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Youtuber必見!色々試してわかった、これが最強の照明!「照明は戦略だ!」

たかが照明。されど照明。
はい、”嫁がYoutuberで投資してたら詳しくなった”です。

カメラの記事が適当だったという指摘を受け、今回はもっとしっかりと記事を書きました。というより、目次の使い方含めこの簡単といわれるnoteですら、全然使いこなせていない横着を多分に反省し、勉強、改善。少しでも、読みやすくなったことを切に願いつつ。今回は照明の話を少々。

先に述べるが、この沼も果てしなく深いのである。

照明機材を使う理由

Youtuberの爆発的増加にともない、いろいろな動画を拝見させていただく機会が増えたが、「全体的に映像と動画の照明の質がマッチしていない」印象がある。
日中の撮影ならいざしらず、たとえば夜中で室内の映像では、どうしても天井の蛍光灯のみのビデオは、一昔前のホームビデオのような印象が拭えない。

そもそも天井からの照明だけでは、普通に過ごす分には問題ないが、動画撮影となると、単純に明るさが足りないのである。普段目にしているテレビ番組、バラエティもドラマも、そのフレームの外で尋常じゃない数の照明そして、照明サン達が必死で演者を照らしてくれているのである。自宅では照明サンは雇えないので、機材だけでもビシッと決めたい。

そこで、ライティングについて、少し勉強してみた。
ライティングとは被写体にただ光を当てる、明るく照らすということではなく、
演出上で様々な役者の内面を表現したり、シーンの雰囲気を表現したりする。

スクリーンショット 2020-01-12 14.01.59

(シネマ的。。そのまま)

すごくざっくりとしたまとめで、恐縮だが、例えばコメディとシネマティックなものでは当然ながら多いに表現が違ってくる。まずは自分(もしくはパートナー)のYoutubeジャンルを見極め、(勝手に)照明戦略をたてる事が重要だ。

照明の基礎知識

ライトの基礎知識としては、Ambient Light、Directional Light、Spot Light、、、とやりだすと沼すぎる。ので、一番基礎の三点照明ハードライトとソフトライトの違いについて書きたい。

三点照明

ポートレートの基礎知識編ででてくる三点照明、いわゆるスリーポイントライティングとは、「奥行き学」だと思っている。3点の照明を使うことで、被写体と背景との奥行きを調整する。

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1.キーライト

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キーライトはシーンの主光源。キーライトでムードが決定されるといわれており、方向、立体感と質感を表現する。同時に一番暗い影も作る。

明るさもつくる!?」

奥が深いですねぇ。ここがまさに表裏一体。で、その影を他の2点の照明で、どのようにうめるかで奥行きを作っていく。キーライトは普通、対象の斜め上30度から45度の配置が良いとされる。キーライトがカメラに近くなると、なんとなく想像つくと思うが、立体感と質感の効果が弱まる。

キーライトはたいていレンズよりやや高い位置におき、下方に影を投げる。キーライトが横へ移動するにつれて、対象に奥行きをだせる。このキーライトがソフトなライトにするか、ハードなライトにするかは次で述べる。このライトを使用する際の表現の特徴として、目立つのは鼻が落とす影だ。↓のイメージ。

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キーライトの簡単なポイントまとめ:

光源が大きいほうがよい
→光源については、ソフトかハードかを選ぶ
斜め30-45度の位置に置くのが良い
(で補足だが)自分の見せたい方の顔の側に置くとよいとされる
カメラよりやや高い位置におく

2. フィルライト

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こちらも設置場所は、レンズより上部キーライトの反対側に置く。フィルライトの目的は、近くの対象から反射して来る光を模倣することでコントラストをやわらげ、影の詳細を強調することだ。

やや難しいが、簡単に言えば、キーライトで出来た影を埋めたり調整したりする役割
がある。

よっぽど低コントラストの効果を出したい場合はキーライトとフィルライトを同じ強度にするが、フィルライトの方がキーライトより暗くソフトであることが一般的だ。あくまで、フィルライトはシーンでの補助光源となる。レフ板などでもOK。

フィルライトの簡単なポイントまとめ:

→自分の顔の残った影を埋めるイメージ
シネマティック表現では、フィルライトは抑えがち
レフ板でもOK


3.バックライト

バックライトは文字通り被写体を後ろから照らす。効果はそこまで他の2つに比べると大きくないが、シーンの中のオブジェクトの輪郭を際立たせ、背景から浮き上がらせることで奥行きを発生させる。バックライトはたいてい対象の後方、キーライトと対角の位置に設置し、カメラの方に向けて配置する。バックライトはまた、影を柔らかくし対象がいるサーフェスを明るくする。

バックライトの簡単なポイントまとめ:

キーライトの対角に置くのがよいと言われている。
輪郭を強調させる
→これは例えば、窓が後ろにあり、昼間であればそれでOKと思う
→これはハードライトでもOK

ハードライトとソフトライト

上記を意識しつつ、今度はハードライトとソフトライトを理解する。
こちらはさほど難しいことはなく、ハード(直射光)とソフト(拡散光)の違いだけである。こちらもやはり用途によって分ける。

スクリーンショット 2020-01-12 14.53.55

ハードがシネマティックで、ソフトが通常、バラエティ向きというのがよく分かると思う。

機材選び

さんざん薀蓄っぽくなってしまったのだが、まずは一番違いでるところ、費用対効果が高いところに投資しよう。要は、まずはキーライトさえあればOKだ!
(かなり強引だが)

