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FFのオタクは次元の狭間オメガとリターントゥイヴァリースをやった方がいい



どうも!みなさんFF14やってますか?

最近初めてまだ新生エオルゼアをプレイ中の方も居るでしょうし、もう漆黒はとっくにクリアしてあとは追加パッチと暁月のフィナーレを待つのみという方も居るでしょう。

そんな中私は現在紅蓮のリベレーターをプレイ中です。



私はこれまで散々FF14の歴代FFネタに「クリスタルタワーのFF3リスペクトがすごい~」だとか「蒼天のイシュガルドの竜騎士がすごい~」だとか言ってきた。


そのFF14のFFテーマパークっぷりがいよいよ極まってきたのが、この紅蓮のリベレーターのレイド「次元の狭間オメガ」とアライアンスレイド「リターントゥイヴァリース」である。





ではまずこの次元の狭間オメガについて。

次元の狭間オメガは紅蓮のリベレーターのレイドだからある程度は本編を進めないと遊ぶことは出来ないのだが、何と本編でこれに先駆けてオメガが登場する。


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なんと、FF14のオメガは初登場でFF5ファン待望のあの神龍と激闘を繰り広げるのだ!!!(こればっかりはマジで自分の目で大迫力の激闘ムービーを確かめて欲しい)


「や、そもそもオメガって何?なんで神龍と戦うの?」と疑問に思う方も居ると思うので解説すると、オメガと神龍はFF5の裏ボス的な存在として登場し数々のプレイヤーに強烈な印象を与えている。

それもその通り、このオメガと神龍、裏ボスのはずなのにあまりにも扱いが裏ボスっぽくないのである。


前者はラスボスのネオエクスデスを遥かに上回る強さなのにラストダンジョンのその辺を虫みたいにウロチョロしているシンボルエンカウント、後者は突然宝箱からミミックのように突然飛び出してくるというあんまりにもあんまりな裏ボスとしての自覚のなさ。


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これがFF5のオメガです。この端に居るちっちゃい奴が裏ボスなんですよ?

かく言う私も「なんか虫みたいなのウロチョロしてて邪魔なんですけど…」と突撃したら波動砲で焼き殺されるというとにかく理不尽な目に遭った。


一応FF5には「オメガは突然空から飛来して神龍はそれを追いかけてやってきた」というテキストが存在しており、つまりFF14でオメガと神龍がバトルするのはそういう事なのだが、もちろんFF5でオメガと神龍が戦うようなことは一切ない。両者ともただその辺をうろうろして宝箱に閉じこもっているだけである。


それを「あ、あの神龍とオメガが…あのFF5ファン待望の神龍とオメガの対戦カードが…」とさも十数年越しの因縁を果たす夢のマッチであるかのように盛り上げてくるFF14の熱量に「お、おう…」と若干引くレベルにはFF14のFFオタクっぷりがこの神龍VSオメガではとんでもないことになっている。




その14のオメガにスポットを当てたのがお待たせしました「次元の狭間オメガ」。

大体流れとしては、「神龍と激闘を繰り広げ消息不明になってしまったオメガの後を追う」と言った感じのストーリーなのだが、もう「次元の狭間」というタイトル名でお気付きの通り次元の狭間オメガはとにかくFF5ファンへのファンサービスがすごい。


正直オメガVS神龍でもうお腹いっぱいな所があるのにFF14は加減を知らない田舎のおばあちゃんの如く「もっと食えもっと食え!」と押し付けてくる。



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てかファンサービスというよりも普通にご本人登場しちゃいます。




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ついでにあともう一人ご本人呼んじゃってます。



「何!?次元の狭間オメガはFF5ファンを殺しに来ているのではないのか!?」と困惑してしまうほどには当然のようにご本人がポンポン出てくる。


何なら次元の狭間オメガのご本人登場シリーズはこれだけではない!
もう全てがFF5、FF6ファンキラーのような所があるので一つだけかいつまんで紹介するが、何とFF14ではあの魔列車に搭乗することが出来る!

しかもそこで流れるのはファイナルファンタジー全部まとめても屈指の名曲に入ってくるFF6の「決戦」アレンジ!!!

