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新すばせかが思ったよりちゃんと面白くてすごい


いきなり真っ向唐竹割に斬りこんでしまって申し訳ないのだが、私はすばせかにかなり言いたいことがある。

そもそもすばらしきこのせかい…略称「すばせか」はスクウェア・エニックスより2007年7月27日にニンテンドーDSで発売されたソフトだ。

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その独特な世界観や渋谷を舞台にした奇抜なゲームデザインで当時多くのファンを獲得したヒットタイトル。かく言う私も茨城の実家の隣に住んでいたオーストラリア人の同級生がDSでこのゲームを遊んでいる所を見て小学生ながらに「何か変だけど面白そうなのやってんな…」と思ったりした。


そんなすばせかを私は去年Switchで遊んだ。

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一応新すばせかの発売からまだ1週間も経っていないため「この記事に新すばせかのネタバレはほぼない!」と断言出来るのだが、「は?まだ前作すらやってねえし…」という前作のネタバレがどうしても気になってしまう方はここでお引き取り願おう。


確かにこのゲームの完成度の高さは認めざるを得ない。
生き残りをかけた7日間のデスゲームを通し少年少女達が成長していくストーリーライン、もう「思春期大爆発!」って感じの野村デザインがカッチリ嚙み合った個性的なキャラクター、グラフィティをベースにクールでポップに仕上げられた高度なアートワークの数々……どこを取っても最高にイカしたゲームだ。


しかし!しかしだ!!
このすばせか、ここまで根本の出来が良いのに「終盤のシナリオのまとまりの悪さ」があんまりにもあんまりだと私は感じた!

まず終盤では敵対勢力「死神」に属しながらも何かと主人公をサポートしてくれたロケット団みたいなウヅキとカリヤに仲間フラグが立ち始める!ここまではゲーム終盤あるあると言っても差し支えないし、私もそのような展開を期待したのだが……

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何かおかしくなってしまう。

当然仲間に加わる事はない。


そしてすばせかをプレイした事がない人でも一度は聞いたことがあるかもしれない「ゼタ遅えんだよ!」でお馴染みの南師猩も終盤メギド72の主人公みたいな恰好で復活!

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ここからゲームに本格参戦して終盤の大盛り上がりの潤滑油となってくれるのかと思いきや…………南師猩は「とくに大きな見せ場もないまま負けてその辺に転がっている」という何とも歯切れの悪い幕切れを迎える!
何気にこれが一番ショックだったかもしれない。


そして明かされる衝撃の真実、主人公ネクを殺害して死神ゲームに参加させたのはあのヨシュアだった事が明かされる。

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これはプレイしていない人にはイマイチ衝撃が伝わらないと思うので簡潔に説明すると、すばせかの終盤はゲームマスターと死神を全て撃破し残された最後の敵であり渋谷の支配者でもある「コンポーザー」と渋谷の命運を懸けて直接対決する事となる。

その「コンポーザー」の正体はヨシュア本人が最終盤に明かすまで謎に包まれたままだったのだが、これの何が衝撃かと言うとヨシュアは「一度仲間だったキャラ」なのである。

こんな野村哲也版渚カヲルみたいな風貌からも分かる通り、一度仲間に加わった時はプレイヤーもネクも「コイツは怪しすぎる!!!」と疑ってかかったのだ。しかしヨシュアがパートナーを務めるヨシュア編で実はこの男はそこそこ良い奴だった事が判明する。

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ネクを救うべく南師猩のレベル虚数フレアからネクを庇う名シーン。
「ヨシュア…疑ってごめんな…😭」と全プレイヤーが思った事だろう。
私もそう思う。


しかし実際彼はラスボスだったのだ。要は「最初は実はラスボスなんじゃないかと疑った怪しい奴が実は良い奴だったんだけどまあ本当にラスボスだった」という感情の置き所が分からない混沌の状況にプレイヤーはすばせかのラストで放り込まれる事となる。


