帝王賞予想

宝塚記念で終わったと思っていませんか?
まだ終わっていません。なぜなら”帝王賞”があるからです。さて一緒に帝王になりましょう。


まずは南関東競馬場入門編。

南関競馬場の特徴


大井競馬場(基本は右回り)


※注意するべきは、去年のJBCが行われる前に砂の質が変わったこと。
軽い砂からオーストラリアの白い砂になりそれまで走れていた馬が苦しくなったケースもある。なので砂代わりのタイミングで明らかに戦績が悪くなった馬には注意が必要。
・コース周回:内回り→1,400m、外回り→1,600m
・直線長さ:内回り→286m、外回り→386m
・特徴:大バコでコース広い、内回りと外回りで直線の長さがかなり違うので注意

川崎競馬場(左回り)


・砂厚:8.5cm
・コース周回:1,200m
・直線長さ:300 m
・特徴:時計が出やすい、コース長さが浦和と同じだが直線が長い、つまり周回が横長気味でコーナーがきついので(馬のコーナーワークと騎手の腕に注意)

浦和競馬場(左回り)


・砂厚→10cm
・コース周回→1,200m
・直線長さ→220m
・特徴:時計がかかる、コース長さは川崎と同じだが直線が短い、つまり最終コーナーから捲るのが厳しい(少し前から仕掛けると「砂質×コーナー負荷」でバテやすい)

船橋競馬場(左回り)


・砂厚→12cm
・コース周回→1,400m
・直線長さ→300m
・特徴:時計がかなりかかる、スパイラルカーブ

まぁこんなところで全頭診断参りましょう。

全頭診断

1.グランブリッジ(中団、差し馬)


エンプレス杯
逃げたオーサムリザルト以外の2,3番手のライオットガール、アイコンテーラー(牝馬ダート路線はかなり上位)がバテてしまったことを考えると、オーサムリザルトは相当強かったと考えられる。今後も見守っていきたい一頭。
それに比べて2着(グランブリッジ),3着(キャリックアリード)は途中から無理に前に着いて行かずに少し離れたところを追走したところが功を奏して、直線で垂れなかったために相対的に伸びてこれたという感じだと思う。
そこまで評価がしづらい2着に感じる。牝馬限定であるところも評価をあげたくない要素。

川崎記念
ライトウォーリアが逃げて最後はアイコンテーラーとの1vs1をしていたところ後ろからグランブリッジが追い込んでくる形。
セラフィックコールはノットゥルノに惚れていたのか道中ずっと隣向き続けていて意味がわからないがパフォーマンスが出なかったっぽいので度外視できる。
ノットゥルノに関しては左回りがやっぱり良くないのかな?としか思えない。ここまでパフォーマンス落ちるのか?
このように上位二頭が不発に終わってしまったこともあり、この2着を評価できるのかどうかというところ。
個人的には評価したくないので買わなくて良いかなと思っている。

まとめ
差し馬であり、2着がめっちゃ多い馬柱。川崎といった軽めの馬場の方が良さそうなイメージで、今の大井の白砂は末脚を発揮できなさそう。

2.ライトウォーリア(逃げ馬)


川崎記念
逃げて、向正面のコーナー前からアイコンテーラー松山が突っかかりにいったが時すでに遅し。
粘って粘って粘り切った。
楽逃げさせたら意外と強かったって感じかな。

勝島王冠競争
周りの馬が早く2番手外側での競馬。プレッシャーがかかる位置での競馬にはなったと思うが、直線も粘れていて地方馬の中では強かった。勝ちに等しかったかも。

まとめ
能力的には正直買いたくはならないが、周りの馬がグランブリッジ、ディクテオン、サヨノネイチヤとスタートがあまり早くない、むしろ遅い馬たちであり、枠的には結構恵まれた印象。楽に逃げれるかもしれないので押さえておいた方が良いのかもしれない。



3.ディクテオン(最後方、追い込み馬、捲りがち)