キーライトはどの表現でも必要になってくる。あとは用途に応じて、フィルインだったりバックライトを追加する、もしくは自然光を利用するように仕向ける。

で、無難なキーライトに必要な要件をもろもろも他をリサーチしながら
まとめてみた。

・照明のトレンドはLEDパネル
・照明機材は重いし、カメラより高い位置にしたいので3脚必須
CRI表記が95以上のものにする
・ライトの色温度は(室内)3200K-5600K(太陽光に近い)の対応のものにする
→上記が調整できるものだと使いやすい
・白色、黄色色を調整できるものがあるが、白色のみで大抵OK
動作音が小さいものを選ぶべし(ファンの代わりにヒートシンクがついている)
・LEDライトだと球の数だけ影が無数にできるので、ソフトボックスが必須

他のかたがたのレビュー:中国メーカの台頭

で、照明の重要性を謳っているかたがたは当然たくさんおり、いろいろと一通りみてみることにした。たしかにコスパ、もちろん重要。リングライトしかり、コスパ目線の照明記事が多い。色々とみてみたら、照明機材は中国勢が強いようだ。

NEEWER
GODOX
LOMIA
UTEBIT
ARISEN
YOUNGMIO
・・・

それぞれ多くの方がレビューが既に存在するので、避けるが、非常にわかりやすいし、コスパも重要なのだが、なんかもっとこう、ぐっとくる照明が欲しいww

でも、ぐっと来る照明がほしい

ぐっと来るってなんだろう。無双感が欲しい。そこで、あらためて色々と最新機材でのリサーチを進めた。最新を求めて、本場の海外系のYoutuberから探すことにした。ミーハーなので、Peter Mckinnonn氏などをみてみる。この人のYoutubeめちゃくちゃかっこいい。

https://www.youtube.com/channel/UC3DkFux8Iv-aYnTRWzwaiBA

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そこで、APUTUREに出会ってしまった!これじゃないか!(お気づきだろうが、もはやこの時点で嫁Tuberはとうの昔に置き去りなのである。。。)

APUTURE 120 Mark iiについて

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もはやかっこよすぎませんか。これ。

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そんでもって!冷却もしっかり!

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調節も驚異の1-100%!!

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そんでもって、ライトドームもむちゃ本格的!

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APUTURE Light Storm COB 120d-II

以下はオフィシャルからの引用:
■特徴
光量を25%アップ:フレネルレンズを使用することで135,000ルクス(0.5m)というパワフルなライティングが可能。これはおおよそ1000Wのタングステン光に相当する明るさで、第1世代の120dよりも約25%明るく最高級スタジオライトと競合するスペックです。→明るさほぼプロ級

高品質なカラーフィデリティ:Aputure社では、CRI評価だけでTLCI(Television Lighting Consistency Index)も使用して、徹底した色品質テストを行っています。双方のテストにおいて、最高の色品質CRI96以上、TLCI97以上を得ています。→色品質文句なし

DMX512機能:業界標準通信プロトコルであるDMX機能を搭載しています。
驚異的に静かな冷却ファン:COB120d IIの電子式ファンは、最大出力で長時間連続発光しても18dB以上のノイズを発することはありません。→むちゃ静か

・無段階調光:100%から1%までシームレス調光可能です。
複合コントローラー、電源ユニット:オールインワン型パワーボックス1個で駆動することができます。ACアダプターを内蔵し、使い勝手が向上しました。
→調整力抜群

●COB 用ライトドームII
内部のシルバーコーティングに深型ドーム設計(深さ61cm)のライトドーム。独自のデュアルディフューザー設計で均一に光を拡散。付属する2枚の大サイズ88cmのディフューザーは、より柔らかくよりフラットにライティングします。2つの異なる厚さのフロントディフューザーを付属、さまざまな柔らかさ(1.5または2.5絞り)に制御できます。→ソフトライトなライトも自在のドーム!!ていうか、これまじでスタジオ級の大きさです笑。

つまり、さきほどあげた必要スペックをすべて満たすどころか、凌駕している、、笑、さらに、デザインがグッとくる。。。もはやこれしかない!

最後に


はい。結論は唐突に。

ここまで着いてきていただいたならば、わかっていただけると思うが、予算がどうこうといった野暮なことは言わない。

「低予算の照明なら〇〇」といったページが乱立しているので、
逆をいかせてください

「これ言っとくけど、メッチャ高いです!!けど。メッチャ、グッときます!」
というコンセプトでお届けします。まとめですが:

・自分のチャンネルのジャンルを見極め、照明を選ぼう
3つのライトを持つべし:キーライト、フィルライト、バックライト
・まずはキーライトから攻めるべし
・キーライトは極力大きな光源にすべし
・キーライトは極力大きくソフトに散らすこと。
・慣れてきたらフィルライト、バックライトにも挑戦しよう!
→その他は家にあるライトや、自然光を応用すべし

結局、照明って無数にあるし甲乙難しいんですが、実はほんのちょっとの工夫で劇的に絵を改善できるという意味ではコスパは高いんですね。で、何よりテクニカル要素が多くてとても面白いですね!

現在はこちらを使ってもらい、もちろん非常に満足しております。
(傘がでかすぎるというクレームはあるのですが、、)

クオリティについては、さきほどPeter Mckinnon氏のページを参照してもらえればと思います。ほぼ同じことが出来ます。とはいえ、まだまだ自分は素人なので、もう少しフィルインとか、バックとかも少し沼に自分からはまっていきたく思います。。

次回は音響沼へご招待。。

よろしければサポートお願いします!そっくりそのまま嫁のYoutube動画活動への活動資金とし、PDCAサイクルを速攻でまわしていきたく思います。今後とも何卒よろしくお願いします。