そしてなんやかんやでネクは現実に帰還…というのがすばせかのオチであり、「シナリオのまとまりが悪い」というよりも、まるでアンケがイマイチ伸びずに3巻で打ち切りが決まってしまった週刊少年ジャンプの新連載のような積み上げのぶち壊しっぷり。

人によって受け取り方は違うのでこのオチをどう思うかは個々の感想を持っていいと思うのだが、初代すばせかをクリアして私が真っ先に思った事は「もったいねえ!」に尽きる。

カリヤとウヅキはあんな残念な形で出番を終わらせず、南師猩にもう少し見せ場を与え、ヨシュアがコンポーザーという事実をもう少し噛み砕いた上で出してさえくれたら…………そんな初代すばせかに対する複雑な気持ちを抱き続けたまま1年の歳月が流れ、「新すばらしきこのせかい」は発売された。



だいぶ正直に言ってしまうが、発売前の時点で私の新すばせかへの期待値はかなり低く、「今回もよく分からないまま衝撃の事実だけが残って打ち切り漫画みたいな尻切れトンボになってしまうのでは…いやしかしここまで来たら付き合わねばならぬ!」と死地に向かうような心構えまで完成してしまっていた。


今回はそんな「新すばせか」の発売前から感じていた3つの疑念と共に新すばせかが一体どのようなゲームだったのか振り返って行こう。




・既に完成され尽くした初代のビジュアルを超える事は出来るのか?

先程まで終盤のシナリオをボロクソ言ってしまっていたが、やはり初代すばせかの世界観・アートワーク・雰囲気の完成度の高さは尋常ではない。

そのグラフィティをベースにしたデザインがどれぐらいイカしているのかというと、もうオープニングの野村哲也氏のクレジットすらこんなカッコいい仕上がりになってしまっている。

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ストーリー中のコミック風会話パートもそのグラフィティデザインと高次元で融合しゲームの中に単なる渋谷の模倣ではない「すばらしきこのせかいの渋谷」が顕現している。

更に言うならばボーカル付きのオシャレなBGMに奇抜かつスマートなファッションにそれを着こなす個性的なキャラクター…個々の要素が粒立っているのではなく全ての要素が混然一体となって「すばらしきこのせかい」の世界を作り上げている。

すばせかの世界観は初代の時点で十分すぎる程に完成し尽くしてしまっているのだ。そんな完成され切ったすばせかの世界を今もう一度作り出すとなったとして、初代の完成度を超えられるのか?
むしろ、下手をすれば初代以下の仕上がりになってしまうのでは………?



そんな私の勝手な心配は杞憂に終わる。

「下手に3D化すると初代のグラフィティ風デザインが…」と思っていた3Dで書き起こされた渋谷の街並みは「すばせからしい」クールでポップな喧噪を失う事なく令和に蘇った。

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更に会話のコミック風デザインも大幅進化。あくまで「コミック風」でありそれ以上の大きな動きはあまりなかった初代から進化した新すばせかでは迫力の大ゴマ表現なども追加。

私の説明が下手でこの辺は実際にプレイして体感してもらうしかないのが申し訳ないが、特にこの会話劇は新すばせかでも大きく進化した所だと思う。

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キャラクター初登場時の飛び散るインクが最高にイカした演出にキャラをコマ割りで表示する事で各々の表情を描写する細かい進化。どちらかと言うと「初代を超える」よりも「初代の完成されたデザインはそのままに、よりその方向性を伸ばす」という形に近い。

私はすばせかの魅力の一つに「実際にプレイしなくともプレイ画面の1枚2枚で大体どのような印象なのか伝わってくる」というインパクトの強さがあると思うのだが、今作でその一目で伝わるゲーム画面の強烈な個性はより進化したと言って過言ではない。


更に私が心配だった(コイツ心配しすぎでは?)新すばせかの戦闘システムについてだが、こちらも初代から着実な進化を見せている。

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戦闘中に突然神経衰弱が始まったり戦闘のビジュアルまで何かと奇抜だった初代すばせかの戦闘の問題点として、「基本的にタッグで戦う上にストーリーの進行でネクのパートナーが入れ替わるのでその時によって汎用性や強さが変わってしまう」が上げられる。


