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今更FF14を始めた

どうも。ジスロマックです。

最近FF14を始めました。


「いやお前この前FFを全部遊んだなんとかかんとか~~~で最終回みたいな雰囲気出してなかった!?」と思う方も居るでしょう。


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事実、「じゃあな!」って言っちゃってますしね!


ただ、一応言っておくとFF1~FF15のオフラインのナンバリングを遊んだ所までを一時的な区切りにしたかったんです。

これからはFF14にあやかり「新生編」ということにでもしましょう。


まあこんなどうでもいい身の上話は要らないと思うのでとっとと本題に入ります。



11月19日にFF14を始めて昨日12月23日に新生エオルゼアをクリアしました。


何故FF1からFF15までを遊ぶ上でここまでFF14を避けていたのかというと、やっぱり「オンラインゲームを遊んだことがないから」という事が一番のネックになっていたんですよね。

以前の記事にも書いた通り、私はFFXよりもギリで年下なのです。

だから、FF11やラグナロクオンラインなどのオンラインゲームを世代的に全く通っておらず、ドラクエ10すらも出た当初はまだ小~中学生ぐらいで、月額料金が発生する上にゲーム内で生の人間同士でのコミュニケーションを必要とするオンラインゲームには二の足を踏んでいました。


つまり、今回のFF14が私の人生における初めてのオンラインゲームです。初めての人と人で協力しながら敵と戦うオンラインバトル、初めてのゲームチャットで人と人で取り合うオンラインコミュニケーション、どれか一つを取ってもFF14が初めてのオンラインゲームな私からしたら新鮮な体験です。




確かにオンラインゲーム初体験は新鮮で楽しいのですが、逆にこれが足を引っ張ってしまうのもままありました。

例えばこれです。


もはや光の戦士のみなさんにはお馴染みであろうタイタンの「落下即死」です。

私はこのタイタンの落下攻撃に対して「そうか!みんながステージの中央から走って逃げているということはあのステージ外周の赤いエリアが安全地帯なんだな!分かった!!」と勘違いし、無様に落下死を決めてタンクの居ない残った3人が淡々とタイタンを処理する映像を見せつけられるという辛酸を舐めました。




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続いてはこちらのクリスタルタワー 古代の民の迷宮。

なんと平日の真昼間に突然募集をかけたのにも関わらず20人近い光の戦士の方々に集まっていただき、エオルゼアの温かさを実感しました。


この古代の民の迷宮には2体の大ボスが居て、1体はキングベヒーモス。もう1体はティターンといいます。

恥ずかしながら私はこの古代の民の迷宮にギミックの予習を一切行わずに完全初見プレイで突入しており、とにかく即死ギミックに引っかかりまくったのです。


まず1体目のキングベヒーモス。コイツは「死ぬ瞬間にメテオを撃ってくる」というFFプレイヤーにはお馴染みの初見殺しギミックを持っていて、私も何度も酷い目に遭いました。

特にFFXのセーブポイントが少ないラストダンジョンで完全初見殺しのメテオを撃たれた瞬間にはマジで怒りで脳の血管が切れるかと思いました。


そう、このベヒーモスの即死メテオは知っていた。わざわざFF14の攻略サイトを見なくても完全にギミックを知っていたはずなのに何故か私はキングベヒーモスのHPバーの上に表示される「エクリプスメテオ」の文字列に気付かずにボ~~~~~~っと突っ立っていたのです。

そこで間髪入れずにAアラ(クリスタルタワーは「アライアンスレイド」という特殊なコンテンツで、Aアライアンス、Bアライアンス、Cアライアンスの各8人ずつの3チーム計24人で挑む大型ダンジョン)のヒーラー2人がパーティーメンバー1人を対象として対象を自分の近くに引き寄せる「救出」でエクリプスメテオに気付かずボ~~~~~っと突っ立っている私を安全地帯まで逃がす超ファインプレーでなんとか助かりました。


あの時のAアラのヒーラー2人には頭が上がりません。




ただ、クリスタルタワーにはもう1体ボスが控えています。
それが先程の「ティターン」。


このクリスタルタワー 古代の民の迷宮というダンジョンはFF3に登場する古代の民の迷宮をモチーフとしており、そのFF3の方でもティターンがこのダンジョンのボスを担当していました。


とは言っても、FF3でティターンがなにかしら強い即死攻撃が持っているとかそういう訳でもなかったため大して印象には残っていなかったのですが、FF14のティターンは即死攻撃を持っています



吉田ァ!!!!!!


クリスタルタワーでティターンと戦っている最中、「まあ確かにあのボスがそのまま出てくるのはテンション上がるけど正直ティターンってそんなに印象には残ってないし、さっきベヒーモスで即死飛んできたし流石に2度はないだろう」と思っていました。思っていたんですよ。


やたらチャージが長いティターンのHPバーの上に表示されている「エンシェントフレア」の文字に気付いた時にはもう遅い。


「んん!?なんかエンシェントフレアでみんな逃げてない!?あっ!あっちの方にいかにも安全地帯っぽい魔方陣がある!頼む!間に合え!間に合ってくれ!!」とすぐさまホットバーからスプリント(走る速度が上昇するスキル)を発動して魔方陣に向かおうとしたのですが…………ギリ間に合わず無様にエンシェントフレアで爆死するさまをAアラの7人に見せつけました。






くそおおおお!!なんだというのだ、これはッ!!!

