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「奇跡の人」感想

原田マハさんの「奇跡の人」、面白かった。
最初、岩倉具視とか、伊藤博文とか実在の名前が出てくるし、重要無形文化財制度制定の話も出てくるから、日本にもヘレン ケラーと同じ三重苦の人がいて、その実在の話かなと思ってた。
先生の名前が去場安(さりばあん)、三重苦の生徒の名前が介良れん(けられん)とわかった瞬間に、やっぱりヘレン ケラーの話なんかぁーい。とツッコんでしまった。
でも、話の大筋が分かっても、途中でやめられなかった。オリジナルには出てこない、キワという盲目の少女が本作のスパイスになっていた。
ヘレン ケラーの物語を知っている人も知らない人も是非読んで欲しい。

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