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sky表現者たちの季節考察(精霊の人物像について)※ネタバレ注意

表現者たちの季節に登場する精霊たちの人物像について考察していきます。
アンダーラインのある語句は関連したリンクがついています。
また、Twitterでの精霊紹介とskyでの精霊解放→クエストの順で考察したので各見出しの前後半で受けた印象が変わっている場合があります。考えが変わる過程も面白いのでそのまま書いています。

・前提条件

今季の精霊たちは所謂「生きづらい」「社会の状況によって自分の本領が発揮できない」人々がモチーフだと考えています。詳しくは後述します。

この記事の性質上、社会的弱者や歴史的な差別についても触れていきますが、差別する意図は一切ありません。しかしまだまだ不勉強な身ですので、故意ではなくても傷つけるような表現に取られてしまう場合がありますことをご了承ください。その際はコメントでご連絡していただければ幸いです。
どのような理由があって社会的な辛さがあるのか、また、そのような精霊達がどの様にお互いの短所を補い合い、長所を発揮したり発揮できる様にサポートしているのかを探っていきます。

精霊達が「生きづらい」人物たちだと思った理由は、
・今季の精霊たちの名前の前半(慎み深い踊り手なら「慎み深い」の部分)がエモートに関連していない。
・精霊たちの紹介が季節が始まる前に発表された→精霊たちのことをよく知ってもらいたい?
・紹介内容に、リアルでの生きづらい人々の特徴が見られた。等

考えすぎだと思われる方もいると思いますが、自分は上記の様に感じたのでこの線で考察を進めます。やっぱりそうではないかもしれないと思ったらその様に書いていきます。



・慎み深い踊り手

(英語では Modest Dancer🟰控えめなダンサー)

人目を気にして物陰で舞う踊り手。劇作家がやってきて踊り手は慌てて逃げるが、説得され恥ずかしがりながらも一緒に踊る。


自分は公式の紹介文を見てギフテットだと思ったが、どうやら違うようだ。
おそらくダンスの才能がありながら、極度の恥ずかしがり屋。
ヒジャブのような布を頭に巻いていることから、イスラム教徒の女性がモデルではないだろうか。イスラム教では女性に気軽に触れてはならず、そのため地域によって程度が異なるが体を覆う布を被る習慣がある。
そんな踊り手を劇作家はペアダンスに誘ったのだとしたら……そしてそれに応じる踊り手……式場の手配を急げー!

ちなみに、イスラム圏の女性の踊りといえばベリーダンス。
そして二人が踊るペアダンスはマンボに思える。
どちらも情熱的なダンスである。

ちなみにちなみに、そんなイスラム圏のお嫁さんの話を描いた乙嫁語りという漫画がある。絵が緻密で綺麗なので是非。

⭐︎クエスト中の行動
・第1クエスト…ステージに立ち恥ずかしがる。舞台装置の誤操作にびっくりする。
・第4クエスト…無理〜!とバツエモをして泣いてしまう。建物の影でうずくまる星の子が深呼吸を促す。
・第5クエスト…極度の緊張でステージにうずくまってしまう。緊張をほぐすのに少し時間がいる様で星の子と音楽家さんが間を繋ぐ。緊張がほぐれ、星の子や他の精霊たちと一緒にステージへ。皆と一つの舞台を作り上げた。
ちなみに踊り手が勇気を出し舞台に立つ時、舞台の袖に劇作家さんがいる。精霊解放時の様に劇作家が心をほぐしたのだろうか?…素敵やん。


慎み深さを極めている。
言い方を変えると人前に出ることに対して極度に緊張を抱く様だ。
ただ、音楽堂の紹介ブログを見ると、ハキハキと喋れている。
ダンスをお願いされると困るみたいなので、「人前で踊る」ことに対して慎み深いのだろう。
過去の失敗したトラウマにより慎み深さが発動しているのかな?
そんなトラウマも、劇作家といる時は発動せず、茶目っ気たっぷりに劇作家の落とし物を手渡している。

これを書いていて最後の最後に思ったのだが、音楽家さんはパニック障害なのだろうか。
緊張でうずくまってしまう🟰体が硬直してしまう
星の子が深呼吸を促す🟰過呼吸を落ち着かせる
本番の舞台裏で緊張してうずくまってしまい、緊張がほぐれるまで他が演奏する、またステージは皆が揃う🟰緊張が励ましで収まるものでなく時間を要するもの、皆がステージに立ったのは踊り手さんを安心させるため
音楽堂での即興ダンスを断った🟰発作を懸念した
そうであったとしても、最後にステージに皆んなで立てたのは感動した…そして起点を効かせた劇作家さんよ…らぶ…