名古屋グランプリ
意味わからんレース。ノットゥルノ離し逃げ、キリンジポツン、ヒロイックテイルポツン。その後ろの集団の前の方にディクテオンという形。
前はそのまま残ってレースが終わった。ヒロイックテイルとディクテオンが全く同じ末脚を使っていたことを考えると、流れが遅く足が溜まりきっていて限界を出したが、物理的に無理な距離が離れていたと考えれば度外視可能ではある。

川崎記念
上位のセラフィックコール、ノットゥルノが不発で終わってしまったレースでディクテオンは追い込んだが届かず終了。なんとも言い難い。

まとめ
スタートが遅く後方からに今回もなると思うのでその時点で競馬の幅が狭い。いつものお決まり捲り競馬でどうなるか。展開嵌れば馬券内あってもっていう感じかな。直近の地方勝ちパターン的には4コーナーで先頭に立てたときに勝っているのとミトノオー、メイショウフンジンが毎回いるのが気になる。今回そんなに前がやり合うとは思えないので厳しいんじゃないかな。

4.サヨノネイチヤ(中団から後方)

大井記念競走
スタートそれなりに出て3番手のイン。直線で逃げ馬バーデンヴァイラーを捉えて勝利。

ブリリアントカップ
中団ぐらいからの競馬で直線はじりじり伸びて勝ち切った。3頭横並びの状態から伸びて勝ち切ったので根性がある?

まとめ
綺麗な馬柱の地方馬で3着以下を取ったことがなくそこを見せたことはない。差し馬でこの馬が1番伸びてくるっていうイメージは沸かないのでなんだかなぁ、、

5.ノットゥルノ(先行ときどき逃げ)


名古屋グランプリ
離し逃げでびっくりするぐらい前残り。展開に恵まれたんじゃないですかね。それにしてもえぐすぎる着差。

川崎記念
そこまで酷い競馬には見えなかったが、最終コーナー前あたりから置いていかれた。左回りで度外視はできそう。

佐賀記念
抜群の手応えで捲って、そのまま楽勝。斤量59kgとは思えない強さ。

東京大賞典
結構なスローペースで3番手なので割といいポジションであったが、バケモンのウシュバテソーロに差されてしまい、4着。まぁ弱いわけではないが、多少流れるくらいのペースの方が良いのかな?

まとめ
左回りやとやっぱり強いし、大井競馬場も相性がいい馬でまぁ買っとかないといけない馬って感じがする。逃げた前走が頭おかしいぐらい強かったから今回ももしかしたら逃げるかもしれない?

6.トランセンデンス(追い込み)


まぁこないでしょう。

7.セラフィックコール(中団かな?)


川崎記念
道中横を向きまくっていてよくわからなかったが、不発に終わってしまった。度外視できる。

ダイオライト記念
向正面あたりから追い始めて捲っていく競馬。スタミナ半端ねー。前が垂れたこともあるが強かった。強すぎた。スパイラルカーブでコーナーの入りが緩く捲りやすいのも合っていたのかも。

チャンピオンズカップ
中京で外を回していたため度外視でいいのかなと。

まとめ
能力は高そうだが、スタートは下手で二の足で中団ぐらいにつける形になりそうかなと。
あと気分良く追走できるかが鍵になってきそう。川崎記念は内で競馬して捲れなかったし、基本外から捲るのが勝ちパターン。
でも、ダイオライト記念が白砂であり、不良馬場だったとはいえ白砂がいけるとわかったことは大きいと思う。能力で圧勝まであるのでは?また大井はコースが大きいので合っていそう。

8.ウィルソンテソーロ(先行)


ドバイワールドカップ
後方からの競馬で直線でエンジンかかるのが遅かったのか、最後に伸びて4着。海外やしなんともいえず。参考外。これがテソーロオーナーを怒らせたと噂の騎乗ですか。

フェブラリーS
2番手からの競馬。前が競り合いまくる形で先行した馬は相当きついペースであったため度外視可能。
ペプチドナイルのようなハイペースへの適性はなさそう。

