見出し画像

DAWって何を使えばいいの?を考えてみる

こんばんわ。Yomogiです。

忙しくて結構期間が空いてしまいました…。
毎週1記事を目標としてましがた、仕方ないですね…。


一つだけ宣伝させてください。
この2週間のうちにミックスで素敵な曲が2つ上がりました。

是非是非お聞きください!


さてさて、それでは掲題の件「DAWって何を使えばいいの?を考えてみる」です。

昨今、新進気鋭のDAWから古のDAWまで色々なDAWがありますが、その中でどれを使えばいいん?っていうのをツラツラ考えてみる内容となります。
ちなみに、実際Yomogiが利用したことがあるDAWでのみのお話になります。

それでは行ってみましょう。

そもそもあなたはどのDAWを使ったことあるのですか?

はい、お答えします。

私は所謂DTM全盛期より前の時代からレコーディングというのはしておりました。レーベルにMDとかデモテープを送っていた時代もあります。
先日「肉チョモランマ」さん達の動画を見ていてMTRを知らないめいちゃんに衝撃を受けてました

そんな話は置いといて…。
自分の遍歴を調べてみました。


MTR

Singer Song Writer

SONAR(現Cakewalk by BandLab)

DigitalPerformer

Logic

NUENDO

Cubase
FL STUDIO
AbletonLive
Bitwig Studio
Studio One

Logic Pro X


恐らくこんな感じですかね…。
久々に自分の昔のプロジェクトを掘り起こして確認しました。
DAW迷走してる時代がありますが、一応記載のツールで1曲は作りきってます。
ちなみに、LogicあたりからずっとProtoolsはくっついてます。

DAWの音質の違いについて考える

まことしやかに囁かれているDAWの音質の違い…
確かに書き出しした際の音質の違いはある。間違いなくある。

だがしかし、正直どうでもいいかなと。
個人的な意見ですが。

それが原因で重大な何かが起こった!!!

…とかになることって無いし、そこで論ずるなら業界標準のProtools使えばいいじゃんで終るので。
ちなみに、音質も良い悪いっていうよりかは好みのレベルなので。

あとそれでマウント取ってくる人とかたまに居ますけどウンウンって優しく聞いてスンッてなれば大丈夫です。
自信を持って。

音楽のお仕事での納品について

昔はProtoolsじゃないと駄目みたいなの有りました。
そこの理由に関しては割愛しますが、今は特に無いです。
時代は変わってwavで納品、stemで納品の案件であれば何でも良いかと思います。
※プロジェクトは別

それとは別で、最近業界が乗り出してきてお仕事も増えてきた「Dolby Atmos」に関してはProtoolsかNUENDOになってくるかもです。
※Appleの空間系とかNETFLIX関連とか
これからお仕事がどんどん増えていくし、映画やゲームの劇伴を作成して食べていくぞ!って人は慣れておいたほうが良いかも?

VSTプラグインでできるのも提供されてるんですが、自分で試してないのでまだなんとも。

ProtoolsかNUENDOはこちら
https://www.avid.com/ja/plugins/dolby-atmos-production-suite

グレードの違いについて考える

ProとかFullとかSuiteとかElements等色々とありますが、難しいことを考えずにこれから自分がどうしていきたいかで選んで良いと思います。
今後作曲・ミックスをガッツリやっていく!ってなったら最上位グレード。
「歌ってみた」や「バンド編成の録音」ってなったら安いので十分です。

ちなみにグレードが高いからうまくなる!とかは無いです。

グレードでの違いは大体以下

  • トラック数

  • 音源や使えるエフェクト数

  • 1トラックに使用できるエフェクト数

  • 利用できるエフェクトの種類

DTMで平均的な利用トラック数はボーカルトラック合わせて大体20〜40トラックです。
100トラックとか行くこともありますが、それこそ大編成楽曲しかないです。

CHACHACHA ワンダーランドのトラック数は112でした

朝霧くるみちゃんのオリジナル曲「Going Going!!」は47トラック

なので、今後の自分の方針でグレードを決めればいいし
最初は初心者グレード買っておいて、必要になったりセールしてるときにアップグレードモデルを買うでも良いと思います。