追記(2022.07.04)
ギフテッド→イスラム教徒の女性→パニック障害と考察が変わっていったが、ギフテッドは二次的に鬱やパニックを起こしやすいとの記事を見つけた。踊り手さんも同じような状況なのかもしれない。



・忘れっぽい劇作家

(英語では Forgetful Storyteller🟰忘れっぽいストーリーテラー)

踊り手と親しい様子から、ペアダンスの後だろう。談笑した後お面を忘れ、踊り手が呼び止める。うっかりうっかりと頭をかきながらお面を受け取るが、今度は先程まで持っていた本を忘れてしまう。

(↑舞台作家って書いてるけど劇作家の間違いです)
忘れっぽい、手の置き場に困る(自然と動いてしまう)というのはADHDの特徴に当てはまる。
ADHDは不注意や衝動性といった社会から見た負の面もあるが、裏を返せば、行動的、好奇心が強い、発想力がある、興味への追求(引用)といったメリットもある。
踊り手解放時のアプローチはまさしく長所が働き、踊り手の心を開く結果となった。
また劇作家が発想力の強い人物なら台本を書くというのは向いているのかもしれない。

服装はクラウン(ピエロ)の姿を彷彿とさせる。以下参照。

ローマ帝国の裕福な家では、魔除けとして、小人症の者や知的障害者、奇形の者などを奴隷として傍に置く習慣があり、これらを「愚者」としてペット感覚で所有する貴族趣味は、16世紀末まで続いた[1]。中世のヨーロッパなどでは、王族や貴族などの特権階級が城内に道化としての従者を雇っていたことが確認されており、「宮廷道化師」と呼ばれている。その数は14世紀より徐々に増加して15-16世紀に最高潮に達し、中世の英国においては、宗教界・俗界問わず大物は道化を所有しており、居酒屋や女郎屋でも所有した[1]。宮廷道化師達の肖像は犬と一緒に描かれることが多く、彼らが犬と同様に王の持ち物とされていたことを裏付けている。

Wikipediaより

今でこそサーカスの代名詞でもあるクラウン(ピエロ)であるが、人権が叫ばれる前は社会的弱者を奴隷やペットとして扱っていた時代があり、彼らは笑い者、慰み者ではあるが一芸を身につけ人々を楽しませていたのである。ある種の社会的地位が確立されていたのだ。
要は、劇作家のピエロの服は社会的弱者で馬鹿にされようとも、一芸に秀で輝く者の証だと言えるのではないだろうか。

また道化師はスケープゴート(王族など建前でしか発言できない人に対して、代わりに本音を話すことを許される者)の役割があったようだ。
踊り手が建前や厳格な掟を守るものならば、劇作家は踊り手の本音を吐き出させ、踊り手の心を解放させる手助けをしているのかもしれない。


⭐︎クエスト中の行動
・第2クエスト…台詞を忘れてしまい、星の子がお手本を見せる。分岐の多さからいくつもの案を練っていた模様。もしくは即興で考えていた?
・第4クエスト…観客を見て驚く。星の子のバツエモとカニダンスを見て微笑む。(星の子は、観客じゃなくてカニだと思えば良いよと伝えたのかな?)
・第5クエスト…星の子に決め台詞言わせてる→おそらく台詞を忘れてしまったので、台詞は星の子に任せ引き立て役に徹したのだろう。そして前述の踊り手さんへのフォロー…素晴らしいアドリブ力。豊かな発想力と行動力をうまく活かしていた。

音楽堂の紹介ブログでは、言葉との方が相性がいいので楽器は持っていない旨を語っている。要は楽器は苦手だけど物語を作るのは得意です、ということだろう。



・のんびり屋の音楽家

(英語では Mellow Musician🟰落ち着いたミュージシャン)
英語版Twitterではマンタの鳴き声を演奏で再現できる(要約)との一文がある。

荷物を運ぶ音楽家と舞台美術家。何処からか音楽が聞こえてきて、その方向に走り出す。そこには二人の精霊がセッションしていて、その音色に酔いしれる。追いかけてきた舞台美術家は呆れ顔。


