もうしわけない

小さい姪っ子にさえ笑顔を作って向けるのに苦労した。

あんなに無邪気に私に笑顔を向けてくれるのに、口角を引きつらせたみたいに不自然でぶっきらぼうな顔だったんだろうな。

子守りの手伝いで行ったのに、
むしろ姉に気を遣わせたとおもうし、
たまに会う姪っ子にも全力で一緒に遊んだり、かわいがるを出来なかった。

唯一ちゃんと出来たのが寝かしつけくらいで、寝落ちた子どもに毎晩ごめんねって謝って。

姉の仕事がひと段落ついて、最寄りの駅まで送ってもらってる最中にここ数日の後悔が押し寄せて胸がざわざわしだした。

普通の人がやれる、やり過ごせることが自分には普通の人より苦労したりストレスがかかることを二十代後半の後半あたりでやっと自覚し始めたような気がする。

少し我慢して嫌なじかんが終わるのを待ったり
少し我慢して何かを食べたり

特技っていうのは、他の人よりもそれをすることに苦労や困難さが少ないことをいう

って聞いたことがあるけど、
歌うこと以外ない

でももうそれさえ中途半端

音楽の世界で、たぶん普通より(公務員とか)不安定な生活と精神状態で歌を仕事にすることに耐えられなかった

あの業界に耐えられなかった

いろんなものを削ぎ落としていったら
わたしに残るものは
容量の少ない心と頭と、ちょっと歌える喉と、病んで弱い精神

今の状態がそう

東京に住んで
どこかに所属していた頃や
一応大手企業で副業したり
東京と大阪を月に何度も行き来したり

在京してた時に継続的に精神科通うようになって、
それだけでちゃんともう分かれよって今なら思うのに

居心地のいい行きつけに毎週行って飲んで

躁状態のまま、もう大丈夫になったって勘違いして断薬して、勢いでヨーロッパに移って、

本格的に「独り」になって

で、鬱爆発

馬鹿の極み

で帰国

そこから、一年と少し経つのに
いまだ無職

いろいろ終わってるわ

ほんと


じゃあこういうのを溜め込まないためにアウトプットとして臨床心理士のカウンセリングで話して傾聴してもらいましょうねって、勧められて続けてたけど、

こんなどうしようもないことをツラツラと話して、反論とか説教とかしないって、ただ聞いてくれるだけのひとって分かってて話すのも、俯瞰して気持ち悪くなる

だから途中で断った

帰りの車中、頓服薬飲んでこれ書き出してる

少しおさまったかな

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