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【ネタバレ】キラークイーン村に参加してみた感想×3

 人狼システムを使った遊び方、いろいろありますよね。

 王道のガチ人狼ゲーム。
 物語を紡ぐRP(ロールプレイ)村。
 ランダム機能で遊んだり、RP濃い目の言い換えガチをしたり、一期一会のゲームもあれば前以て参加者を定めた企画村や身内村もあり。
 サーバーを国、ゲームを村と呼ぶ文化が好きです。村の数だけ死すダミーキャラ(第一犠牲者)と物語が在る。ワビサビ。

 デスゲームを生き抜くために疑い合い信じ合うキラークイーン村(以下KQ村)も、人狼システムと秘話機能(一対一の内緒話)を駆使した大変面白いゲームのひとつです。
 詳しくはKiller Queen Wiki(http://wolfsnest.sakura.ne.jp/KillerQueen/?FrontPage)や参加者さんのレポートを読んでみるのをオススメします。

 この記事では主に参加した感想を述べるだけなので、身内向けの質問回答とか「興味はあってもこの辺が気になる人へ」みたいな真面目な話はそれだけで別にまとめておきます。年明けあたりに……。

 人狼ゲーム系、それもマーダーミステリー的な一回きり要素もあるゲームって、荒らしや文化差で壊れやすいので身内村なのかな~と思っていたところ、参加者募集のリツイートを見かけたので、知り合いもいないのに得意の蛮勇を発揮して参加させていただきました! 計3回。
 なんか毎回微妙に設計意図と違う行動してるっぽいけど、対人ゲームの妙味の範囲でおさまってる……と思う……し、皆様あたたかく迎えてくださるので、興味ある方はwikiの予定表で参加できそうな村に検討をつけてみると良いかも。

 2021年、久々にいろいろな村に参加してみて、真冬と真夏は同村者さんに迷惑かけるな~と反省したので、その辺の時期だと確実に私と同村することがないため村が建つ前までシステムやなんやの相談乗りやすいのでお気軽にどうぞ。

 たいていの国、村ではどのゲームにどのキャラで参加してるか終わるまで外部に言ってはいけないルールがあるので、要注意。
 KQ村はGMさんサブGMさんにシステム面含めて質問できるので、その点は安心ですよ。

KQAA 一夕怜奈(レナータ・囁き狂人)

 和名で怜奈と名付けましたが、レナータと呼ばれてもフルネームみたいでじわって素敵なので、名字を一夕と設定。我、がんばる。

 ――アイドルになるためのオーディションを受けにプロダクションを訪れると、そこはデスゲーム会場だった。

 ちなみに、歯車マークから表示数を1万行など多めにして肩書き+半角スペース+名前(例・剪毛工 レナータ)で検索すると、そのキャラの当時の視界に近いログが読めます。独り言くそうるせー上に徐々にメモと本音と建前が混在していくのでレナータ以外をオススメ。プロローグ読んでできた推しを推すのが楽しいぞ。

なにこのツール…こわ……強いけど使い所難しい……?

 【最後まで生存】というシンプル条件なら、それなりに狙われていそう。
 なお、リーダーであることは隠したいな、という願いは儚く潰える。AA独自要素として数人ごとのチーム指定があり、Cチームは愉快なことになっているので……。

 役職が囁き狂人なので、狼の襲撃先と牙の数(襲撃した人数)が見えます。第一犠牲者はすべての狼に襲撃されるので、つまり、ゲーム盤面に存在する狼の総数を把握できる……とは問屋が卸さない。
 なんと、このオーディションは一匹狼(牙が見えない)×3編成なのだった。

 一匹狼は、それぞれ別個に襲撃できるのでヤベー編成です。開始時はそうとは知らないものの、守護者(狩人)の存在や襲撃無効の対抗手段があることが予想できる要素。
 2日目に牙が見えなかったことで混乱しながらwikiに首ったけになっていた私は、ちょっとだけ議事国の狼の種類と牙と襲撃の仕組みが分かるようになりました。習うより慣れろはガチ。

 同じCチームのソフィアさんと相性が良さそうだったので、さくっと役職と条件を明かし、流れでソフィアさん・イルマさんの2犯人が判明。

 全体の条件推察や各人とのやり取りのなかでふと気づきはじめる。
 あれ……早くゲームを終わらせて生き残りたいなら犯人リークすればいいんじゃ……?