トラックが多いから力入れてるとかそういうわけじゃなく、あくまで表現やジャンルによるものなので、正直バンド編成であれば20トラック使えれば十分。

環境・使っているPCで判断してみる

環境や使っているOSやタブレットPCなのかどうかでも選択肢は変わってきます。
コレは時代を感じる判断基準ですね…。

OS依存でいうと、もう昔からMacならLogic一択みたいに言われてます。
逆にLogicはMacでしか使えません。
Logicの利点は安いのとランニングコストが掛からない事とLogicのみで商業レベルまで持っていけることになるでしょうか。

ただ、Mac買わないといけないので初期投資は高いです。
…とはいっても、MacminiとLogicで10万そこらで揃えられるので
ゲームもやりたい!とか無ければMacのが今は敷居低いと思います。

また、オーディオインターフェースでMacでしか動作しないものもあります。
※最近は無いかも?昔はApogeeが典型的な例でした。

それ以外のメジャーなDAWは比較的Win・Mac両方で動作します。

また、新進気鋭のBitwig等はタブレットPCに力を入れているので
Surface等を利用する場合は選択肢に入ってきますね。

iOS、Androidだと

  • Cubasis

  • GarageBand

  • FL Studio

  • Auria Pro

このあたりがありますが流石に完パケまでは持っていけないです。
ただ、作曲だけであればこちらでも十分なのでまずはタブレットから…というのも手です。コスパ良いですし。
※GarageBandはiOSのみ

また、PCの母艦との連携があったりしますのでそのあたりも見て決めるのも良いかもですね。

2023年、世界のDAW利用ランキングは?

musicradar.comという有名所が世界のDAWランキングを発表してました。
※一旦TOP5のみ掲載

1位:Ableton Live
2位:FL Studio
3位:Logic Pro X
4位:Cubase
5位:Studio one

トレンドの楽曲にもよりますが、世界的にPOPカルチャーが人気でロックやメタルなどのバンドが下火になったことや、根強いHIPHOP・トラックメイカー向けといった所でAbleton LiveやFLStudioが世界では人気です。

コロナ前まではLogic Pro Xは5位とか6位で、逆にStudio oneが3位とかだった気がしますが、コロナショックでPCが売れたこととアップルシリコンが思った以上に素晴らしいモノだった、総じてMacの出荷が多くなったことからLogicが上に来た感じでしょうか。
cubaseは12が大きなアップデートだったこと、アップルシリコン対応とか?
Studio oneも6ですごい良かったけどなんだろう…

恐らく日本のシェアって話になってくるとまだ順位が変わってくるかと思いますが、大体はこの5DAWが選択肢になってくるかと思います。

UI / UXで選ぶ

後述しますが、各DAWには設計思想…といっても伝わりにくいのでジャンルと呼称しますが、ジャンルの得意不得意があります。
それに応じてUI / UXも変わってきます。
一旦上記ランキング記載の5DAWで見ていきます。

Logic Pro X、Cubase、Studio one

このあたりは得意ジャンルがあるわけではなく、かなりオールマイティー且つ直感的な操作が可能です。
GUIもかなり似ているので、この3つであればどれを選んでもそこまで困ることはないですし、出来ない事も大小あれど大体思ったことは出来ます。
さらに、UI / UXも似ているので、移行もしやすいと思います。

Studio oneはCubaseのエンジニアが独立して作られたDAWですが、どちらかと言うとProtoolsに似ており、ProtoolsとCubaseのいいとこ取りみたいなことをしてます。

Logic
cubase
studio one

Ableton Live(Bitwig)

Ableton Liveは前述の通り、トラックメーカーやパフォーマンスのジャンルを得意としたDAWです。
ループや音源管理、フレーズのコピーペースト等が得意。ショートカットキーもさほど覚えるのに苦労しなかった気が…。
YomogiはサブDAWとして打ち込み系はLiveを利用してますが、ループ素材使った作曲はほんとやりやすい。びっくりします。

ちなみにBitwigは元Abletonの方が立ち上げたブランドなので、結構Liveに親和性があります。Bitwigのほうがワークフローはわかりやすいので初心者さんにはそちらのほうがオススメかも?