自分はこの説明を見て、広瀬香美さんと米津玄師さんが思い浮かんだ。

広瀬香美さんのエピソード↓


米津玄師さんのエピソード↓

・マンタの鳴き声再現🟰絶対音感
・誰かと舞台に立った事がない🟰人付き合いが苦手
というのはこのお二人に似ているなと思う。
後述の舞台美術家解放時には荷物のことなど忘れて音楽に夢中になってしまう様子が描かれる。1つのことに興味が向き過ぎてしまうのも高機能自閉症の特徴である。(リンクを載せようかと思ったけど、アスペルガーと混ざってる説明が多過ぎて選べなかったので敢えて載せません。知りたい方はいくつかのサイトをチェックして共通項を探してご自分で判断されてください。)(正直自分も理解しきれない難しい)
ただ、後述の舞台美術家が苦労してるところに気づいて手伝ったあたり、少しずつ交流しようとしているのかもしれない。

⭐︎クエスト中の行動
・第1クエスト…舞台装置の誤作動をした舞台美術家さんをポコポコ(けんかごっこエモ)している。なお舞台美術家さんはその後泣いてしまう。自分の感情をそのまま相手にぶつけてしまった。
・第3クエスト…演奏のリハーサルに寝坊。しかし素晴らしい演奏を披露し、本番は心配なさそう。
・第4クエスト…①いざ本番になると狼狽えてしまい、自信を無くす。星の子は大丈夫だよ自信を持ってと旨を叩き手を差し出す。②全く緊張していなかったが他の精霊たちが怖気付いてしまい思わず狼狽える。仲間を探しに向かうが見つからない。星の子がそこじゃないよ、任せて、一緒に探そうと手を差し出す。
※個人的には②。リハーサルも緊張していなかった、相手のことを考えるのが苦手な様なので仲間がどこに行ったか検討つかずに落ち込んでいた。
・第5クエスト…踊り手が怖気付いている間、星の子と一緒に演奏して間を持たせる。ただ観客は退屈してしまうので、音楽家にとって演奏自体の挫折なのかもしれない。
踊り手のダンスが加わることで素晴らしいステージになった。

よく観察すると、演奏に対しては卓越した技巧を持ち合わせているが、劇作家さんに感情をぶつけたり、寝坊したり、相手がどの様な行動をするか考えることが難しかったり…のんびり屋🟰マイペースなのだろう。特に対人関係で空回りしている様だ。

他の精霊たちは自分の特性に向き合い対処しているが、音楽家は挫折や失敗を味わっている。

音楽堂の紹介ブログでは、一緒に演奏しよう、みんなでセッションするのもいいかもねと話している。今まで一人で演奏していたのが、峡谷の精霊たちや星の子とのセッション、踊り手との共演を重ね、誰かと一緒に音楽を楽しむことに好感を持ったみたいだ。また、クエスト中の経験を通じて相手のことを少しずつ、自分らしく、考えられる様になりたいと練習に誘っているのかもしれない。



・一生懸命な舞台美術家

(英語では Frantic Stagehand🟰必死な、或いは大慌ての舞台係)

音楽家の後の話。夢中になってしまった音楽家を置いて、一人で荷物を運ぶ。一度に大量の荷物を運ぼうとしてるので道具を落としては拾いを繰り返す。そんな時に音楽家が手伝いに戻ってきた。


いやこれわしやんけ


全く同じことやったことあります。なので詳しく書けます。やったね。

・道具を忘れる夢を見る🟰夢見が悪い
・書類をいつも持ち歩く、集合時間早め🟰不安が強い、リスクヘッジしすぎる
・なぞなぞが好き🟰考える事が好き
・一生懸命🟰頑張りすぎる、他人より疲れやすい
これらはHSPに当てはまる。自分もHSPです。

音楽家と舞台美術家の解放中、舞台美術家は音楽家に注意したり、手伝いを求める素振りがなかった。
おそらく演奏に夢中になってる音楽家の邪魔をしてはいけない、と思い声をかけられなかった。
それなら一人で運んでしまおうと、頑張ってしまった。無駄に自己犠牲しがちなのもHSPの特徴である。あと手伝ってってストレスになるくらいすごく言いにくい。
でも偶然か運命か、気づいた音楽家が手伝いに戻ってきた。
小さな幸せも大きく感じ取れるのも特徴だ。
些細な事だけど、それが嬉しく握手をしたのだろう。