一方新すばせかのバトルシステムはタッグ戦闘の初代とは打って変わって複数人で組んで戦う団体戦となっている。

初代にあったタッグパートナーの固有技が今作では完全廃止。それぞれのキャラクターに各ボタンに対応したバッジを割り振るため、その時のストーリーの進行によって戦力が大きく左右されず戦略性も深まっている。


動画ではイマイチ伝わっていないと思われるのだが、味方の攻撃で敵にチャンスゲージが発生→続く味方の攻撃をチャンスタイムに間に合わせて攻撃からの更にチャンスゲージが発生→更に更に味方の攻撃で……とコンボをどんどん繋いでいってシンクロ率を稼ぐ戦闘も慣れてくると中々に楽しい。

最終的な仲間の加入人数は初代の2人組の3倍以上に膨れ上がり、しかも加入した全員が直接戦闘に参加するためもはやリンチ状態でシンクロ率を無限に稼ぎ続ける「か、数の暴力!!!」としか言えないプレイも可能になっている。というかここが一番楽しい。


まあとにかく戦闘システムも全体的なビジュアルも初代から正統進化を果たしているのだ!特に数の暴力リンチバトルの面白さが尋常ではないためそこまで進んでない奴はとっとと進めろ!!




・主人公のリンドウとフレットのキャラが弱くはないだろうか?


私が新すばせかの体験版を遊んで最も気がかりだった部分がここの「新主人公のキャラの弱さ」だ。

……と言っても、初代すばせかの主人公桜庭音操、通称「ネク」のキャラがいくら何でも強烈すぎるせいもあると思うのだが…。

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もう2枚の画像だけで分かると思う。いや分かれ。
簡潔に言うと「クラウドとスコールのヤバい部分だけを抽出して強火で5時間煮詰めたような男」と言った感じだ。

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とても主人公とは思えないぐらい世界を、そして他者を拒絶するネクくんが死神ゲームを通して成長していく過程こそ「すばらしきこのせかい」が最も描きたかった物語なのだろう。
こっちの話が気になる方は各種プラットフォームで好評発売中の「すばらしきこのせかい -Final Remix-」を買ってみよう!
ネクくん、マジ半端ないんで。


そんなネク君から主人公の座を引き継いだのが我らが新すばらしきこのせかいの主人公こと奏竜胆、通称「リンドウ」だ。

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このリンドウくん、前作主人公ネクに比べたら遥かにマトモな子なのだ。
いやネクより更に格上の思春期少年が出てきたらそれはそれで困るのだが、別に他者を拒絶してないし、いちいち刺々しい物言いをしないし、普通にコミュ力あって友達居るし……ハッキリ言ってかなり「普通の子」だ。

「お前のような男をすばせかの主人公として認める訳にはいかん!ハァーッ!!」と今すぐにでも変身して殴りかかりそうになってしまうが、実はこの「普通に居そう」感こそがリンドウ君もとい新すばせかが力を入れている部分なのではないかと私は思う。

そう、このリンドウ君。かなり「現代っ子」の解像度が高い。

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リンドウくんは街中でFFのモンスターを捕まえる上にあのFF8のコヨコヨが激レア扱いされているポケモンGO的な異常ゲーム「ポケコヨ」にドハマりしている。

このポケコヨのフレンドでしかなく一度もリアルで会った事がないゲーム内フレンドの「スワロウさん」という人物に下手したら親友のフレットよりも絶大な信頼を置いている。このSNS上の関係にやや依存気味なのがSNS世代としての解像度が非常に高い。


SNS中毒と割り切ってしまえば簡単な事ではあるが、私だってTwitterでしか知らないしリアルで一度足りとも会っていなければ肉声すら聞いたことがない相互フォロワーから辛い現実を生きる上での励みを貰っている所がある。