Ableton Live
Bitwig studio

FL Studio

海外で圧倒的人気を誇るFL Studio。
トラップ、ヒップホップ、EDM、エレクトロに特化しているDAW。
かなり癖が強いUI / UXになるので、別DAWからの移行や別DAWへ移行する際に別物か?と思ってしまうような、そんな尖ったDAWです。
ステップシーケンサーと打ち込みには強いです。

FL Studio

DigitalPerformer(番外)

これは番外になります。
DPはオーディオインターフェースで有名なMOTUが作成しているDAWで、商業を扱うアーティスト、特にアニメ・ドラマ・CMなどの劇伴を扱うアーティストさんから一定の人気を誇ってます。
今でも、昔ながらの方は利用しているプロが多いと思います。

何がそんなにすごいのか…。
他のDAWにはないプロ目線でのUI / UXが備わっていて、それがかなり使い勝手が良いです。
・比較試聴が可能なミキシングボード
・短尺版作成に力を発揮するチャンク機能

上記を調べて、興味が湧いたらDPも是非オススメ致します。

DigitalPerformer

自分がやりたいことで考える

ここまでの情報を元に考えて行ってみます。

  • 音質

    • どれでもいい

  • 音楽でお仕事

    • どれでもいい

  • 環境

    • PCです!

      • ジャンルへ

    • タブレットです!

      • GarageBand(Mac)

      • その他(win)

  • ジャンル

    • オールジャンル作りたい!

      • Macユーザーです!

        • Logic Pro X

      • Winユーザーです!

        • Cubase

        • Studio one

    • EDM、ヒップホップ、トラップ、エレクトロ系作りたい!

      • Ableton Live

      • FLStudio

    • ゲーム音楽やBGM、劇伴関連を作りたい!

      • NUENDO(今回言及しませんが、企業就職で考えても1択)

  • 人とは違ったDAWを使っていたい!

    • その他

  • 将来エンジニアをやりたい!

    • Protools(後述Appendix)

すごい雑ですが、こんな感じで細分化できそうです。

ちなみに私のオススメはLogicです!
ずっとMacユーザーというのもありますが、とにかく安定しているのと
ランニングコストが安い。直感的。
自分がWin使っていたらStudio oneにしてたと思います。
Cubaseは昔からのユーザーならご存知かもしれませんがものすごく不安定だったんで信頼が…。

Protoolsについて(Appendix)

今回は【初心者向け】とつけてあるので説明しませんが、相当にお金がない限りはProtoolsを使う利点は今は無いです。
この子は機材も含めて一つの環境を構築することで最大限に力を発揮できるモノなので、初期投資で100万、継続して毎年ウン十万くらいポンと出せる方にのみオススメします。
逆に、スタジオでエンジニアをやりたい夢があるとかアシスタントやってるとかそういう方は、自宅でも使ってなれておいたほうが良いです。
また、どうしてもという方はサブスク付き+プラグイン付きのインターフェースとかもあるのでそのあたりではじめると良いかもです。

MBOX Studioとか。

おわりに

ということで、今回はDAWをオススメするのではなく選択肢を考えてみました。
結局、オススメされようがなんだろうが最初なんて何もわからないので。
それであれば選択肢の幅を狭めてあげたほうがいいかなという考えです。

注意点として、必ず無償版・体験版で試しに使ってみることをオススメします。
また、内包されているプラグイン・音源やループ音源に関しては正直買い足せるのとサードパーティ制のほうが質がいいことのほうが多いのであまり考えなくても良いと思います。

どうせ沼にハマります。

これが何かのためになって、音楽を作ることが少しでも広まることに役立つと嬉しいです。

それでは。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?