植松伸夫…祖堅正慶…生まれてきてくれてありがとう……


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もう本人呼びすぎてギャラ大丈夫?と心配になってくるのだが、魔列車のあの二人もちゃんと出てくる。

紅蓮のリベレーターにはFF6とは違う時空の「ドマ」が登場し光の戦士がドマを救うストーリーが展開される。その紅蓮のリベレーターで次元の狭間オメガをやるという事にはこういう意味がある。



「でも過去作オマージュばっかりなのもなあ…」と思う方も居るかもしれませんが、そこは信頼と実績のFF14。

ついでにクソデカ感情おじさんの百合も付いてきます。

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いや?「ついで」なのか?もはやFF5とFF6を食ってしまう勢いのおじさんの百合が次元の狭間オメガでは始まってしまう。


ま、まあとにかくこれも「過去作オマージュだけで終わらずに14独自の面白さも切り開く」というFF14の良い所の一つだと思います。



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いやこれなんなんすか?






続いては紅蓮のリベレーターもう一つの目玉、リターントゥイヴァリース。

先程…というかつい三行前ぐらいに「過去作オマージュだけじゃなくてちゃんと独自の面白さもあるのがFF14の良い所」みたいな事を書いたような気がしますが、このリターントゥイヴァリースに関しては「君らFFTとFF12は当然やってるよね?」と言わんばかりの圧を感じるストーリーが始まる。


そもそもイヴァリースとはなんぞや?という方に説明すると、松野泰己氏が中心となって立ち上げた「イヴァリース」という架空の大陸を舞台としたシリーズ(正式には「イヴァリースアライアンス」と言う)の事で、外伝作品でありシミュレーションでありながらも異例の100万本以上を売り上げた「FFT」や、味方の行動をプレイヤー側でルーチンを組む画期的なシステムを搭載した「FF12」などがその一部となっている。


そこからまあ色々な事があり、このイヴァリースアライアンスの完全新作が出ることはほぼ無くなっていた。

が、FF14でそのイヴァリースが奇跡の復活を果たし、吉田があのレジェンド松野泰己氏を連れてきてしまったのがこの「リターントゥイヴァリース」の全貌なのだ。まさに帰ってきたイヴァリース。


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松野泰己氏本人も居る。松野泰己とチェキを取れるのはファイナルファンタジー14だけ!



このリターントゥイヴァリースが次元の狭間オメガと明らかに違う所は、次元の狭間オメガがあくまで「FF14の世界にFF5やFF6の敵が登場する」という主従だったのに対して、リターントゥイヴァリースに関しては「別のゲームの世界観がFF14の世界を侵食する」という主従が逆転した形になっている。


それぐらいこれまでのFF14とは明らかに違うのだ。
主にテキストが。


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これ、ちゃんと伝わってますかね?

この主張の激しい強烈な個性のテキスト、俗に言うと「松野節」なのですがFFTプレイヤーはた、たまらん…!とテンション爆上がりするにしてもTや12をあまり知らないFF14プレイヤーはとにかく置いて行かれてしまうかもしれません。


そもそもFF14自体が結構Tや12などの影響を受けた雰囲気が強いのだが(これにはFF14開発陣に元々Tや12の開発に携わっていた方が多い要因もあるのだが話すと長くなるので割愛)、やはり本家本元が出てくるとその異様なノリの会話に圧倒される。


もう正直リターントゥイヴァリースに関してはどこから話せばいいのか分からないぐらいのイヴァリースラッシュが始まるからこちらも怒涛の勢いで行くしかない。


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12プレイヤーにはお馴染みのラバナスタが出てきたり…



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もうほとんど細かすぎるFFネタ選手権に片足を突っ込んでいる儲け話が出てきたり……



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私が全FF総合して二番目に好きなアルガスが出てきたり…………



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バッガモナンとモンブランとかいうちょっとマイナーな所まで引っ張り出して来たり……………



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ゲーム開始直後に世界一ピュアなキスを決めるラスラ王子とアーシェがまるでおしとやかで聡明な姫だったかのような雰囲気で出てきたり!



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罠で自爆するハゲでお馴染みのリドルアナが出てきたり!!




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デザインが牙狼の雨宮慶太で元ネタが松野泰己でバッガモナンが変身するもうめちゃくちゃなヤズマットが出てきたり!!!



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踊る労働7号!!!!




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もっとヴァンとかパンネロとかバルフレアとか呼べなかったのかよギャラが底を尽きたのかって思わなくもないフラン!!!!!




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ムスタディオッ!
アグリアスッッ!!
オルランドゥッッッ!!!



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そしてあの時一緒に戦ってくれたゾディアックブレイブのみんなッッッッ!!!!

うっ…うっ……

ファイナルファンタジータクティクスが好きでよかった…

ファイナルファンタジータクティクスは日本一のシミュレーションや……




みたいな感じです。



「いや分かんねえよ!!!」

と思ったそこのあなた!





オレたちに必要なのはこんな記事じゃない。



FF14とリターントゥイヴァリースなんだッ!



それも今すぐになッ!!