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今更FF12を遊んだらやっぱりヴァンが主人公だった
最近FFばっかりやってるような気がしますし、もう余計な前置きは要らないと思うので割愛します。
FF12を遊びました。
いや〜〜〜まさかFF7Rから原作のFF7を遊んでそこから8、9、X、X-2、6と来て12まで遊ぶとは思ってもいませんでしたけどね。
2ヶ月でオンラインを除いた13本のナンバリングタイトルの約半分をやり切ってしまうとは……流石に自分で自分を褒めたいです。
まぁそんな事はどうでもいいので本題に入りましょう。
タイトル通り、FF12の主人公は「ヴァン」という男です。
なんですけど、ヴァンは何かと「空気」だとか「主人公なのに境遇がただの一般人」だとか「何でパーティーに着いてきてるのかよく分からない」だとか、ボロクソ言われてるんですよね。
いやまあ確かにストーリー部分だけを見たらヴァンよりも主人公っぽい境遇の奴なんかゴロゴロ居るのですが…
早速ヴァンを含めたFF12の主人公候補たちを紹介していきましょう。
バルフレア
いきなり「この物語の主人公さ」と名乗り現れる男。
FF12の主人公はヴァンなのにもう序盤で主人公を名乗る別の男が現れてしまう。
しかもあの有名すごろくゲーム『いただきストリート』にもヴァンを差し置いてFF12枠としてこのバルフレアとかいう奴が参戦している。
つまり
クラウド(FF7の主人公)
スコール(FF8の主人公)
ジタン(FF9の主人公)
ティーダ(FFXの主人公)
バルフレア(FF12の勝手に主人公を名乗ってる奴)
……という並びが完成してしまう!!!
これではFF12本編を遊ばずにいただきストリートだけを遊んだ人が「へ~FF12の主人公ってこのバルフレアって人なんだ~」と勘違いしてしまうではないか!姑息な男め!!
しかも、バルフレアはとにかく「俺は主人公だからな」「こんなしょぼい船は主人公向きじゃない」「主人公は死なない」ともうしつこいと感じてしまうほど異常なまでに主人公アピールをしてくる。
まあ確かに「物語の全ての元凶と言っても過言ではない男の息子」という境遇だけを見れば主人公っぽいかもしれないが……前述の異常な主人公アピールのせいで逆に自分の事を主人公だと思い込んでいる精神異常空賊の面が際立っている。
でもFF7の主人公のクラウドも大体自分をソルジャー1stだと思い込んでいる精神異常童貞みたいなもんなんだよな…FFの主人公は精神異常者なのか…?
そう考えるとバルフレアも…?
ちなみにこの二人は間違いなくヤってると思います。
アーシェ
世界一ピュアなキスRTA!!! pic.twitter.com/QDVsglWDc7
— ジスロマック (@yomooog) June 23, 2020
開始三分で世界一ピュアなキスを決める王女。
さっきの自分を主人公だと思い込んでいる精神異常空賊をノーカンとした場合、最も主人公に近いのは彼女だろう。
おまけに乳もでかい。
もはや完璧主人公か…?と思いきやそう一筋縄では行かないのがファイナルファンタジーの醍醐味である。
これまでの会話をぶった切って突然始まるフルボイスのメタ説明、ツボ pic.twitter.com/P7dIHmOWhg
— ジスロマック (@yomooog) June 24, 2020
突然フルボイスでメタ説明を始めたり、
バルフレアの飛空挺を勝手に奪って単身突撃しようとするアーシェ、いくら何でもすごすぎるだろ pic.twitter.com/m7P9bfLuWy
— ジスロマック (@yomooog) June 26, 2020
自分の思い通りにならないからって勝手に人の飛空艇を奪って単身突撃しようとしたり、
「北斗骨砕斬」という技名から想像する絵面とは全く違うものがお出しされる pic.twitter.com/UNeOgqVKyJ
— ジスロマック (@yomooog) June 28, 2020
「北斗骨砕斬」という技名から想像する絵面とは全く違うものが飛び出したり……とにかく無法王女である。
他にも自分の臣下に対して問答無用で平手打ちを決めたり、勝手に飛空艇を奪おうとする所をヴァンに「勝手に人の飛空艇を奪って…王女のくせに何だよお前!」と咎められ「『お前』呼ばわりはやめてっ!!!」と論点をずらしたり、FF12はもうアーシェに見所しか与えられていない。
