキャラです。

 まずかわいい。そして……このスメール編の2章で旅人がいなくなって大泣きしちゃうくらい旅人への感情が結構重いのが好き。特にダインスレイヴが出てくる合間の魔神任務では旅人専門メンタルカウンセラーになってるけど、それと同時にパイモン自身も割と旅人に依存してそうなのがかわいい。

 特に2章で言い放った「あんまり役に立たないのはわかってるけど、今までずっと一緒だっただろ?」がパイモンの旅人に対する湿っぽい感情が溢れ出してる感じがあって最高です。これ3割ぐらい聖園ミカ化してないか?

 そんなに戦力としてカウントされていないことを自覚した上で、それでも「これまでずっと一緒だった」ことを後ろ盾にあなたについてこようとするかわいい生命体……パイモンちゃん……

「おまえは幾千万ある星のうちの一つかもしれないけど、オイラにとっては世界のすべてだぞ。」

七星召喚「最高の仲間!」

 そしてパイモン絡みで一番好きなテキストがこれです。七星召喚の「最高の仲間!」というカードに書かれているサブテキストなんですが……これ原神の最終回で言われるやつですよね?

 そもそも旅人を例えているであろう「星」が、「テイワットの中で生きる幾千万の人たちの中の、たったひとつ輝く星」とも、「数多に存在するリアル原神プレイヤー=幾千万の星」というメタ解釈とも取れるのがテキストとしての完成度が高い。

 「オイラにとっては世界のすべてだぞ。」まで含めてパンチラインとして強すぎる。原神のイシカワナツコ(概念)の存在を疑わざるを得ない。

 パイモンは純粋に優しくて、明るくて、良い子で……本当にパイモンの純然たる善意を見るたびに心がおかしくなりそうです。だからスメール編で結構ショッキングなシーンに遭遇した時のパイモンの反応が……辛い! 
 パイモンを……パイモンを傷付ける存在は私が許さない……。

 基本的に創作物の中に登場するキャラというものは、「物語の中で、この人が傷付いているところを見たくない」と感じられたら勝利なのだと思います。だいぶ私の独自の感覚かもしれませんが、私は作品内のキャラクターに対してそう思わされたら勝利判定を出すことにしています。

 そしてこの手のマスコットポジションの子をここまで好きになることが他のコンテンツでも中々なかったので、そういう意味でも私の中でパイモンは衝撃的なキャラクターです。パイモンが……パイモンちゃんがラスボスなわけないだろ!!!!!


虚空の鼓動、熾盛の劫火

 も、も、萌え~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~。

 アルハイゼンの野郎が結構パイモンのこと気に入ってそうなの、萌えにも程がありませんか? 私がスメール入る前に届いてたアルハイゼンの誕生日メール見返してたらパイモンのこと「彼女」って二人称で呼んでんの流石に気が狂うかと思った。

 パイモンとアルハイゼンのこと2時間ぐらいファミレスとかに放置してみたい。意外とサイゼの間違い探しで盛り上がったりするんかな。「おい!猫が料理を運んでるぜ!」「あれはロボットだが」みたいな会話すんのかな。

 あとその肉体で文弱を名乗るな。そんな大谷翔平みたいな身体つきで文弱を名乗るな。全世界の文弱に謝れ。

 すいません、気を抜くとすぐアルハイゼンの話ばかりしてしまいます。このままでは本当にアルハイゼンの話だけでこの記事が終わってしまいそうなので、もうちょっと真面目にスメール編の話をします。

 特に私がスメール編で好きなのが、3章から5章にかけての「仲間が集まっていく」あの流れ。旅人、書記官、大マハマトラ、レンジャー長、傭兵、エルマイト旅団、アアル村のガーディアン、踊り子……生まれも立場も全く違うバラバラの人間が集まり、旅をして、仲間になっていく。

