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ミンサガ初めて遊んだけどこのゲームヤバすぎる

 私が語る物語を聞いていきませんか?

 男は、『ロマンシングサガ -ミンストレルソング-』というゲームを遊ぼうと思いました。しかし、サガシリーズを遊ぶこと自体が初めてですから、とても苦戦してしまいました。

 そもそもアイスソードを買うために本当に20000金も溜めなくてはいけないのか? 何故あのドラゴン共は「火神防御輪もらってきて」だの「貸してた疾風の靴返してもらってきて」だのLINEすれば済むようなことで私をタライ回しにするのか? 本当はあの人魚はオレをハメようとしているだけなんじゃないのか?

 そして男は、最終的にサルーインに死ぬほど苦戦しました……そんな男の冒険の足跡を、ここに残しておきましょう。


黄金の大地を駆け抜ける風に 黄金の穂波がうねる

 デッデデデッ!!!!!!!!!!!!カーン
 デデデデ!!!!!!!!デッデッデデデデッ!!!!!!!!

 想像以上に出てくるのが早い!!!

 というわけで、ミンサガの記事です。始まり方が変だったのでここで一応ちゃんと書こうと思いました。いや、カール・アウグスト・ナイトハルト殿下が見たくてアルベルトを主人公に選んだ節は間違いなくあるのですが……想像以上に出るのが早い!!!

 あとイントロの音もデケエ!!!!!

 殿下のBGMの音圧がデカすぎてキャラの声が若干負けてんのも面白い。

 一応ここからサガを全部やることになるはずなのにそんくらいのゆる~い感じでアルベルト編を始めてしまったんですが、アルベルトの話がこれまた結構熱い。殿下が来て、イスマス城が陥落して、最後に姉さんがその身を挺して守ってくれる。この導入部のスピード感とインパクトの時点で、「このゲームはもしかして面白いのか?」と、かなり引き込まれました。

 「我こそはローザリアの薔薇騎士にしてイスマス候ルドルフが娘ディアナ。いざ、参る!」の熱演を聞いた時、間違いなくFFTのアグリアスのセリフを聞いている時と同じ脳の部分が喜んでました。

 そこから殿下のクリスタルシティを目指していたはずなのに、なぜか気がついたらシフとかいう筋骨隆々の女と旅をしていたり、何かアルベルトより火力を出す山崎まさよしを旅をする羽目になりました。

 ちなみに私、ミンサガのシフしか知らない状態で「ロマサガ1だと、アルベルトとシフのカップリングが好きな人いたりしたんですよ」という話を聞いたため、全く意味を理解できませんでした。

アルベルトより山崎まさよしの方が圧倒的に火力出すのホントなんなんでしょうね
ロマンシング サガ リ・ユニバース公式より

 お、おまっ……お前誰だ!?

 何を間違えたらこのシフからあのシフが出てくるんだ!?

 なんか……アレなんですかね。ロマサガ1の頃はシフとアルベルトがホムラとレックスみたいな感じだったんでしょうかね。JRPG界のおねショタの覇権はシフとアルベルトが握ってたんでしょうかね。確かに状況だけ見ればめちゃくちゃゼノブレイド2みたいな気もしてきました。

 どうでもいいかもしれないんですが、実は私、2~3年前に1度だけSwitch版のロマサガ3を遊んだことがあります。きっかけは「セールか何かでTwitterで流行ってたから」とかいうミーハー極まりない理由なんですが、一度だけ触りました。しかし、1時間触った段階で何をすればいいのか1ミリもわからず投げました。そこから3年経って、ついにサガシリーズにリベンジする時が来たのが今回のミンサガなわけです!!

 とりあえずFFのナンバリングは全部触った、ほんでFF2もやったので河津のおっちゃんのゲームも1本クリアしてる、だからサガも今ならやれる!!

 ごめん、助けてくれ。


金金金!騎士として恥ずかしくないのか!?

 騎士以外の発言は認めない!