そもそもメニュー画面でアー写みたいなポーズを決めている時点で相当おもしれー女なんですけどね。
FF12の序盤はほとんど「ダルマスカ(アーシェの出身国)は人から受けた恩も忘れない…!そして人から受けた恨みも絶対に忘れない…!」とバリバリの大和魂で復讐心を燃やすアーシェがストーリーを引っ張っていくため、やはりシナリオの部分だけを見れば彼女が一番主人公に近いような気がする。
ヴァン
もしかしてあの有名なオイヨイヨってここか!? pic.twitter.com/0bORxiv3UH
— ジスロマック (@yomooog) June 24, 2020
お待たせしました。
我らがFF12の主人公ヴァンです。
やはり「オイヨイヨ!」や「ウェミダー!」などの名台詞が有名ですが、それは一旦置いておきます。
まぁハッキリ言って前述の自分の事を主人公だと思い込んでいる精神異常空賊と無法王女に比べればヴァンは境遇だけを見れば全く主人公ではないです。一応「ヴァンの兄がダルマスカの兵士だった」という接点がなくもないのですが…兄が兵士だっただけなのでほとんど関係ないです。
ヴァンは所謂「何でついてきてるのかよく分からない」枠のキャラクターなんですよね。
例えば突然草むらから飛び出してきて突然仲間に加わってセフィロスを倒すところまで付いてくるユフィとか、一応ガードではあるけどほとんど一般人なのに最後まで付いてきてユウナレスカもシンも倒しちゃうワッカとかが代表だと思います。
その「何でついてきてるのかよく分からない」枠のキャラが何とFF12では主人公を担当しているんですよ!すごい尖り方じゃないですか!?
じゃあ何故ヴァンがこのゲームの主人公なのか?
こんな何でついてきてるのかよく分からない一般人が主人公なのか?
それは恐らく「FF12の世界観が難しい」という所にあると思います。
FF12はダルマスカ王家や帝国やイヴァリース全体の情勢が複雑に入り乱れるストーリーを展開しており、しかもキャラクター達がそのイヴァリースの情勢についてあまり説明をしないままストーリーを進めてしまうため、正直初見プレイでは中々話に付いていくことが出来ない!
そこでヴァンの存在が役に立つ訳です。
ヴァンも一応FF12世界の住人とはいえ、王家や帝国とは何の関係もないただの一般人のため、かなりプレイヤーに近い視点を持ったキャラクターなんですよね。
例えば、バルフレアやアーシェが「帝国が今こうなっていてこれこれこうで…」と難しい話をしていて、プレイヤーが「(何の話だ…?)」と困惑している最中に「そんな事はいいから早く行こうぜ!」とプレイヤーの視点に寄り添った発言をするのがヴァンの役割なんじゃないかと私は思います。
正直な話、ヴァンが主人公だったからこそ何となくFF12が何の話をしているのか私は理解出来ましたが、もしバルフレアやアーシェが主人公だった場合、プレイヤーが情勢についての情報を何も得ていない状態でストーリーが進んでしまうため、ただでさえ難しい世界観のFF12が更に難解になってしまいます。
つまり、ヴァンはシナリオ上の存在意義はとても薄いかもしれませんが、「プレイヤーの視点に限りなく近い」というメタ的な視点から見ればこれほど主人公にピッタリなキャラクターも居ないです。
そして、「FFの何で付いてきてるのかよく分かんないキャラってマジで何で付いてきてるの?」という問題にも決着が付きます。
一緒に来たから、一緒に行く。
仲間に加わった経緯が一体何であれ、もうここまで来てしまったら一蓮托生。
世界を救う旅に付いていくのに深い理由なんか別に必要ない!
FF7のユフィも、FFXのワッカも、そしてFF12の主人公のヴァンも、一緒に来たから一緒に最後まで行った。
私もFF7Rから順番にタイトルを追って行ったらいつの間にやらFF12まで来てしまいましたからね。
これも「一緒に来たから一緒に行く」に近いようなもんです。
FF12 ザ ゾディアック エイジはSwitchでもPS4でもSteamでも発売中!この記事を読んだそこのアナタも一緒に来たから一緒に行くの精神で是非買ってみては!?
それでは!
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