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宮廷神官物語 十二 感想

曹鉄と櫻嵐の娘、翠嵐を中心としたストーリー。後日談にしては読み応えがあり、まさに真の完結編。
翠嵐がとても魅力的なキャラクターで、もっと翠嵐のその後のストーリーを読みたくなった。
でも、やっぱり天青。期待通りに成長していて、爽快な活躍をしてくれた。
物語の根底にある、身分制度。藍昌王、鶏冠ともに、身分制度の廃止を目指しているが、その世界までは描かれなかった。
現在の日本には麗虎国のような身分制度は無い。しかし、スクールカーストやパワハラなど、自然発生的に上下の差を作ろうとするのが人間の本質なのかもしれない。
身分制度が無くなった麗虎国でのストーリーを読んでみたい。

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