 ミンサガの序盤最大の壁として立ちはだかったのが、「目的地への行き方がわからない」。殿下から聞いたタイニィフェザーの場所へ行ったら、「トマエ火山のフレイムタイラントから火神防御輪を取ってきて♥」という謎のおつかいを言い渡される。

 このゲームは一体何をすればメインストーリーが進行するのか、そもそも今進めている話はメインストーリーなのか、それすらもわからない暗中模索の中なので、もうタイニィフェザーの言うことを正直に聞くしかない。

本当に何をすればいいかわからなかったのでこういうメモを取りながら進めました

 まあでも要は、トマエ火山に行けばいいのだ。しかしトマエ火山の場所を知らない。どうやらトマエ火山に行くためには、「ジェルトンの町」という町に行けばいいらしい。ジェルトンの町の場所を知らない。ならばと「ジェルトンの町 行き方」で調べたところ、どうやらバファル帝国の「メルビル」という都市から船に乗ることでジェルトンの町に辿り着けるらしい。メルビルの場所を知らない。

 あ、ああああああああああああああ!!!!!
 頭が、頭がおかしくなる!!!!!!!

 河津のおっちゃん、やっぱり原神とかゼノブレイドみたいなユーザーフレンドリーRPGに慣れすぎたオレにサガは無理でした……とはいえ、こんな序盤で投げ出したら普通にお金がもったいない。

金金金!人として恥ずかしくないのか!?

 適当にその辺をウロウロしているとニンフの像を探している変な女の子とのイベントが発生して、何かノリでメルビルに到着しました。やったぜ! 不思議なゲーム!

 全然ゲームシステムの話をしてなかったのでここでひとつミンサガの好きなシステムに触れましょう。それがこの「ナレーション」。

 いや、システムかこれ……?

 でも、何かこのナレーション好きなんですよね。理由はわからないけど何かカッコイイ。結局クリアしたのに未だに連携とか加撃とか無足とかの詳しいシステムはよくわかってないけど、何かカッコイイ。

 ミンサガ世界は野菜切っただけで「ひとつの野菜を長さ4〜5cm、幅1cmの長方形を幅2mm程度の薄さに切ることで、野菜が短冊状の形になり、食べやすくなることがある。これを、<<短冊切り>>と言う!」みたいなナレーション入ってくるんでしょうね。


見つけたよ。誰にも渡さないよ。これで大金持ちだよ!

 あっ、ほわああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!

 なんすかこのイベント?

 母ちゃんの熱演がすごすぎるだろ。マリーンが実は人魚だった真実が完全に母ちゃんの熱演のせいで霞んでんじゃん。このイベントで最も「ミンサガヤベえな」ということを痛感しました。

 そんでまあ仲間キャラもミコッテ族のゲ=ラハ・ティア……じゃなくて、ゲッコ族のゲ=ラハを仲間に加えたり、ガラハドとかいうハゲを脱退させて美少女クローディアを加入させたり……。

 確かにミンサガはクセの強いゲームですが、世界を駆け巡りながら仲間を集めたり、色々なクエストをこなしている時の「俺は今RPGを遊んでいる」という確かな手ごたえは中々味わい難いものです。

 そんなこんなでトマエ火山についたらやたらと気さくなフレイムタイラントから「アイスソードを取ってこい」というさらなるタライ回しを受けることに。どうやらこのアイスソードは20000金で店売りされており、本当に20000金も貯めてアイスソードを買わなければならないらしい。

 は、ガチで?


力ずくで奪う!

 どうやらこのゲームは本気で20000金を貯めてこいと言っているようなので、アイスソードの20000金を稼ぐためにタイニィフェザーの羽根を売り飛ばしたり2時間ぐらいかけて巣穴の恐竜を全滅させて取ってきた恐竜のたまごを売り飛ばしたりして稼いだのですが……それでもなお足りない!

