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5度目の妊娠と出血

妊娠

今回は、珍しく妊娠までに1年もかかってしまった。
3回ほどタイミングあれば自然妊娠できるところが我々夫婦の強みだったのだけれど。
わんぱく2歳児を育てながら妊活をするのがけっこう大変なのと、
いわゆる「ワンオペ育児」をするなかで、
(この場にもうひとり赤ちゃんがいるとなると……無理……!)
と思ってしまって、あんまり熱心に取り組めなかったのもあるかも。
生理が来るたびに「残念、赤ちゃんほしいな」と思うのに、
排卵期が近づくと気が重くなってくるという、本能に逆行した状態が続いた。
ホルモンバランスも安定せず、25日~50日で変動する周期。排卵検査薬も常に陽性ラインが出るので微妙な濃淡で判断せざるを得ず、タイミング取ろうと思っても見当違いの時期に注目していたり……かなり難航していた。
ただ、もともとは年の近いきょうだいを産んで早めに正社員になりたいと思っていたので、育休後は時短のパート職で仕事復帰していた私。
来年度の契約更新前に第2子の目途を立てたい……とこの春から本腰を入れ、シリンジも導入して頑張った。ピンポイントなタイミングを狙わず10日間ほど“乱れ打ち”して見事陽性反応を獲得。
ただ、タイミングをちゃんと計らなかったのでいつできたのかは分からなかった……。

胎囊確認

自宅で陽性が出たので、いざ、受診。
と、思ったら、これまでかかっていた産婦人科がなんと諸般の事情で予約のとれない状態になっていた。
仕方ないので、新たなクリニックを開拓。
4年前に調べた不育症検査結果を持参して初めてのクリニックにかかった。
すぐに代わりが見つかるのが、都会のよいところだ。
今回は例の「まだ胎囊が見えないか、子宮外妊娠か」をやらずに、1回目で胎囊確認できた。
5w1dとの予測だったので、薬の飲み始めも遅れなかったし大丈夫か、と思いきや。
「あれ、まだ飲み始めてないんですか?胎囊確認後からでいいって?そう………」
と、首をかしげる新・主治医。
えっ、飲み始め時期おそかった!?
まさかの出遅れ疑惑。
医師によって内服開始時期の指示が違うらしいことはネットで調べたときになんとなく分かっていたけど、そういえばメモも取っておらず、頭の中だけに内服スケジュールがあったので、どこかで間違えていた可能性も……。
『ずぼら大雑把なわたし』は普段そんなに嫌いじゃないけど、こういういい加減さで命を喪うの、阿呆すぎるな………。

出血

やや緊張しながら過ごすこと3日。
案の定というべきか、出血が始まった。
ただ去年の自然流産に比べれば、おりものに混じったような薄めの血。
これくらいなら大丈夫……すぐ止まりますように……と、
心持ち動作をゆっくりにしながら2日過ごした。

祈り、叶わず。
出血が始まって3日目。ぎゅうぎゅうと締め付けるような下腹部痛と共に、多めの鮮血。
受精卵が不完全で流産せざるを得ない状態なら、処置をしようがどうしようもないよな、とは頭では分かっていたのだけれど、いてもたってもいられないのが悲しき妊婦の性。
当日受診にて産婦人科にかかった。
その日のエコーではまだ胎嚢は確認できた。
でも、前回の受診から6日後にも関わらず、胎嚢サイズに変化がなかった。
推定5w6dにしてGS5.3mm。小さい。当然、心拍も未確認。
ダメなんだろうな……と絶望しつつ診察を受けたが、一応医師は「無駄です」とは言わず、「でも卵黄のリングはちゃんとありますね」という微妙なコメントとともに、止血剤とハリ止めの薬を処方してくれた。
(まあ、医療費とれるしね……この日の診察料は約7,000円。)

流産?

処方された薬を飲みながら、なるべく安静ぎみに過ごしてみたものの、
結局翌日も出血は止まらず、生理2~3日目の量が2日続いた。
塊も数回。胎嚢なのかどうかはよくわからなかった。
ぎゅうぎゅう、ギリギリとお腹も痛むため、ロキソニンで凌いだ。
正直我慢できるくらいの腹痛ではあったけれど、
子宮収縮してしまっているなぁと感じるのがつらくて、早めに飲んでしまった。

出血自体は、ちょうど1週間で止まった。
大量出血自体は3日間程度。
なんとなく………前回の流産より軽かったような……?
でも書いていて思い出したけど、ロキソニン使ってたから軽く感じただけかも……。
とにかくなんだか出血が終わってからも、お腹のチクチク感に胃部の不快感は残る。

もしかして妊娠継続しているのでは!?
そんな期待がムクムクと湧き上がってくる。
でも、次回の診察予約はまだ先。
ふと思い立って、家にまだ1本残っていた妊娠検査薬を使ってみると……………、

出ない。
正確には、1分くらい待ったらようやく薄っすら細々とした判定線が見えた。
初診前の検査ではサッと濃い判定線が出たのに。
hcgホルモンもすっかり減ってしまったのか。

未練

  • 成長していない胎囊

  • 塊を伴う大量出血が複数日

  • 下腹部の絞られるような痛み

  • 薄くなった判定線

これだけ揃ってるのにまだ諦められない自分がいる。
去年は「これはもう出たな」と早々に見切りをつけて、さっさと再受診して流産確定、止血剤ストップしていたんだけど、今回はグズグズと飲みきってしまった。
年齢的にも、もう流産してられない……。
何かの奇跡が起きて、生きてくれないかなぁ。
人生で4度目の流産になるけど(ほんと多いよね)、1番未練がある。

今日は診察。
でも書いてまとめていたら、やっぱり無理だろうという気持ちと向き合えてきた。

「心拍確認→停止」だった流産パターンから、「胎囊確認→排出」の新たな不育パターンに入ってしまった。
新しいクリニックに代えたことも良い機会にして、もう一回治療法を立て直そう。

あまり思い詰めて、可愛い息子に影響しても良くないので(デッドマザー・コンプレックスという言葉があるらしい)、ほどほどで頑張るつもり。

不育症、第2フェーズという感じ!負けないぞ。


24年7月、息子の寝顔を見ながら。