 生存者6人以下でKQ生存だと1人確殺イベントが起きてしまうKQAA。そのうえ、なぜか犯人と共存のAチームとの連携に乗り気でなさそうな犯人たち。ピタゴラスイッチ式に連鎖死亡しやすいが、固く手を結んでいる犯人殲滅組。

 ――まごまご嘘をつきながら、二重スパイを開始した一夕であった。

 ソフィアさんが3日目に生きていれば、とりあえず犯人たちは殲滅組の連鎖死を優先するから仮に犯人KQであっても、狼っぽいが魔女と聞いたこころさんにもソフィアさんにも一日は狙われないで済む…かな……!と考えてDチームリーダーのパティさんを犠牲にし▼イルマさんに踏み切ったのだと思うんですが(なんでログ読み返したのに本人も断言できないんだ)予想外の3日目が訪れ、身を守れずに敢えなく襲撃されて4日目敗退。

 序盤にゆりさん(守護者、レナータも保護範囲内)に探りを入れてて彼女の役職かツールに関して感ずる所はあった筈なので、それを元に足掻きすらできない交渉の弱さがあったな~と思います。一票の重さに無頓着。

 条件的に蝙蝠ムーブからの裏切り(護国聖獣と呼ばれてるそうな)するのは妥当だったようなのは良かった。自分の意思で処刑先決められる立場だったのだから、臨機応変の判断力が問題ですね。
 死亡ピタゴラスイッチの一部にも、犯人の絶対的な味方にも、好いた人の専属狂人にもなれなかったのでPLは少々寂しかったが、怜奈は非常に元気でありました。アイドル戦国時代である。

 「想いよひとつになれ」でロイエさん→▼こころさん指定してたらよかったか~?とか反省はあるものの、その時その時を必死に生きました。是非もな死。

死亡タイミングぴったりすぎて笑った。忝ない。
なんでアイドル村で切腹してるんだろうな。

 エピローグ、パティ殿の死亡シーンが最高なので、R15程度のグロが平気なら是非……見てくれ……。
 地獄の底にも都はあるしダンスホールもあるし合戦場もあるんだ…。

 一先ず手を繋いで一緒に先に進めた筈のイルマちゃんとパティ殿を振り払ったのが自分も死ぬ遠因になってるの、自業自得感があって正直とても燃えた。
 理不尽な死や密室政治的な圧迫感に加え、情緒がめちゃくちゃになる苦しみが楽しめるのが私にとってはKQの一番の魅力だなと感じました。

 よーし、次は敵味方がハッキリした条件引くぞ! 幸運の女神さま、よろしく!

KQLiR! アルフィー(ネコ元帥・賞金稼)

 華やかなカジノ、命をチップに参加者たちは賭けに興じる……。Let it Ride!(伸るか反るか)
 すべての命は等価。その大前提は承知の上で、特別な何かを掴みにやって来た新興宗教家・名無しのネコ元帥。

全員敵、わかりやすいヤッター!(自棄)

 キラークイーンゲーム、元ネタであるゲームを積んでるのでどれほど同じテイストかまだ分からないのですが、自分以外の参加者皆殺し条件を持つゲームの華、殺戮の女王KQです。

 溢れる「そうだけどそうじゃない」感。

 言われて振り返ると、ネコ元帥KQっぽいキャラ付けと挙動だったので笑ってしまいました。極道院さんかて死神フラグ建ててたやろがい!
 ラプラスの悪魔、きっとネコチャンもとい聖アーカムのことだったんでしょう。カジノの女王ルーレットで遊んだときに加護を受けてしまったな。