 ここで私は、究極の岐路に立たされました。「クローディアの育ての親の形見でもある『オウルの杖』を売ってしまえば、20000金の足しになるのでは?」という、人間性をかなぐり捨てた選択肢に…………。

 赤子だった一国の王女が暗殺者から身を隠すために、森の魔女「オウル」に育てられていた過去が明かされるクローディアの過去エピソードは私も大好きです。だから、オウルの杖は……オウルの杖は…………

 クローディア、ごめん!

 多分私のミンサガはクリア後のアルベルトが後ろからクローディアに撃たれて終わるのがハッピーエンドなのではないでしょうか。おっと! 文句は俺の倫理観じゃなくて法外な価格設定を決めた開発陣に言ってくれたまえよ! しかしここまでやってまだ目標金額の20000金に到達しない! 

 そして私は「アイスソードの資金を調達するために滅んだイスマス城から姉上のソックスを回収して売り飛ばす」という最終作戦に打って出ました。これ、私の倫理観が悪いんじゃありません。全てはアイスソードの価格設定が悪いんです。

 何かイスマス城に寄ったら父上の感動日記を読まされる辺りも人間の良心を試されている気がします。私は悪くありません。アイスソードの価格設定がイスマス城を滅ぼしたのです。もうどうせみんな死んだんだから過去なんて気にしちゃいけない・振り返らない! おっちゃん、アイスソード1本!

 河津のおっちゃん?

 なんと、アイスソードは売り切れていました。剣売るってレベルじゃねえぞ! そのアイスソードはなんと聖騎士ガラハg……ガラハドが私寄りに先に買ってしまったそうなのです。

 このハゲーーーーー!!!! 姉上のソックスとクローディアの育ての親の形見の仇ーーーーーーーーーッ!!!!!

 オレはなんちゅうゲームを遊んでいるんだ。

 ガラハド、普通に強い。ディスティニーストーンを取ったりなんなりすれば勝てないこともないようなのですが、こんな頭皮の寂しい盗人相手にあまり手間や時間はかけたくない。

 というわけで、ガラハドをPTに加える→アイスソードだけ取り上げる→ガラハドをPTから外すという流れで無事アイスソードだけ頂戴しました。

 このゲーム日本一面白くない?

 この辺でまたしても一応私がミンサガで好きなシステムを紹介しましょう。何かちょいちょい真面目な話をしようとしてるところに私の進歩を感じてください。

 それがこの「術合成」。

 「帝国学術士」「ローザリア術法士」の2つのクラスが使用できるシステムとなっており、習得した術を組み合わせることで、より強力な術を生み出すことができるスグレもの。序盤は二術合成の「吹雪」と三術合成の「サイコブラスト」をバンバン連発していたのですが……まあこれが強い!

 やっぱり私はFFTの算術ホーリーとかタクティクスオウガのペトロハボリムみたいなゲームすら破壊してしまうほどの性能の技が大好きなので、この術合成も大好きです。考えてみれば、FF2のミンウのチェンジでキャプテンを倒して手に入れた炎の弓で無双するズルも大好きでしたね。

 この「術合成」の究極とも言えるのが「オーヴァドライブ」。BP17という莫大なコストがかかる代わりに、「発動者が5回連続行動」という完全にゲームを破壊してしまう性能の大技。私はこういうゲーム破壊技が大好きなので、オーヴァドライブも使いまくりました。

 サガミンストレルソング、最高!


我が名はカール・アウグスト・ナイトハルト!行くぞ!!

 ついに出た!!!

 一度でいいから殿下のこのボイスを実機で聞いてみたいという邪な思いは確かにありましたが、まさか殿下が仲間に加わるとは思わなかった&このボイスを聞くまでさまざまな難局を乗り越えたというプレイ時間の長さが相まって、割とガチで感動してしまいました。

 いざ「我が名はカール・アウグスト・ナイトハルト!行くぞ!!」って文字に起こすとめちゃくちゃカッコいいですね。あとはあの一番有名なシーンだけなのですが、一体いつ出るのでしょう?

