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コンサルってわかりにくいけど、使ってみたいとき

こんにちは。売り方イノベータのよくたろうです。

コンサルってわかりにくいですね。

実績をたくさん持っていて、すごい方は当然たくさんいますが、日本企業では使いこなせる人がすくない、という印象です。

以前の職場でこんなことがありました。

ある部署に配属され、状況をみると

■5年連続予算未達

■離職率が上がってきている

■不毛な予算会議

■やたらに製品が多く、製品間のつながりもない

■組織の一体感がない

■自分たちはダメな部署だ、と思い込んでいる

という状況でした。

こりゃひどい、ということで、上司に早急な改革提案を行ったのですが、上司は暗い顔。理由を聞くと、実は2年前にある大手のコンサルに依頼して、改革はすでに実行ベースになっていると。「あのコンサルはひどかった。コンサルなんてつかえないな」と。

コンサル依頼してこれ!?と驚き、当時のコンサル資料や経緯などを紐解いてみると以下のことがわかりました。


■トップダウンでコンサル依頼した
■プロジェクトとして体制は組んだが、トップ以外のプロジェクト側の意思決定者が不在
■現場はコンサルからのヒアリングを受けただけで、あとはコンサルからトップ側に提案をもらっただけ


いわば、「依頼する目的=トップが言ったから」「コンサルに頼めばなんかでてくるんでしょ?」というコンサル依存の思考になっていました。

実際、コンサル側も依頼主がこのスタンスだと、自分たちのノウハウで最適だと思うものを出すだけにとどまり、やっていても面白い案件ではなかったんではないでしょうか。(ただ、提案して頂いた案は、欧米手法に則って、体よく書き換えただけで、実際に当時の組織ではそれができるほどの組織力はなかったので、こちらの実力を見抜いて手を抜かれたなという印象でしたが)


結局のところ、「コンサルは使えない」という共通認識をつくるために、6ヶ月で5000万という大金を支払い、実行フェーズでも何も改善されていない状態になっていたのです。


ほどなくして、また別の部署に行ったとき、ここでは新規事業構築のミッションがあり、ノウハウがあまりにもないことから、自分からコンサル活用を提案し、あるコンサルタントに依頼しました。
私のコンサル活用の目的は、「新事業構築のノウハウとそもそものコンサル思考を盗む」こと。これが身につけば、会社内だけではなく、社内でも必要とされる人材になれる!とそうも思いました。


目的達成の為には、依頼したコンサルには、インタビューだけではなく、「コンサルとして仮説を出すところも私と一緒に検討すること」「出した仮説が我々として実行可能かを私と一緒に検討すること」をお願いし、本来はコンサルに任せる部分も一緒に考えたり、情報収集することにしました。


結果、コンサルの思考法がわかり、導いた仮説も実行可能なものとして組織内にも浸透でき、また継続して実行&見直しができる状態に持って行けたのです。

各組織でコンサルを活用するには、この、一緒に考える、行動が必要かと思います。

しかしながら、依頼主も多忙、伴走型のコンサルにすると費用が一気に高くなる、課題があります。
これを解決するのが、コンサルノウハウを体系立てて、依頼主だけで整理できる部分と、コンサルのビジネスの勘所を発揮する必要がある部分とを分けプログラム化したものです。これにより、依頼主は自分のペースに合わせて整理ができる、手の届く伴走コンサルが提供できる、そして何よりもプログラム化することでノウハウが社内に残る、ことが実現できるのです。

こんなコンサルプログラムを探してみてはいかがでしょうか

本日の20字まとめ

コンサルは体系立てて賢く活用

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