 KQ村は編成秘匿でランダムに役職を割り振られるので、引いてしまったからには、やるしかない。

 別に賞金稼の能力は使わなくていいものの、せっかくだから戦略に組み込みたい。

 AAでの経験から、細かい嘘を積み重ねていくならまだしも、大きな嘘を貫いたり誠実に真実を打ち明ける範囲を見定めたりするのは私に向いていないのは分かっていたので、シンプルに騙り条件は「道連れを成功させ、GMツールで蘇生され最後まで生存」としました。

無難なポイント押さえて動くつもりだったものの
最大の敵は>>-92にはいないので予想してみてくれ

 アーサナスト、余裕がなくて自発的にはデマ撒けなかったのですが、若干皆様の気を逸らせていたようで、あとでログ流し読んでニッコリしました。

 プロローグでのご縁から早めに接触したヒイラギさんが呪狼、流れで一匹狼クシャミさんとも協力できそうだったので犯人側におさまりました。この手で御送りしたいのでひっそりと尽くします。

 KQを経験してみて思ったのは、手順意識の大切さと難しさ。
 様々な役職、条件の兼ね合いがあるので、早め早めに自分の条件を満たしつつ身を守るには、中途クリア可能でも条件偽るかタイミングをはかるかデコイを用意しないとだな……と。いや3回とも中途クリアできない条件だったけども……。

 初手のミスで完全に積む設計はまずありませんが、苦しくなるのは確か。
 ゲーム勘がないうちは個人やツールの考察より襲撃筋や盤面全体のバランス見る方が、KQ初心者としては動きの指針として取っつきやすく感じました。確定情報(役職、初期配布)と欲望の現れ▼▲が推察材料になるのは普通の人狼ゲームとおなじっぽい。

 臨機応変、が苦手で毎日にゃあにゃあ鳴いているネコ元帥。

 スートなしのままで大丈夫か不安だったもののムギタさんに向けたトリガーハッピーに成功し、3日目に突入。推定守護者1によるGJで、早速想定していた最終日道連れ勝利ルートが御陀仏です。とてもつらい。

 「KQ生存エピ入りで死んじゃいます><」とか「処理順によっては蘇生後KQツールで再死亡コントになるかも><」とか必死に小細工しつつ、道連れ利用で犯人の信用を得る方向でLiR!
 道連れダーラさん成功に賭けるべき、と昼間は判断してたようなのに、夜明け5分前の魔の時間、ロイエさんが護衛してるのでは!?という怯えに負けて勝ち筋再計算もなしに変更してしまいました。
 ……まぁ、守護者1のロイエさんを狙っておけば確実に蘇生できるし勝てない時は犯人応援したいから……。絶対に道連れにできない役職を避け、護衛されて道連れ失敗するリスクを避けてここ一番の勝負を日和る私。

 お願い、死なないでクシャミ様!ここを耐えれば、私の手で天国から地獄に御送りできるんだから! ――4日目、ネコ元帥死す。

巻き添えで死ぬクシャミさん。ごめん寝!
殺したいけどまだ死んでほしくはなかった。

 結果、猫陣営はドナルド様の懐のメイちゃん様だけとなってしまったのでした。
 今更ながら、VR空間に連れ込まれるネコチャン可愛くてじわる。

 条件と役職のリストだけで判断するなら、守護者1が守護者2に護衛される目はそうとう確率が低かったでしょうが、これはコンピュータゲームではありません。
 どうしてこうなったのか。
 それは、デスゲーム特有の極限状態で心迷って賭けきれなかった私の選択と、同時刻にひとり秘密を抱えて動揺していた某氏の選択のマリアージュです。

 かなり情報優位なKQなのにエピローグ入りまで真相に確信持てなかったの草。対人ゲームにはいろいろあるので、勝利が無理そうな状況でもとにかく生き抜くのが大事なんだな~と思いました。

 ガチ的にもRP的にも、死からの復活だけはしたいな~~~という気持ちが選択を日和らせた部分はある。

 でも、こんな条件と役職だったらやりたくなるでしょう! ネコは甦りなり、液体なり。

 その後、KQ疑惑を擦り付けたオスカーさん(ノアくん)にお兄様のお名前を付けていただき、元帥は無事に成ネコしました。ヒトデナシの生だったけど、人として死ねたのでフェルゼさんやヒイラギさんが逝く所の近くに行けたらいいですね。

