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手を使うこと
さいきん、手の小さなケガが続いた。
臨床のころはありえなかった。
仕事で人の身体そのものに触れる機会がなくなり
手先への意識が乏しくなっている気がする。
手の表面から、触れた部分やその辺りのことを感じ取ろうとする意識。
手を使いものをつくる現場でも
手先への意識はしっかりもって
ケガなく臨める方がいいに決まっているのだが。
今の問いは
手そのものを使うことと
道具を介して手を使うことには
どのようなちがいがあるのかということ。
同じ人の手なのに
つかう方法で
意識は変わるんだなという気づきの話。
手は、その人のことをたくさん語っているのかもしれない。