確かにネット上のみでの希薄な関係かもしれないが、スマホを開いてTwitterのタイムラインを遡れば時間も場所も年齢も問わずに話題を共有したりその人が楽しそうにしているツイートを見たり出来るのは本当に心の支えになる。リアルの友人関係も大切だが、ネット上での関係でしか得られない「心地良さ」も間違いなくそこには存在している。

数年前までは「現実逃避」と言われたり、まあ今でもそう言われてるかもしれないインターネットは今まさに「逃げ場」ではなく現実を生きる上で支えになる場所となってきているのだ……と私は思う。

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更に分からない事があればすぐさまスマホを開いて検索したり、人生で何か重大な決断を迫られた時にアルファツイッタラーの薄っぺらい格言から勇気を貰っているという激烈に嫌なSNS世代解像度が飛び出して来たり…まあとにかく世界と関わる時自分一人ではなく「インターネット」をハブにしてから動いてるのが奏竜胆という男の一部であり、ここまで繊細に「SNS世代」を描写してきた主人公を私はあまり他に知らない。

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リンドウの友達のフレットはSNS中毒という訳ではないのだが、「真面目な空気になる」という事を必要以上に避けており、その行き過ぎた明るさから軽薄と取られてもおかしくない態度になっている男だ。


その「真面目な空気で正面から話をする」事自体が苦手なのが何となく分かってしまうのが新すばせかの嫌になる程の異様な令和っ子解像度の高さの証左とでも言うべきなのだろうか。
「何となく友達とはずっと気楽な関係で居たいしシリアスなんてご法度…」と思っている自分自身の心が見透かされているようで段々嫌になってくる。

リンドウとフレットは賢いから「喧嘩をする事自体が恥ずかしい」事は理解しているのだが、それでもお互い前に出さない気持ちの部分はあるので喧嘩とも何とも言い難いピリピリムードがひたすらに流れ続ける物凄く生々しい喧嘩シーンがある。もう何か思い出したくない記憶まで掘り起こさるようなレベルの。

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リンドウとフレットのお互いに主張こそはしないもののダラダラとピリピリムードが流れ続け段々とそのイラつきが口調にまで滲み出るいつまで経っても爆発しないまま巨大化だけしていく爆弾のような喧嘩の後だと、お互いにデカい声上げてキレまくる初代すばせかがヤンキー漫画に見えてくる。


少し脱線したので話を元に戻しますが、リンドウとフレットは「キャラが弱い」のではなく「あまりにも普通に居そうだから逆に無個性に見えてくる程の現代っ子」で、そんな私の疑念はまんまとスクエニの掌の上で踊らされていた事になります。


あのすばせかと言えども10年以上前に発売されたゲームで、10年以上前のゲームから世界観をそのままに今の時代にお出しすれば流石に古臭く感じてしまうのではないか…?とも思ってしまいますが、リンドウやフレットの現代っ子描写を筆頭に新すばせかは他のゲームと比べてもぶっちぎりで「今」を克明に切り取っている。

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バスレシピにオンラインサロン、果てには戦闘中にクラファンおっ始める敵まで…「このゲームいつ頃から開発してたんですか!?」と気になってしまう程かなり令和インターネット要素が随所に盛り込まれている。
というかこの辺のチョイスに悪意を感じなくもない。

10年を経た後の新作として「10年前の郷愁に訴えかける」のではなく10年後の渋谷の「今」を切り取る姿勢自体がもう「すばらしきこのせかい」というゲームそのものと言っても過言ではないのかもしれない。




・シナリオはちゃんとまとまるのか?

みなさんここが一番気になってますよね。
どうなるのか自体がもう一種のネタバレだと感じる人には申し訳ないのですが、断言しましょう。

まとまります。

しかもかなりちゃんと。


初代すばせかの打ち切り漫画っぷりから来る不安もそうなのですが…

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新すばせかは発売前の時点で「今作主人公チームのツイスターズ」「前作続投死神&ソシャゲに登場していたらしい新死神」「新勢力の新宿死神」とどう考えてもまとめきれない量のキャラクターが発表されており、更にはPVでネクの登場も示唆されている。

オマケにFinal Remix版で追加された新規シーンで一瞬だけ映り込んだ謎の少女の登場まで確定していた。

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ど、どう考えても綺麗にまとまる訳がない!!!