 守護者1のシステム&GMツール護衛と狂人のGMツール無効を知らなかったとはいえ、くぐり抜けるためには悪くないルート選択だったので、必要だったのはここぞという時の腹の据え方…だなぁ……。運命力が足りなかったとも言える。

KQ回葬列車 一夕怜奈(魔女・レナータ)

 敗者復活戦! AAとLiR!は休日2日あっても結構体力的にしんどかったので参加迷ってたのですが、魅力に屈してしまった。
 オーディションでは元気に裏切ってしまった入間ちゃんと今度こそ生き抜くぞ!(※彼女を処刑したあげく、魔女による蘇生チャンスも潰している)

 このログは特殊なお祭り村、一年の総決算的な意味合いもあり、私が参加した以外の村のネタバレを大いに含むため、軽めにダイジェストで。
 読めてない村のログを読むのが楽しみになる村でした。

不穏ポイント1:変更後の条件は審判後に判明
不穏ポイント2:【悲報】入間ちゃん犯人
不穏ポイント3:トラウマになりつつある犯人2CO
……ホリー殿に言ってない方が信じがたいのだが。(実際既にホリー(オスカー)にCO済みで草)
なんか急に呪狼とまで言われ、やや警戒。
自称妖精のサミュエル殿が盤面で浮いて見える。
2人の大胆な策とその後の悲喜交々ラップは必見。

 守護者ひなたさんのGJのお陰で命を拾うも、またしても4日目に死す怜奈。
 毎回このタイミングなのでさすがにプレイングに問題を感じる。ガチ村でも似たようなタイミングでの死亡多いので……。勝負は時の運のステージじゃないというか、運はいいのにやれることをやれてなさがあるというか?

4日目に発動したパパ活ツールbyアンデルセン
成功すると対象のクリア条件を書き換えられるが…

 不穏ポイントという名のフラグを回収するかのごとく、ゼウスの審判で変更される条件は【犯人役全員の死亡かつ死亡者10名以上】というものでした。

 鬼!悪魔!南瓜!若菜!

 しかし、本来なら手を繋げない筈の入間ちゃんと、パパを挟むことで共に勝つ未来を夢見られたのは運命なので、無理筋をひた走ったけど後悔はないです。再戦でなければ無邪気に犯人を殺せたが、再戦ゆえの出会いと葛藤だった。よきかな。

 不穏から目をそらさず、保身かねて1犯人やっとくべきだったな~とは思いますが、怜奈のほんとうの幸いは入間ちゃんと正流殿、そして両立出来ればひなた殿の勝利だったので、やんぬるかな。
 KQ!そっちで犯人やってくれ!って毎日思っていました。条件的に、魔女はそう思われるべき方だぞ。

 智狼がその条件で呪狼がスイッチしてるにも関わらず初手▼賢者するほど組んでて一回の毒薬リスクorKQツールリスク飲むくらいなら、次の日▼魔女見込みで▲KQ候補してくれ~~とは思ったけど、今回広く顔出しする余力のなさと情報整理のフワフワさで2日目の動きが相当悪かった。2日目に▼魔女は無理な流れだったのか、読み込めてないのでそのうち。

 初参加時のインプリンティングのせいか、犯人を情報と庇護を与えてくれる存在みたいに思っていて、反抗期(裏切り)パンチかますか周囲に甘えた(ベッタリ派閥化)バレバレかの2択になってしまってるので、今後自分が犯人役になったり即座に犯人とのコネが出来なかったりしたら、動き方悩みそうだなぁと思います。

 来年もう一回くらいはKQ村に参加させていただきたいので、KQ休暇と思い切りの良さを準備して、今度こそ健気で堅実(当社比)なプレイングで勝ちたいと思います。

 そろそろ素黒い魂と裏切りのカルマも昇華できた筈。これはフラグでも「押すなよ」でもありません。大丈夫です、やってやりますよ。

2021年12月21日