今更FF8を遊んだらスコールがアルファツイッタラーだった
最近FF7Rをクリアしまして、そこから原作のFF7を遊んで、そして何故か自分の中で勝手にFF熱が燃え上がってFF8までクリアしました。
いきなり本題から入りますが、タイトル通りこの令和2年、元号も変わり大インターネット時代に今更FF8を遊んだら、FF8の主人公のスコール・レオンハートがまぁ精神性がインターネットのオタクなんですよ!
これからは本編のストーリーの進行に合わせていかにスコールの精神性がインターネットのオタクなのかを紹介していきましょう。
まず大前提として、スコールはとにかくモノローグで喋る。もう序盤から中盤にかけては会話の7割がモノローグで進む。
例えば、「何で俺がリーダーをやらなくちゃいけないんだ?こういう責任が重い役割はやりたくないんだ。やめてくれ。」と口に出して言う所を、スコールフィルターを通すと「(なんで俺がリーダーなんだよ…マジで頼むって…いや本当に無理だから…嫌いだわ…)あぁ、分かった」になります。
実際、このモノローグ部分をインターネットの書き込みに置き換えてみると、本当にインターネットのオタクみたいに見えるんですよ。
はいまずこれ。最序盤で大人のクソほどどうでもいい話を延々と聞かされるがスコール君は聞き分けのいい子供なので口に出して「うるさいんだよっ!」とは言わずに心の中でキレる。
これを多分後々自分のアカウントでツイートして結構バズる。
1万RTは確実だと思います。
スコールは本編内だとまだ高校生なのにも関わらず、やたらと物事の核心を突いたようなことを言うんですよね。
恐らくこれはTwitterでよく見かける「マックにたまたまいた女子高生が世の中の核心を突いたことを言う」ってパターンのツイートに近い。まぁこれもかなりインターネットでウケると思います。
ここから更にスコールのインターネットエンジンが加速する!
何故か突然当たり前のように人に対する偏見が飛び出す!スコール君流石にそれは良くない!偏見は良くない!でもこの偏見こそインターネットっぽい!!
………よくよく考えてみれば、FF8の発売は1999年。今からおよそ21年前。当時は今に比べればそれほどインターネットも普及していない。それなのに、21年前の段階でこのインターネットのオタクみたいなキャラクターが出てるのすごくないですか!?
いや、それとも今のインターネットのオタクがスコールを真似ているのか?
鶏が先か、卵が先か……こんな事を考えてもどうにもならないのですが、当時でここまで根暗解像度の高いキャラクターが出ていること自体がまずおかしい。
でも流石にスコールもそこまで酷いインターネットのオタクではない。まず顔がいいし、その上何でも出来る。だから同級生からはそこそこ信頼を置かれている。
だから逆に!信頼されているが故にめんどくさい仕事の全てがスコールに回ってくる!
まず当たり前のように班長にされる。まぁここまではしょうがない。
ここからがおかしい。
突然学園が機動要塞として動き出し、まさかの学園長から「操作が分からないのでちょっとやってもらってもいいですか!?」(当然スコールも初見だから操作方法なんて知るわけがない)と信じられない無茶振りをされる。
クソ上司からストレスをかけられている。
もうストレスがかかりすぎてキレ芸が板につき始める。本当にスコールは自分のことで精一杯なのに、周りの人間からどんどん巻き込まれる。
やってられるかこんなの!
これだけストレスがかかっている状態なのに、クソ上司から「じゃあ、今日から君には会社全体のリーダーになってもらうから」と自分の意見は聞かれずに中間管理職にされてしまう。
流石のスコールも大噴火。
もうこの辺りからは「インターネットのオタク」というよりも「疲れた会社員」のオーラが強くなっていく。10代が出しちゃいけないオーラだよね!?
でもこの疲れた会社員に何の救いもない訳じゃない。なんとスコールにはリノアという彼女がいる!
このFF8というゲーム、中盤辺りから「周りからストレスをかけられすぎて疲れて家に帰ってきた会社員が彼女に癒してもらう」という妙なリアルさを発揮し始める。
彼氏彼女…というよりかはもう既に新婚ぐらいの空気感が出てしまっている。前作FF7の主人公のクラウドがゲームクリアまで行っても辿り着けなかった「新婚の空気感」にクリアどころか中盤にして辿り着いている。
クラウドは泣いていい。
そして、この辺りから確実にスコールのインターネットのオタクっぷりが消え始める。
「インターネットのオタクはリアルが充実し始めるとキレがなくなる」という都市伝説が真実か否かは、FF8を遊べば火を見るより明らかである。
ここからのFF8はもうとにかくスコールとリノアのラブストーリー!
言うてラブコメ漫画を読んでもそこまで悶絶したりはしないんですけど、FF8のスコールとリノアのラブラブっぷりにはもう悶絶して部屋を転がり回るしかなかったです。
こんなに悶絶したのはやがて君になる以来かもしれない。
もう終盤辺りに来ると「いや、お前ら流石にところかまわずイチャイチャしすぎじゃない?」とキレそうになってしまうぐらいには無限にイチャつきます。アニメの12話みたいなイチャつきが半永久的に続きます。
FF7Rを遊んだら…から繋がるのもおかしいような気がしますが、今この時にFF8を遊ぶのも中々楽しいのでぜひやってみて下さい。
多分あなたもスコールとリノアに悶絶します。
それでは!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?