 これこそRPGの王道、「仲間との冒険」
 ついに、ついにスメール編ではこの「仲間との冒険」をすることができたのです。これが私の中ではかなりの感動なのです。

 正直、「原神のストーリーを舐めていなかったのか」と言うと……嘘になります。モンドも璃月も稲妻も好きなストーリーではありました。ただ、やっぱり心のどこかに「あぁ、まぁ原神にしては面白い話だったかな」というストーリーの完成度に対する舐めはありました。そこに嘘は付けません。

 だって私がゲームに一番求めているものは、「面白いストーリー」です。FF14もそう。FGOもそう。とにかくゲームに一番欲しいのは面白いシナリオ。心を掴まれるストーリー。キャラクターたちを愛すことのできる物語。

 だからやっぱり、原神のストーリーはどこかで物足りなかったのです。しかし……そんなものはこのスメール編で完全に壊されました。スメール編、めっちゃ面白い。

あそこでスカラマシュが出てくるの流石に「天才?」って声出ました

 これまで私の中で圧倒的王者に君臨していたのが、「璃月」の魔神任務。神を送り出す送仙儀式を通して、璃月の民の思いを知る物語。璃月はどちらかというと、HoYoverseにとっての自国(中国)モチーフであるがゆえの脂のノリ方と、鍾離先生の動かし方も含めたトリッキーな面白さが好きでした。

 ただ、スメールはもう真正面切って面白い。真正面からRPGしてて、最高の冒険ができて、最後にはスメールのみんなが好きになっている。とにかくもうスメールのシナリオの面白さを上げ始めたらキリがない。

 マハールッカデヴァータとクラクサナリデビの関係が輪廻転生であること、ナヒーダ解放作戦においてニィロウが踊りが草神解放(誕生)のトリガーになっていて2章と5章の構図を被せてきていること、イザークやラフマンといったモブNPCにも見せ場があること、スカラマシュ戦でついにナヒーダをプレイアブルとして使用できること、そして何より……マハールッカデヴァータとクラクサナリデビが最後に出会えること。

 かつてマハールッカデヴァータは唯一、夢を見ることのできる個体だった。そして知恵の神は、人々の夢を束ねて世界を救う方法を思いついた。そして作り上げられたアーカーシャ。そんなマハールッカデヴァータの出した結論より先の答えを、クラクサナリデビは見つけ出していた。

 スメール人は、夢を見ない。

 その夢が、誰よりもスメールを守り続けた神から返還される。「マハールッカデヴァータの愛したスメール」という夢は終わり、クラクサナリデビの愛するスメールがこれから始まる。スメールの民よ、さようなら。今宵、素敵な夢があなたたちに訪れますように。

 知恵の神が別れを告げたその夜、きっとスメールの人々は、不思議で、ロマンチックで、驚きに満ちた夢を見たことでしょう……。

 リアルに泣いちゃう。

 私がゲームのシナリオを褒める時、「FF14の漆黒」とか「FGOのアヴァロン・ル・フェ」とか「ブルアカのエデン条約編」とか色々なシナリオ褒めの最上級例えがあるのですが……スメール編にはそれを全部贈呈します。
 原神、面白いゲームだと思います。

 そもそもの「世界が……私を忘れて……」のセリフ自体がミスリードになっているところもすごいと思うんですが、私としてはスメール編が「世界樹で草神の声を聞いて、ガンダルヴァー村でコレイと出会う」ところから始まり、「世界樹でマハールッカデヴァータに別れを告げ、ガンダルヴァー村でコレイと再会する」ところで魔神任務が終幕に向かっていく構図がメチャクチャすごいと思います。

 私がモンド編でトップクラスに好きなシーンは、モンドで最初に出会ったアンバーが、最後にはモンドから旅立つ旅人を送り出す役目を担うところなんですが……スメールにおいてコレイがその役割を担うのもめっちゃ良いですよね。あぁ、良い旅だった。

 あとは最後の祝賀会のために、みんなを集めるだけ……じゃあまずは教令院に行ってアルハイゼンを誘いに………

 彼氏、おるやん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
 やっぱり私のこと騙してたんだ!!!!!!!!!
 この裏切り者!!!!!この巨乳野郎!!!!!!!