 そしてまさかの人魚の女の子と再会。この「海へ帰れ!」といい、やたらと否定選択肢が辛辣なのもミンサガの好きなところです。

 お前!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 すいません。SEEDでナタル・バルジールに巻き添えにされた時のアズラエルみたいな声が出ました。ミンサガこんなんばっかや!!!!!

 で、しかもこのウコム神殿の敵が想像以上に強い。もはや術合成のサイコブラストと吹雪だけでは太刀打ちできない強敵がバンバン出てきます。ただ、ステータス上げはできたので一度諦めて撤退しましょう。

 ウコム神殿から出られねえ!!!!!!!!!!!!

 あ、あの半魚人…………。というわけで、一旦ウコム神殿は後回しにして他のクエストを進めることに。始めたばかりの頃は「メインストーリーって存在するの?」「進行度って何?」「マップ開かなくない?」と疑問符が止まりませんでしたが、慣れてくるとこれはこれで自由度が高くて楽しい。

 この水流の神殿に行く船に乗るために人を突き落とすシーン、「ミンサガで好きなシーン3つ挙げて」って言われたら間違いなく3本指に入ってくるシーンです。何も突き落とさなくたっていいだろ!!!

 水龍の神殿もそうですが、ミンサガは「とりあえず強い敵・難しいクエストは一旦置いといて、他のクエストを回ってくる」ということができちゃうのが結構好きなポイントです。

 「まあゲームってキレながらやってる時が楽しいですからね」を地で行くのがミンサガではありますが、この「いろんなところを回りながらちょっとずつちょっとずつ強くなっていく」手ごたえが楽しい。

 特に、弓の中では最強クラスの「藤娘」を手に入れた後に目に見えてクローディアの火力が上がったりするところなんか、間違いなくRPGの「骨組み」にある部分の面白さだと思います。

 すいませんLINE交換しといてもらえます?

 タイニィフェザーとフレイムタイラントはまだわかるけど水竜とアディリスの「貸したままになっている」「借りてきてくれ」はなんなんだよ。お前ら貸し借りの概念があるのかよ。絶対年一で集まってスマブラとかしてるでしょ。

 追々この4体は「サルーインによって呼び出されたけど、全然サルーインの言うことを聞かなかった」という謎の事実が吟遊詩人の口から明かされるのですが、めちゃくちゃ納得感ありますよね。この4体のミンサガを象徴するようなクセの強さ、個人的にはかなり好きです。

 あちこちを巡って強くなったパーティーでウコム神殿にリベンジ! 
 そしてついに流れる「熱情の律動」!!

 言われてみればこの記事、全然ミンサガのBGMに言及してませんでした。流石の私も「熱情の律動」はミンサガ遊ぶ前から知ってたんですが、実際にやってみると「えっ、ここで流れるの!?」と驚かされました。

 他に好きな曲を挙げるとしたら「戦いの序曲」「迷いの森」「ナイトハルトのテーマ」「下水道」辺りになります。このゲームの下水道、爽やかすぎるでしょ。ちょっと朝の散歩とかに聞きたくなる感じの下水道の曲初めて聞いたよ。イトケン天才か?


これが分からない。

 そんなこんなで進行値が100%に達し、ついに詩人の口から巨人の里の伝説が明かされました。

 なぜか最初は「ボスと12連続で戦う」とかいう頭がおかしくなりそうなことが書いていた「最終試練」が解放されてしまったので、急いで各地のウコム神殿を回ってエロールの信仰値を下げたりしました。てへっ!

 ところがどっこい、またしても勝てない。ホントムズイなこのゲーム! オレは……FFめっちゃクリアして……タクティクスオウガクリアして……クロノクロスのシステムも理解して……!!