⭐︎クエスト中の行動
・第1クエスト…舞台装置を誤作動させてしまい、音楽家にポコポコされ、舞台裏で一人で泣いてしまう。星の子がお手本を見せると成功。
・第4クエスト…緊張のあまりまたもや舞台裏に篭ってしまう。星の子に深呼吸を促される。
・第5クエスト…キビキビ動き回ってる…動き回りすぎてる?すごく一生懸命。星の子が舞台装置を動かすときに先回りして対応している。音楽家さんのあまりの緊張の様子を見て慌てる。

音楽堂の紹介ブログでは、楽譜の準備を何度も確認していた様子が見て取れる。確認も一生懸命である。

豊かな感性を舞台美術制作に、周りの雰囲気を感じ取る強いアンテナを裏方へ活かしている。
音楽家さんにポコポコされた事に対しすごく落ち込んでしまう。打たれ弱いというより、1のショックが3にも4にも勝手に増大されて感じてしまう。
ストレスを感じたとき裏へ籠るのは一人になりたいと思うからだろうか。思えば音楽堂でも椅子に座って居眠りしている。疲れやすいんだよね。
本番では一度覚えた段取りに集中して、星の子の動きに先回りしサポートをしている。ちなみにこの季節で星の子をサポートしてるのはこの精霊だけで、ここだけである。なお、自分も一度覚えた段取りに対して誰かの先回りしてサポートするのは好きだし得意だと思ってるのでよくやる。

音楽堂では何度も楽譜の準備を確認する心配性だけど、確認したことに自信を持っていた。不安が強いので自身で安心させる方法を身につけたのだろう。



・表現者たちの案内人

(英語では Performance Guide)

以下パフォーマンスデイリー、略してパフォデと呼称する。
リズムの案内人さんと双子らしい。離れていてもお互いを想える様に髪型を同じにしているようだ。

舞台のリハーサルをなかなかうまくできない精霊たちにガッカリしたり困惑している様子が多く見て取れる。失敗が許せない?
そして星の子に精霊たちをサポートさせて、自身は動かない。教育に不慣れなのだろうか。
また音楽堂では開店セレモニーで気が散っている音楽家をポカポカしたり、舞台美術家にくしゃみをかけられて怒ったり(その後仲直りするよ)、開かない扉を力任せに開こうとしたりする。ちょっと暴力的な部分はド◯えもんのたけしくんっぽい。

考察材料が少ないのでお面から考察してみる。
ペンギンに似ており、特徴的な眉間から伸びる冠羽(頭部にある飾り羽)があるお面。これはマカロニペンギン属にとても似ている。
この属の代表的なマカロニペンギンの「マカロニ」は「伊達男」という意味。
また自分の卵を守るために仲間を突く(マカロニペンギン)、弱い方の雛を見捨てたり(シュレーターペンギン)、天敵に攻撃したり(イワトビペンギン)…人間から見れば攻撃的、残忍な行為をする種類もいるようだ。
しかしペンギンは群れで暮らすので、攻撃的でありながら寄り添い生きていくのである。

これらから推察するに、割と暴力的な性格なのだろうか…?
なぜ暴力的になったのだろうか…?

・お互いを想うあまり双子で同じ髪型🟰寂しい
・早口言葉を50個知っている、失敗が許せない🟰努力家
・批評を受けた🟰厳しい言葉をかけられた
・シュレーターペンギンの弱い方の雛を見捨てる🟰構ってもらえなかった

子供が暴力振るう原因に、これまで関わってきた人から教育と称して暴力を受けたことがあるという説がある。要は相手を解らせるために、自分を優位にして歯向かわないようにするために攻撃する、されてきた、という事。
もしくは構ってほしい、気を引きたいために暴力を用いてしまう。
相手が言うことを聞かないなら力で解らせるやり方である。
また、寂しいから相手に強く出るということもある。
これは経験談なのだが、語気が強い、相手が傷つくことを言う人は、寂しくて構ってほしいがために攻撃して相手を従順にさせて優越感を得て寂しさを埋めているということがある。そのような相手は意外と根は素直で、優しく接すると返報性の法則、もしくは攻撃的な態度より優しくしたほうが利があると思い優し接するようになった。
逆も然り。攻撃的に接せられると、自分も攻撃的になる、もしくは心が砕けてしまう。