スクエニ…というか主に第一開発が作るゲームのクオリティの高さには一定の信頼があるが、こと「広がりに広がり切った風呂敷がちゃんと畳まれるかどうか」にかけて正直言って何の信頼もない!!!

思い返してみろ!あのキングダムハーツ3の悲劇を!!
「キンハ自体は終わらないにせよまあ流石に一区切りは付くだろ…」と思っていたら殺風景な砂の迷路で謎に復活した再生怪人Xlll機関と戦わされるし待ちに待ったロクサスの操作パートはあんま多くないし終いにはソラが何か消滅する次回作のクリフハンガーを!!!

すいません。キンハに飛び火しすぎました。


ですがキングダムハーツ3を知らない方でも、この新すばせかのキャラの数を見て「これまとまりきらんやろ…」とは思うはずです。


しかしこの数のキャラクターを新すばせかは捌き切ってしまう。

この記事の最初でもくだを巻いた渋谷死神のカリヤとウヅキにもしっかりと見せ場がある。新勢力の新宿死神にも全員にバックボーンがあり、全員大活躍と言うと流石に大袈裟かもしれないがしっかりそれぞれに見せ場がある。勿論新主人公チームのツイスターズのメンバーは前作続投キャラに食われない程しっかりキャラが立っている。前作続投キャラは一体誰が出てくるのかは流石に内緒だが「間違いなく肩透かしでは終わらない」と断言出来る。

……クリア後に振り返ってみても信じられないが、全員にしっかりと見せ場があって事前情報で公開されていた中で「で、コイツ結局何だったの?」というキャラがほぼ存在していない!いや、これ本当にスクエニか!?


しかも何がすごいかって私がほぼ諦めかけていた「ソシャゲ版で登場した新しい死神」と「Final Remixの最後に一瞬出てきた謎の少女」の存在がちゃんんと説明された上でちゃんと活躍したんですよ!

流石に私もソシャゲ版はプレイした事はなかったのですが、そのキャラがしっかり「これは誰で誰とどういう関係があってこういう奴」と丁寧に解説されるから細部まで追っていなくとも何となく分かる親切さ!!

FF7シリーズやキングダムハーツは外伝作品や細かい所からキャラがゲスト参戦してきた場合でもあまり説明がされず、熱狂的に追っていないと「誰…?」と疑問符だけが浮かんでしまうパターンが往々にしてあるのですが、新すばせかでその心配はほぼないと思っていただいて構いません!!!


そして「どうせ新すばせかも何かすごい展開になって訳が分からないまま終わるんでしょ…?」と思っているそこのアナタ!

言ったでしょう?ちゃんと終わるって!

あまりの広がった風呂敷の大きさに対する畳み方の上手さに「何年かかってもいいからFF7Rとキングダムハーツもこのぐらい綺麗に畳んでくれ!!」と思ってしまう程ですからね!?


ハッキリ言うと私は「すばらしきこのせかい」よりも「新すばらしきこのせかい」の方が圧倒的に好きです。

「10年に1度の大傑作!!!」と言うと流石に盛りすぎなのですが、シナリオやキャラクターや世界観などの尖った部分まで含めて名作だった前作に比べて、新すばせかは初代の尖った部分も継承してシナリオの完成度がより洗練された名作だと思います。


当時すばせかを遊んだ人も、今新しく新からすばせか始めてみようかと思ってる人も、是非購入を検討してみてください。後悔はさせません。



10年の時を経てネクは一体どうなったのか!?

私は今こうして「初代越えの名作」と言っているが本当にそうなのか!?

本当にシナリオはまとまっているのか!?このジスロマックとかいうスクエニ信者が嘘を付いているんじゃないのか!?


それは……………………………………………………………………………………


PS4やSwitchなど各種プラットフォームで大好評発売中の「新すばらしきこのせかい」を買ってキミの目で確かめろ!!!!!