たたでさえオンラインゲームが初めてで慣れてないのに、歴代FFの知識まで生かせなかったらもうダメダメじゃないか!?



………と、思ったのですが、よくよく考えてみればここがFF14のいい所でもあるんだと思います。


先程紹介したクリスタルタワー、確かにアライアンスレイドも楽しいのですがストーリーの方もかなり楽しいんですよね。

「そもそもクリスタルタワーとはなんぞや?」という方のために説明すると、クリスタルタワーはFF3の実質的なラストダンジョンで、「FFのテーマパーク」と言われているFF14のFF3エリアに相当する場所です。

なので、FF14のクリスタルタワーにはとにかくFF3のオタクが悶絶するようなファンサービスが大量に仕込まれています。


もうぶっちゃけ言うと「FF3のオタクがFF3のオタクのために建てた塔」みたいな感じです。



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右目に謎を抱えたミコッテ族の少年グ・ラハ・ティアを実質的な主人公に据え展開されるFF14のストーリーはそれはそれはもう「FF3のオタク」としか言いようがないFF3のファンサービスに溢れた展開を見せます。


つか「最近のFFはホストみたいな連中が出しゃばってきてつまらない、もっとFF3のような~~~」とか言ってるヤツこそFF14やれよ。

もっと最新コンテンツに目を向けろよ、FF14の歴代FFオタクへの福利厚生マジ半端ねえんだぞオイ。




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というか、なんならFF3でお馴染みの「ドーガ」と「ウネ」本人まで登場しちゃいます。


このドーガとウネといえば、やっぱりFF3プレイヤーのみなさんは「ドーガクローンとウネクローンは居るのか!?」と気になっていることでしょう。


知らない方に「ドーガクローン」「ウネクローン」について説明すると、「さっき戦って倒して感動的な死に別れをしたはずのドーガとウネがなんの説明もなくモログラフィック流用の雑魚として出てくる」という衝撃の感動ぶち壊しイベントなのです。


大丈夫!ちゃんとクリスタルタワーではドーガクローンとウネクローンが敵として出てきます!しかもめっちゃ大量に!!

なんなら昔のFF特有のなんの脈絡もないのに突然出てくる「しのび」とか、ラスボスより普通に強い気がするラストダンジョンに沸きがちな「レッドドラゴン」「グリーンドラゴン」までちゃんと居ます!




「えっ!?じゃあザンデクローンは!?」と思うよね?
まあ落ち着けよ。

こちらのザンデクローンもFF3を知らない方のために説明すると、「実質的な旅の最終目的でもあった魔王ザンデが次の真のラストダンジョンの闇の世界で唐突に宝箱からクローンとして飛び出してくる」というもうどういう情緒で受け止めればいいのか分からないFF3のグラ使い回し技術の集大成といってもいい衝撃のイベントです。


大丈夫です。こちらも安心してください。FF14ではなんとご丁寧に宝箱からザンデクローンが飛び出してきます。




ここからがFF14のすごい所なのですが、所詮ただのグラフィック流用雑魚でしかない前述のドーガクローンとウネクローンにFF14はちゃんとした理由を付けてくるんです。


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話の前後の流れを説明すると、「本来ならば数千年前の皇族であるはずのドーガとウネがなぜ生き残っている?」という謎に対するアンサーが「このドーガとウネはクローンだから」だったのです。

いやただのグラ流用雑魚をこんな真面目に本筋に絡める事ある!?



他にも、FF3でクッソ痛い物理攻撃ばかりしてくることでお馴染みの「ツインヘッドドラゴン」がまさかのFF14では頭が3つ増えて「ファイブヘッドドラゴン」になっていたり…FF3ではただの闇の世界のボスでしかなかったケルベロスにFF14では「ケルベロスの体内に侵入する」という知らない面白ギミックが追加されていたり……ただの「FF3のオマージュ」で終わってはいないのがFF14のクリスタルタワーのすごい所です。




前述の右目に謎を抱えた少年グ・ラハ・ティアに新生エオルゼアの前半では敵のガレマール帝国に属していたネロ・トル・スカエウァまで加わるFF14オリジナルのクリスタルタワーはただのFF3のオタクへのファンサだけにならずに「FF14がFF3を乗りこなす」という形でちゃんとFF14単体のストーリーとしても完成度が高いです。



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そしてクリスタルタワー最終盤で流れる「悠久の風」。

本来悠久の風はただただ出来がいいフィールドBGMでしかなくFF3本編のEDで悠久の風が流れて感動とかそういった事は一切ないのですが、この悠久の風を実質的なEDテーマとして使ってくるFF14は本当に捏造が上手い!

使いどころが上手すぎてプレイしたときはちょっと泣いちゃいました。



こういったオマージュ要素はオマージュ元の作品へのファンの配慮とオマージュする側の独自要素の盛り方の塩梅がかなり難しいと思うのですが、FF14のクリスタルタワーはその辺のバランス感覚がすごくしっかりしていました。

飽きさせないためにFF3のギミックからアレンジを加え、宝箱から飛び出すザンデクローンのような外せない所は下手に手を加えずしっかり再現し、ストーリーにはファンサービスを入れつつもFF14単体のストーリーとして面白く仕上げる。

かなり「オマージュ」の理想的な形だったと思います。





タイトルには「今更」なんて書いちゃってますがFF14に今更なんてないと思います!少しでも気になった方は是非フリートライアルからでも初めてみては?


それでは私はこれから蒼天のイシュガルドに行くので!では!