 このオールドキャッスルに登場する「古城の番人」というモンスター、何故か当然の権利のような顔で全体400~500ダメージの「吹雪」を飛ばしてくるのでもうどうしようもない。一回オールドキャッスルから逃げて風属性を無効化する「トパーズ」を取ってきたけど、それでも勝てない。

 ここでついに理解しました、最終的にミンサガの戦いを左右するのは頭脳ではなく、「お祈り」であることに。どんだけ準備してきても、結局嫌なタイミングで古城の番人が吹雪を撃ってきたら全てが終わる。なので、「変なタイミングで撃ってくるな!」と祈るしかない。祈祷。

 最終的には古城の番人が撃ってきた吹雪をトパーズが持っていたアルベルトだけが耐えてそのまま高速突きでちょうどピッタリ倒しました。

 古城の番人は嫌いなのに高速突きで倒した瞬間に「うおおおおおおおおお!!!!!!」と叫んだのでミンサガの掌の上で踊らされている感じがすごいです。

 そして辿り着いた「巨人の里」。

 なんか……普通に感動してきました。私は普段、ゲームを遊んでいて感動するところは、主に「ストーリー」です。でも、ミンサガの不思議なところがあるとすれば、私がこのゲームで最も感動したのは「巨人の里に辿り着いた瞬間」だったということです。

 そもそもの難しさもあると思うのですが、ここまで吟遊詩人の口から語られてきた「ミルザとサルーインの伝説」の一節でもある「巨人の里」がついに目の前に現れた。「エウレカ!」と叫んだ学者の気持ちではありませんが、「ついに辿り着いた」というあの嬉しさと感動は、あまり他のRPGで味わったことのない感情でした。

この演出マジで好きです

 さっきから何度も言っている「ミンサガには『RPGを遊んでいる』という確かな手ごたえがある」という点ですが、それはゲームシステムだけでなく、「吟遊詩人の口から語られる、かつてこの世界に合った伝説」と「その伝説があった大地を冒険している」という2つの要素がかけ合わさっている部分も大きいと思います。

 吟遊詩人によって語られたディスティニーストーンは確かにこの世界にあって、吟遊詩人の口から語られる人魚は確かに存在していて、伝承の中だけの街だと思われていた巨人の里だって本当にある。

 この世界を冒険するだけであの壮大な伝説の一片に触れることができる。この要所要所で感じる「自分は確かに今、伝説があった世界を冒険しているのだ」という感覚こそ、ミンサガを遊んでいる時の「RPGを遊んでいる」強い手ごたえに繋がっているのだと思います。あの伝説を聞いているだけで、とにかく心を踊らされる。

「巨人、龍、魔王。お前達よりも遥かに強力な者達を使って、神々は争った。巨人族も敵味方に分かれて殺しあった。そして世界は滅んだ。」

「神々は去り、取り残された我々は必死に生き延びた。もう、神々の勝手な戦いに巻き込まれたくないのだ。」

「私たちに黙って死ねというのですか。今、戦っているのは神々ではなくて人間なのです。必死に生き延びるための戦いなのです。あなたのように力はありませんが、それでもやらなければならないのです。」

『ロマンシングサガ ミンストレルソング』

 ひとつ明確に言うならば、『ロマンシングサガ ミンストレルソング』の「かつて大きな戦いがあった世界を冒険する」という物語が好きなのだと思います。自分たちは伝承上の勇者ではなく、あくまでその伝説があった世界の上を冒険する。伝説の勇者ではないが、ひとりの人間として伝説に挑む。

 何気にアルベルトを選ぶと、ラストダンジョンがイスマスになってめちゃくちゃ熱いのも好きです。

 ラスダンにも殿下出るんかい!!!

 てか、もしかして「あのシーン」って最後なのか? まさか? 俺が見たいあのシーンは、まさか……?


神と人の違いが力の差だけならば、神の存在など不要だ!

 サルーインが強すぎる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 なぁ、どうしたらええ?
 大体オーヴァドライブで突破できたのに、何か柱出してくんのやめない?