寂しい、厳しい言葉を受けた、努力家。
これから推察するに、双子と別れて暮らし、努力してきた中で、厳しい言葉や攻撃な態度を受けた。それに感化されて自身も攻撃的になってしまった。
また、シュレーターペンギンの習性を考慮すると、たとえばある劇団に属し、厳しくあたられながらも努力してきたが認められなかった。とかね。
早口言葉を50個も知ってるが出来るとは言われてないので、セリフを噛みやすいのかもしれない。自身でそれを短所と思いどうにかしようと努力した結果だろうか?
他の精霊たちは生まれ持っていた特性があると思うが、パフォデは厳しい社会的に飲まれて後天的に生きづらくなってしまったのではないだろうか。
そんな接し方をされてきたから、精霊たちへどう対応すればいいか解らなかったのかもしれない。
そこに現れた星の子。原罪での自己犠牲すら厭わない(抵抗はある)愛の権化…!
そして音楽堂でサポート役の舞台美術家がずっとそばについてる…!
それにコメディ執筆中だから、ほんとは誰かを笑顔にしたい優しい心があるんだよね…!
パフォデは優しくなりたいたけしくん…!

ほとんど推察になってしまったが、楽しかったからヨシ!

あとこれを書いてから、音楽堂の紹介ブログの「得意じゃなくても大丈夫、何度でも挑戦できるよ」って言葉がジーンときました。失敗を許せてる…!いいよいいよ、優しくなれてるよ!



・星の子

表現者たちの季節での星の子の役割はずーーーーーっと精霊たちのサポート。
今までの季節では星の子の能力を活かして星の子が主体で精霊たちを助けていたが、今季は精霊たちが動きやすいように促す役割だった。
これはおそらく劇団長であるパフォデの役割だが、前述のようにパフォデも難儀していた様なので、これは星の子にしかできない事だったのだろう。

今季の精霊たちは悩み多き存在なので、おそらくパフォデに優しくする余裕はない。
優しくなりたくても、なり方が解らないパフォデに教えられていたら、彼らも攻撃的になっていたのだろうか。それとも砕けてしまったのだろうか。どちらにせよいい結果にはならなかっただろう。そして彼らが精霊として未練を残していた、願いがあったということは……そういう事なのだろう。

パフォデのお面の話で、マカロニペンギン属は攻撃的な種が多いと書いたが、なぜ攻撃的か…種を残すためであり、守るためである。極度に優しく正義感があるから攻撃的なのだろう。
でも本当は傷付けたくないはず。種の保存の意味でも。

星の子は攻撃の手段を持たない。暗黒竜に見つかれば、隠れるか、逃げるか、やられるか。それでも仕返しもできない。(一部のゴリラの子はからかえるかもしれないけど)
余裕がない表現者たちに必要だったのは、縛られない、か弱く、愛で溢れた、無垢な星の子だったのだろう。



・おまけ

今季のお面はペンギンモチーフだと思われる。
何でペンギン🐧?

ペンギンは鳥類だけど空を飛べない。地上も素早く移動できない。
逆に水の中では早く泳げる。
悩み多き精霊たちは社会から溢れやすいのだろう。
そんな彼らが自分を理解し長所を生かして助け合う。そして適した環境で過ごす。
まるで身を寄せ合って、海を泳ぐペンギンである。

おまけのおまけ

そういや劇作家さんは雀星の子と同じお面持ってたね。
お面にも謎がいっぱい。


あとがき

終わりです!長い文章を読んでいただきありがとうございます!
個人的にはこれで考察の面白さと、いろんな特性がある人たちのことを知ってもらえると嬉しいです☺️
知れば知るほど愛おしくなっていくからね…!
自分はこれを書きながら「尊いよ…ヒン…」ってなっていました。

あと、これ全部外れてる可能性もありますのでね。
疑問点が浮かんだら、ご自身でも考察してみるとすっきりするかも知れませんね。
何かあれば、質問等が有れば、自分のTwitterやこの記事のコメントにメッセージを頂ければお力添えをしたいです。
そうして考察沼へハマってってください…へっへっへ。

(2022/06/13)※文章はこれで一応完了。あとは画像差し込み。

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