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あの日の風に会いに行く 14 ぎくしゃく家族

2023年12月10日 ホノル ルマラソン 走ります
68歳になってるテツと63歳になってるわたしで

それまでしばらくの間、人生の棚卸です
noteにアップしながら
2005年10月から書き始めたブログを
たどってみます


2006年11月06日

旅行の目的

メルボルンで7泊した。シュンが泊まりにきたのは最初の晩だけ。
夫は少々寂しそうでした。
シュンが住んでるところは学校のある町。
メルボルンの中心が梅田だとすると千里山ぐらいの位置にある。

水曜日は学校が休みだということで、
朝10時にメルボルンセントラルの大きな時計の前で待ち合わせ。
それからトラムに乗ってサウスビーチまで行き、
セントギルダというところまで歩きました。
距離にして4キロくらい。
とってもきれいな海岸線がずっと続いてる。


で、夕方映画を観ようということになってたのですが…
なにやら雲行きが怪しくなってきた。家族3人の、です。
街までもどった後「もうボクは映画を観ずに帰るよ」、とシュン。
結局、一緒に観たのですが。
映画館を出たところで「じゃ、今度は日本で」、と帰っていった。

木曜日、金曜日と2日間、夫は夕ごはんを息子と食べたいと思ってた。
だから、シュンと水曜日サヨナラした後、それはそれは落ち込んでました。

木曜日の朝
シュンに手紙を書いたから住所を封筒に書いてくれ、と言う。
読んでもいいよ、と言う。
読みました。淡々としたいい手紙でした。
だから。
朝、シャワーを夫が浴びている間にシュンの携帯に電話をした。

息子は木曜日、金曜日と夕ごはんを食べにやってきた。
そして、金曜日の夜10時前にホテルの前の交差点でサヨナラ。
駅まで送っていくと言うと。
「ボクはもう20歳やで」、と、ひらひら手を振りながら帰って行った。
そうです。
俊輔は20歳です。
もう男の子じゃない。

夫も私もきっとそれを確認した旅だったにちがいない。
ぎくしゃくした場面も多々あったけど、
いい旅行になったと思います。

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