サルーインへ

ゴッドハンド撃つな。火の鳥撃つな。回復役ピンポイントで狙ってアニメーとしてくるな。これからオーヴァドライブしようとしてるやつ狙い撃ちでゴッドハンド撃つな。柱増やすな。どういう計算なのかわかんないけど気持ち早めに剣の雨撃ってくるな。ゴッドハンド撃つな。ムーンストーン5個くれ

ジスロマックより

 なんとなくサルーインへの手紙を一通したためてみましたが、届くはずもない。てか正直、これまで私が戦ったRPGのボスの中で一番強い。これまで遊んできたゲーム最強のラスボスはFFXのブラスカの究極召喚だったんですが、それを超えるレベルで心が折れる。

 さっき「ミンサガの戦いを最終的に左右するのは祈祷」などという意味の分からないことを書きましたが、サルーイン戦だけは本当に祈祷のゲームだと思います。そして、その祈祷に成功し続けなければならない。

 そして、またしても「勝てないので一旦各地を巡るフェーズ」に突入。

 ムーンストーン取ったり、妖精王の冠取りに行ったり、街で装備強くしたり、聖杯取りに行ったり……

 聖杯取りたかったのに何かウエストエンド滅んでる!!!

 ほんでまだサルーイン勝てない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 えっ、どうしよう。ここまでのミンサガは、「とりあえず勝てなかったら各地の装備やアイテムを集めると勝ち筋が見えた」のですが……サルーインの場合勝てない。ミンサガって、クリアできたやついんのか?

 というわけで、まさかの最終手段「とりあえず雑魚と戦いまくってひたすらステータスを上げる」フェーズに突入しました。結局RPGってこれなのよ。最後にモノを言うのはレベル上げ。ここまで尖ったミンサガの最後に、純粋無垢な「レベル上げ」がやってくるのも中々悪い気分ではありません。

 何気に、サルーインの「この世界にある装備やアイテム、技術を結集してようやく勝てるかどうか」というバランスがFF3、FF4辺りのややきつめの戦闘バランスを思い出して割と好きです。最強の武器とか最強の防具とかを揃えてやっと勝てるかどうかの戦い、結構熱いですよね。

  4日くらいかけてやっと勝てました。

 勝てた瞬間は「は!?2連剣の雨!?!?」と動転しすぎて何が起きたのか理解していませんでしたが、冷静に考えると勝利演出で剣の雨撃ってくるのは「サガならやりかねない」ところまで含めてサルーイン絶許すぎる。

 

行くぞー!!

 いや……これめちゃくちゃ熱いシーンじゃん!!!

 まさかラスボス撃破後の一番熱いシーンでここ来ると思わなくない!? 「本来敵同士だったはずの国に援軍として駆けつける」シチュエーション、そしてこの後の「脱出の準備は?」「勝利の宴の準備に変更だ!」まで含めて熱すぎる。

 割と本気でカール・アウグスト・ナイトハルト殿下はミンサガで一番好きなキャラです。

 そしてエンディングを彩る「メヌエット」。ここまでやり切った時に、初めて「『ロマンシングサガ ミンストレルソング』は……神ゲーなのでは?」という確信を得ました。

 確かにサルーインにはありえないぐらい苦戦しましたし、「神に挑むなどの無謀だったのだ!お前を選んだエロールを恨むのだな!」のセリフも耳が腐るほど聞きましたし、サルーインの顔がしばらく夢に出てきそうなレベルなのですが……あのサルーインを撃破した時の確かな「倒した」心地良さ。

 「自分は間違いなく神を倒したのだ」というあの充足感は、中々忘れられませ……えっ、2周目やんないのか? いや……いや……流石に1周目サルーインでここまで苦戦したんだから勘弁してくれ! サガシリーズ初挑戦にしては大健闘じゃない!? RPGゆとり世代にしては相当頑張ったんじゃないですか!? もっと私の頑張りを褒めてください!!!

 倒し切れてはいないかもしれませんが、ついにサガに一矢報いましたよ!!!!!

 クリア後は?

 勝利の宴の準備に変更だ!!





My Nintendo Storeより

 というわけで次回、『ロマンシング サガ2』やります。

 仕事あるのでいつになるかわかりませんが、気長にお待ちください。

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