東京大賞典
超スローペースの逃げ。さすがに展開に恵まれた。ウシュバテソーロは強すぎてあとは道中の通過順通りの着順。評価できない2着。

チャンピオンズカップ
出遅れてインは切り込み、ロスなく回ってきた。直線では外に出すと素晴らしい脚で伸びてきた。インを通ったメイクアリープ、メイショウハリオも上位に来ており、インを取れたことは恵まれた。まぁ能力がないとできない伸び方ではあったと思うが。

まとめ
先行もできるし、差しもできる良い馬。先行した時は意外と脆い面がありそうな気がするので、差しの方が良いのでは?と思ってしまう。今回は川田が騎乗ということで先行しそうな予感。まぁ能力的にはそこそこありそうなので切ることはできないが、恵まれての好走ばかりなので重い印は打ちたくない。

9.マースインディ(最後方)


まぁないでしょう。

10.バーデンヴァイラー(先行)


大井記念競走
逃げたが、直線でサヨノネイチヤに差されてしまった。
神奈川記念
斤量60kgでとてもしんどかった。しかもスタートで内によれて、ぶつかる不利。度外視できる。

カノープスS
地方の映像ばっかり見てたから映像綺麗すぎてびっくり。3番手外側を通り後半は内側を走っていた。直線伸びが足りなかったが、斤量が周りの馬より若干重たかったのも地味に関係しているかも?そこまで評価は下げなくて良さそう。

まとめ
前走は+26であったが、そこまでゆるい感じがしなかったので、シンプルに馬がパワーアップした可能性を信じたい。今回は、外のヒロイックテイルが若干早いかな?ぐらいでヒロイックテイルより早ければスムーズに外目を先行できそう。
斤量で苦しむレースが多かったが今回はjpn1で斤量は同じで抑えてみたい。ワンチャンならあるのでは?

11.メイショウハリオ(後方)


チャンピオンズカップ
枠にも恵まれて内を追走できたのがデカかったと思う。ウィルソンテソーロに差されてしまっているところをみてもやはり若干衰えてきているのでは?

JBCクラシック
基本的に前有利だったぽいが、追走した位置より着順を少し上げていてまぁ悪くはないのかなという印象。それでも直線脚色が同じになってしまったのは気になるが、、、

まとめ
帝王賞を二連覇中の馬。どうなんだろうね、難しい。個人的には重たくなった大井では直線スタミナが持っていないように見えたからなあ、砂変わる前の大井ならバテなかったけど今の白砂では今回もバテて止まるんじゃないかな。

12.キングズソード(先行,中団)


かしわ記念
不良馬場で1600mはこの馬には合っていなかった。たぶんそれだけ。

フェブラリーS
後方でみらいくんの進路取りがよくわからなかった。それでもよく伸びてきていたと思う。負けて強し。

東京大賞典
超スローペース前残りで厳しかったのだと思う。
ウシュバテソーロは差し切ったが、さすがにずば抜けた能力はこの馬にはなかったのかな。

JBCクラシック
外目3番手追走。直線突き抜け。これがモレイラマジックですか。素晴らしい圧勝。

まとめ
JBCクラシックで見せたあの走りを忘れられない。
大井2000mはドンピシャの舞台である可能性
どうせネクロに高評価つけられて人気する😿って思ってたけど、今(6/2519時)も人気思ったよりしてる。でも外枠やし大井2000mなので買いたい!

13.ヒロイックテイル(先行)


名古屋グランプリ
前走2着ではあるが、若干の恵まれはあったのかなと思う。

厳しい気がする。

予想印☑️


◎キングズソード
やっぱりJBCの走りを期待。人気してるけど来ると思う。勝つ。
◯セラフィックコール
超強い。能力を出せれば圧勝まであるかもしれない。期待。
△2,5,8,10,11

オッズ次第にはなるが、キングズソードとセラフィックコールの馬連だけ買えば良さそう。
そのぐらいこの2頭が買いたくなった。他の馬はそこまで買いたくならなかった。
キングズソード→セラフィックコール→△の3連単も買おうかな。


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