 そう、魔神任務5章で急にぶっこまれる男・カーヴェ、ついに登場です。

 何これ? アタシ何見せられてんの?
 目の前でセックスしないでくれる? 

 俺からアルハイゼンを奪って楽しいですか……? と、言いたいところなんですが、カーヴェもカーヴェで結構好みの男なのがタチが悪い。

 そもそもCV内田雄馬の金髪長身男性を急にぶっこんでくるな。なんでだよ。流石にカーヴェ追加投入は犯罪だよ。戦いが終わったと思ったら核落とされたみたいな気持ちだよ。まだ戦争は終わってなかったのかよ。
 俺がスメールのランボーだよ!!!

 そもそもこのふたり、同居してるらしいんですよね。
 ……犯罪だよッ!!!!!!!

 一旦、一旦状況を整理しましょう。CV梅原裕一郎の銀髪長身男が出てくる。これは素晴らしいですね。それがCV内田雄馬の金髪と付き合ってる。軽犯罪ですよね。……で、このふたりが同居してる。はい犯罪。

 しかも今のところ登場シーンが少ない! こんなに現パロ無限に量産されそうな設定なのに……描写が少なすぎる!! 

 だってもうこんなの「教令院で夜までレポートを書いてたのでせっかくだから帰りのコンビニでアルハイゼンと自分用の明治エッセルスーパーカップを買って帰ったら『俺は爽が好きだが』とか言われてハァ〜〜〜〜!?!?!?になるカーヴェ」とか「どっちが今日の皿を洗うか決めるためにスマブラで1戦しようとしたら皿洗いのことを忘れて深夜3時まで一生1on1するアルハイゼンとカーヴェ」とか「サイゼに行ってパスタの大盛りがなくなったことに未だに文句言ってるカーヴェと一方華麗にアロスティチーニを注文するアルハイゼン」とか「同級生何人か誘ってカラオケ行ったら意外とカーヴェが革命デュアリズムとか歌い始めて若干引くアルハイゼン」とか無限に量産できるじゃないですか。カーヴェ、編み物とか得意そうだけどスマブラでは意外とガノンドロフ使いそう(情報量が少ない今だから言える!カーヴェへのあることないこと偏見シリーズ)

最後に激レアのアルハイゼンほほえみ顔グラが出るのズルいですよね

 …………そして記事のオチを完全に見失った!!!!!
 アルハイゼンとカーヴェのせいだよ!!!!!!!

 だんだん怒りが湧いてきた。「アルハイゼンとカーヴェは同居しています……」という事実を伝えるだけ伝えてそこから何もないこの状況に腹が立ってきた。私は哀しき現パロ量産モンスターにしかなれない。

 あとどうしてもこれだけ書き残しておきたかったんですが……アルハイゼンとカーヴェってなんとなく『月刊少女野崎くん』の野崎くんと御子柴実琴に似てる気がするんですよね。中身は全然似てないんですが……なんとなくあのふたりを思い出します。だから、私の脳内では段々アルハイゼンとカーヴェが椿いづみ先生の絵で再生されてきています。

 この「アルハイゼンとカーヴェが椿いづみ先生の絵で見えてくる現象」をどうしても日本全国に伝播させたかったので最後に全然関係ない話をぶっこみました。……これ以上頭がおかしくなる前にアルハイゼンの伝説任務やってきます。

スメール編、ここが一番好きです

 そして、計3回に渡った「女体化してる人を見たくて今更原神遊んだ」シリーズ(?)もここで一旦のひと区切りです。全部読んでいただいた方、誠にありがとうございます。マジで何の役にも立たない内容でしたよね。

 とはいえ、普通に原神は続けていきます。ここまで来たら七国やり切るまで付いていきますとも。あと、次書く時までに鍾離先生とタルタリヤの伝説任務をちゃんとやっておきます。

 とりあえず、フォンテーヌ編でまたお会いしましょう!
 それでは旅人のみなさま……良い旅を!