記憶の庭
ノートを始めたものの何を書いていいか迷ったまますぐ放置してしまう。
書きたい事は山のように有るはずなのに何から手を着けたらいいかわからない。
とりあえず今日の日記。
買い物帰りにちょっと足を伸ばしていつもと違う道を通ってみた。
図書館が駅前に移転する前はしょっちゅう歩いていたのに久しぶりのルート。
大好きなお庭のあった家は更地にされてからもう立派なお屋敷ができつつあった。
私の理想の庭。
大きなシダレザクラは年老いていたけれど春には沢山咲いた。
その後には真っ白なナニワイバラが満開になっていた。
冬の終わりはクリスマスローズがびっしり生えてた時も有る。
庭の奥にはサンルームがあって籐椅子がガラス越しに見えていた。
もう今は私の記憶にしかない幻の庭。